弥生
しらいし いちみ 

ほと・ほと・と、日溜り温く

昼下がり ・ ・ ・



白い雲など浮かんでおりぬ

ぼんやり空を仰いでる



こんな時間に空を見る

無かった時を取り戻し

弥生の空に思いを馳せる



少し冷たい風が 春へ々と

通り抜けて行く




幾許かの時を ・ ・ ・

弥生の空へと静かに

流されてみる



自由詩 弥生 Copyright しらいし いちみ  2005-03-06 16:40:27
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