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その夜の色の煙筒は
寒いからなのか白い
息を吐いていました
夜に
ため息がずっと続いています

何億光年前の光が
ゆっくりと流れて光の速さ
僕の上に留まっています

月は知る由もな ....
誕生日を祝う前に
あなたがどんな詩を書こうが
興味も無いんだと伝えたい

あなたがわたしに興味がないように
わたしもあなたに興味がないんだ

あなたの詩を確認するよりも
あなたの死を確 ....
流れにさからってのぼってゆく鮭の産卵のよ
うにうたうたうものは自らを束縛するすべて
のものに抗いうたうたう水の飛沫がとびちる
ようにうたのかけらはとびちりその濡れてふ
とった水を全身に浴びて鰓 ....
明るい陽が僕の顔刺した。痛いと悲鳴を上げる瞳
   の
   見える窓は僕と他人を繋げてる唯一のモノ
      か
      らは、楽しそうに遊ぶ子どもが見えます
            ....
「ともだち」とは
大切なかけがえのない存在。
「じぶん」を見つけてくれた
闇の中にいたあたしを 救ってくれた
たくさんの”ありがとう” 伝えたい。

利用するものじゃないよ
けんかばかり ....
3月
冬が力をしぼり 雨を雪に変えている
傘が折れるような風と一緒に

小指に乗るほどの車たちは
ワイパーをかしかし動かしながら
舌打ちをするように赤いライトがまばたき

雨雪の霧は左 ....
風の暖かくなった
空から鳥が落ちてきた
インフィオラータを知っているか
無数の花びらで地上に大きな絵を描くのだ
極楽鳥や孔雀は空から落ちてこない
カラスとハトの
いつのまにか 大雨だ

 ....
笑いながら
人と別れて
生垣に吐いた
犬みたいに土を
被せようとしたけど
そのとき夜が落っこちてきて
豚ぶるったロボットが相撲と土下座を間違えて不戦勝しちゃったから豚ほんと

ぶぶぶぶぶぶぶー

思わずだよ思わずだったからまさかの展開にすぐさまディレクターのセリフは

CMいれろCMは ....
晴れすぎた日の、透明な向日葵の光線
視界を焼くカーテンを抜けていくようだ
熱に揺らぐ交差点
人々はもう、記号にしか見えない
人々はもう、色にしか見えない
何を言ってももう、正しくはない

 ....
食べかけのスイカがもう
夏に生きる虫のように臭っている
庭に埋めなきゃ
そう思ってサンダルを履いたのだが
シャベルが見つからない
春先に何かの花を植えた時には確かにあったはずだ
ス ....
身に纏う雨が私を冷やしても私の身体は熱を発し
せめてこの身が朽ちる時には彼方の絵画を
全て灰に変えて生きよう
澄ました水を眺めるくらいのここは小さな部屋です。
灰色の砂が時折、いたずらに跳ねる水で濃いグレイになったり・・薄いグレイになったりします。
太陽が出たりすることも月が沈んだりするこ ....
となりで
しばふにねころんだひろこちゃんが
りょうてをそらにのばして
ぐー ぱー
をくりかえした
おいしそうなくもが
ながれている
わたしあのへんかなあ
せのたかいきの
てっぺん ....
クリーム色の日差しの下
ふたりは体を重ね合うの
永遠の淵には
白いノート

すべては飲まれてしまったの
もう何も残ってはいないの
白いノート
濡れてる

「わたしの心はもう売ってし ....
飛行機の夢を見た
滑空する
雲の上の翼
その下にたたずみながら
許されずに在る 自らの境涯を
針のように感じていた

そんな 夢だった
朝の空気は変らずにひんやりとしていて
世界中の ....
自分 東京にあこがれて来ました

自分 田舎の生まれです

自分 小学校はクラス5人ですが

自分 妙にナウいってのがマイブームです

自分 もっとのびのびしたいんだろうっ ....
気が引ける僕の手をひっぱって

闇の中に浮かぶ大きな四角い白は

両腕を箱と椅子に変え

僕の心をドルビーサウンドで

鳥肌のひとつひとつをひっぱってみたり

背筋の真ん中 ....
握っていた手のひらを開くと零れていくものがあったので
僕はどうやら何かを、どこかに忘れてしまっているらしい
記憶をひも状にして木の枝に引っ掛けて、登る
どうしてもたどり着けない


