すべてのおすすめ
三丁目の彼は
四丁目の彼女を知らない

  こんなに
  想って、も

諦観を知らない彼女は
痛みをくりかえし
懲りずに
想うことをやめない

天も地も人も
味方をしない
一 ....
真夜に向かってどんどん
冷めてゆく ひとの体温
あつめて 作り上げた
ここは 四丁目のカフェ
四丁目のサンクチュアリ


入り口は木製のドア
古いふるい西洋の、
お城の廃材から 作っ ....
ご近所の
あまり繁盛はしていない
お花屋さん
三代目とか、で
商店街に下りる 区からの予算で
やっと 食べている……
って
三代目だから 役員をしていてね
お店を開いているだけで
暮 ....
変装して出かけようよ
鍵はかけないで大丈夫
平気よ みんな花火を観てる きれいに咲いてくれるから

ひみつ ないしょ
かいだことのない風の匂い

  ふざけあって笑い合う日もある ....
名付けなさい
君を縛る暗闇を
君を閉じ込める闇の正体を見極め
君自身が
名付けるのです

例えば
「コウモリ」
と名付けたら
君の闇からコウモリが
切りとられた影絵のように
現れ ....
もしも 君が
特定の海女とのベッドインを希望するのならば
目的の海女、その同僚の海女達にも絶対に狙いを打ち明けてはならない。
Because 言うまでもないことだが海女の仕事とは
「アワビが喰 ....
マリィ
いまはどうしているのか

二十歳になったおまえが変わった時は
さすがの俺もびっくりしたぜ

おまえはスロウなダンスが好きだったよな
赤いハイヒールがとても似合っていた

 ....
着いて翌日の朝は
マスタード色の
プラスチックのコップに注がれた
オレンジジュースで始まった
初めて見るプラスチック製のコップに
本物の生のオレンジジュース
九つになったばかりのこどもには ....
ポエジーは
朝の光りだ
目覚めれば
其処に在る
生活に在る
卓袱台にだ
靴を履いて
路傍の歌に
耳を澄ます
空を見上げ
今日を思い
店頭の魚の
記憶を辿り
海を目指し
陽が ....
胃が悪化してきつい朝
今後のことを考えるためにわかばに火をつけた
夫と言い合いになった日の深夜
冷蔵庫の前に這いつくばって
冷たい床に雑巾で輪を描いた
何度も何度も同じ輪郭を辿って
ただ一心不乱にひとつの輪を描いた

怖い顔で子供を見送ってしまった朝は
 ....
西日に首を傾げている
絃を爪弾きながら 全く
永遠の光芒の野は無邪気で
故に無伴奏から不在を学ばず
そのままです神さま 私は全く

手放した数多の心には
なみだを送り毛布を送り
子守唄 ....
月がようやく
煌めくような日々にこそ
誰しものひとつしかない夜空へ
静寂という名の平和を
本当に届けられるのか
アフォリズムを
唱えるみたいにして
時間が止まること
さえをも希望する
 ....
一匹の青むしが
道路を横断している
ゆっくりと
ゆっくりと
(小さな青虫だから)
這っていく

きっと
道路を渡りきってしまう前に
あの青むしは
車に轢かれてしまうだろう

そ ....
静寂の支配下で
絶叫したいひとが一人居るようです
壁に向かって
壁しかないから

蒼ざめた部屋
とても蒼ざめた
とてもとても蒼ざめた
ママ ちいさな
ことばで
優しさ一つ
ください
爆破された夜の屑が月の縁を滑っている
そこはどうぶつのように
けたたましく吠える滑走路
無限が限界突破するときのエネルギーを
絶対に忘れたくなくて日記をつける
取り込み忘れて風に揺れる洗濯物 ....
 