アゲハ ....
ああ、またここから、始まる

無意識にながれる所作に
ときどき
生まれる、感覚
蛇口をいきおいよくひねり
じょうろへと水を注ぐ
そんな、とき

朝が、
おとといよりも
昨日よりも ....
産毛のような時間が
どこまでも不完全な
このたましいを撫ぜている


それでもたましいは
長い間私が見向きもしなかった
いくつもの小さな愛たちを

その時々に抱えていたのだと
 ....
メリーゴーランドの輪の中に
入りたくて
足をばたばた
地団駄踏んで
泣き喚いてた
でも
メリーゴーランドは
側で見ていたほうが
ずっとずっと良かった
雨の中でカラスは
ボロフスキーの創った
偽物みたいに固まっていた


まるでそこから
世界が固まってしまうんじゃないかと
心配になるくらいに



その横顔は
静かな怒りと ....
右だったかな

左に行ったら

違ったかな

こっちだったかな

あっちに行ったら

空だったかな

マジかな

ウソパチだったら

ちょっぴー悲しいし

 ....
妻と二人で梅干を漬ける
台風が近づいている
空はまだ晴れているけれど
窓から入る風は生暖かく蒸し暑い
梅の実の良い匂いがする
水洗いした梅の実をタオルで一つ一つ拭き
ヘタを楊枝でほ ....
いっと にっと さんと ガロン

大きな甲羅 もった ガロン

よいしょ よいしょ 今日も ガロン



僕は今日鉛筆を手のひらに押し込んだ

芯が怖々 震えるんだ

まだ ....
君によじ登る時
記号化された明日を忘れたい

君をばら撒く時
密室でひんやりと眠ります

君を取り出す時
時計は5時を指して

君を揃える時
柔らかくなった土をひたすら掘る

 ....
てのひらに降らせたカラフルなキャンディの雨
気前よく景気よく弾けるクラッカーの紙テープ
そんなふうに

グリンピース
ぐらぐら沸き立つナベの中に
  グリンピース
放り込むのは何故この両 ....
{引用=冬の終わり、
時雨模様
描かれるいくつもの輪のなかで
消えてゆくだけの悲しみがあり
雪にはなれず
かすかな温かさにふれたなら、
降りつもることすらできなくて}


  一瞬だ ....
ほと・ほと・と、日溜り温く

昼下がり ・ ・ ・



白い雲など浮かんでおりぬ

ぼんやり空を仰いでる



こんな時間に空を見る

無かった時を取り戻し

弥生の ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ため息コロニー- ふく自由詩3*05-3-21
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陽採り- 完食自由詩11*05-3-18
ともだちへ- りんる自由詩405-3-18
3月、雨と傘と小さな冬- ふく自由詩1*05-3-18
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プルッタブ- ayu-m自由詩105-3-17
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遠泳- たもつ自由詩705-3-17
A_rain_coat- 自由詩3*05-3-17
a_spool- 自由詩7*05-3-16
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昼下がりの売買- チアーヌ自由詩105-3-15
飛行機の夢- 岡部淳太 ...自由詩5*05-3-15
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アゲハチョウの航路- 霜天自由詩205-3-12
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雨のカラス- 松本 涼自由詩5*05-3-10
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ガロン- ayu-m自由詩205-3-9
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グリンピース- 汐見ハル自由詩10*05-3-6
時雨模様- 嘉野千尋自由詩5*05-3-6
弥生- しらいし ...自由詩4*05-3-6

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