うさぎさんが おもちをつく夜

マンションのベランダで

団子を ぱくり ぱくり



 
空気も澄んだ冬の夜空には
四人の天使にまもられて
三つの卵がすやすやと
仲良く並んで眠っています
あなたも気づいて御覧なさい
この夜は宇宙でお星さま
いつかは降りて地球のこども
そうして ....
四季の最後の花野が
まぶしく閉じようとしている
たそがれが迫っている
そよぐ草の実も
褐色にこぼれ落ちてゆく
やがてみえなくなって

たそがれが迫っている
森では気の早い獣が
冬のね ....
夜空でフラミンゴが歌いながら
右足を差し出すとき
月影は大地をそっと染めながら
ガラパゴスウミガメは
まるで天球を月が
動く速さでゆったり
未来へと歩みを確かめる

  *

夢の ....
たぶんそれはちいさな歌のように咲いている花のこと うたへ
好きでたまらなかったけれど
努力をしませんでした

きみへ
好きでたまらなかったけれど
努力をしませんでした

ゆめへ
好きでたまらなかったけれど
努力をしませんでした
 ....
雨 いつのまにか
静かな吐息のように 
染まりはじめた黄葉から
ひとつ ふたつ しずく おち
{ルビ中空=なかぞら}はしっとりして
往くトンボたち
ゆるやかに すこし乱れて


   ....
       ー年を取るとはこういうことか7ー

若者よ ズボンをはくとき
ベッドに腰掛けなくても履けるか

家中の者が畳の上で生活していた頃から
立って履くのが常だった
布団の上で寝転 ....
……ことばを思い出すまでには回復した
荒涼とした無人の地に心が捉われ
そして 父さんのことを想っているような
いや、想っていないような

神さまのことなんてまったく脳裏には
それは赦されま ....
 
通販サイトのタイムセールを見るたび

欲しいものリストが増えていく

ぽっかり空いた穴は満ちやしないのに



 
りんご飴が縁日で命拾いを繰り返す
ちいさかったあの子の手のひらは
覚えているだろうか 君の{ルビ紅色=くれない}

{ルビ藍紺=らんじょう}をみあげていた無垢
{ルビ初夏=はつなつ}の薫風と ....
満天
潮騒

シチュー

助手席
タワー
うんこビル

そと
ふるさと
白熱電球

あした
光り

と、骨
乱太郎さんの自由詩おすすめリスト(7239)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
想い- もっぷ自由詩215-10-10
サンクチュアリ- もっぷ自由詩215-10-10
四丁目の花屋さん- もっぷ自由詩215-10-10
鍵はかけないで大丈夫- 北大路京 ...自由詩615-10-9
名付けなさい- Lucy自由詩24*15-10-7
あまのくどきかた- 北大路京 ...自由詩215-10-6
伝言- レタス自由詩315-10-4
異国の終焉- もっぷ自由詩515-10-2
あしたのひかり- もっぷ自由詩615-10-2
わかば- もっぷ自由詩415-10-2
磨くという行為- 夏美かを ...自由詩48*15-10-1
この世の窓辺で- もっぷ自由詩1115-9-30
_Why_human_repeat_war_again?- りゅうの ...自由詩12*15-9-30
【_青むし_】- 泡沫恋歌自由詩24*15-9-29
夜想曲- もっぷ自由詩715-9-29
ハグして- もっぷ自由詩415-9-29
lullaby- もっぷ自由詩415-9-29
アイスクリーム- ありか自由詩20*15-9-28
お月見- 殿上 童自由詩13*15-9-27
輝けるオリオンに寄せて- もっぷ自由詩215-9-25
たそがれ- もっぷ自由詩215-9-25
ちょうど動物園の夜空で- りゅうの ...自由詩18*15-9-24
永遠- もっぷ自由詩315-9-24
シチュー- もっぷ自由詩4*15-9-24
秋・湿傷- ただのみ ...自由詩13*15-9-23
物を両手には持たないで- イナエ自由詩21*15-9-22
たとえば九月、祝日、晴れの午後- もっぷ自由詩415-9-22
満ちない- 殿上 童自由詩17*15-9-21
いま君は(りんご飴)- もっぷ自由詩215-9-20
はるかなものたち- もっぷ自由詩215-9-19

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