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静かに
静かに
入れて
あたたかいプリン
スプーンを溶かすよ
落っこちる黒

たまんない
湿ってる
プリンの底
上から下を眺めて
もし落っこちたとき
やっぱりコンクリの上じゃなくて
芝生の方に落ちたいなあ
なんて考えてるうちは
無理なんだろうな
デパートは
大好き
熱帯魚売り場と
屋上が
あ ....
悲しい目をして、どうして僕を見つめるの?
僕ってそんなにカワイソウ?
ボクッテソンナニ・・・。
ねぇ、僕をまっすぐ見てください。
僕と目をそらさないで下さい。
僕は僕です。ここにいます。
 ....
アネモネの花 流れる小川に
足を浸して赤味差す小さな、ほのか
足先の揺れる水光り
長く尾を引く清流に
白竜の子 触れるという

ロング・ロング・ア・ゴー 昔話の
ロング・ロング・ア・ゴー ....
ここから先は人でないと渡れない
その橋を歩く
時は待っていて
ずっとおまえのために待っていて
待ちくたびれてさっさと行ってしまった
置き土産に
こんなに寒い冬を残して

ここから先の霜 ....
犬と合コンをした
わたしはちょうど
冷蔵庫の犬を食べ尽くしたところだった
新鮮な犬はいい
最初はお刺身にして
次はドリアにして
それからシチューにして
しばらくは楽しめる

右側から ....
喜びのうしろに
悲しみが
いる

涙のとなりに
微笑みが
いる

神様のつくった
小さな人間
つぶ

だまって青い空が
ある

だまって揺れる花が
ある
錆びついた思い出たちが
時を越えて目覚めだす。
ほこりにまみれた君の笑顔、
すべては遠い記憶のこと。
思い出さなくてもよかったのに、
思い出したくなかったのに・・・。
わざと雨の中に置き去 ....
娘が補助輪無しで
自転車に乗ることが出来るようになった
それは昨日のこと

最近左手がきかぬと
父がペットボトルの蓋を人に開けさせた
それは今朝のこと

僕は時のパズルと戯れながら ....
 「好き」をpressする
 無理やり押さえつける
 でないと今にも破裂しそうだから


 わざと人ごみを避けるようになった
 君に会いたくないから
 会いたいから
 会いたい気持 ....
「これを採るにはこうするんや」

口を大きく空に開けて
走り回っている
おとうと

おおきすぎるそれがちょっとこわい
私に
「これ、わたがしの味がするでぇ」

たくさんの
 ....
バレンタインチョコくれ
わけへだてなくくれ
バレンタインチョコくれ
ナンピトたりともくれ
せっかく4トントラックを手配したんだから荷台が満タンになるまでくれ
それまでバレンタインデーは終わら ....
買ってくださいとうつむき加減に
冷えた指先は白い花を思わせた
不幸を売り物にできる時代じゃない
他をあたれよと背を向けたとき
飛ばされた風に散らばる花片
見開かれたままの瞳は残像をとらえ
 ....
2月になりはしても 北方の冬は
大雪の屋根に腰掛けたまま
目を細めて今日も 微笑んでいる
南風の萌黄色のシフォンスカートを
夜明けごといたずらに ほつれさせながら

生まれた街では凍える ....
僕はとってもバカだから
君が泣くのも気づかない

だから僕は考えた
君の涙に鈴つけようと
そうしたら君が泣く度に
いくらなんでも気がつくと思ってね

僕はとってもバカだから
君が泣く ....
待って、待って
と言いながら 母はついてくる
最近 少しは 歩けるようになったみたい
けど、台所で お米 をとぐわたしにむかって倒れこんできた母は ふわ り として
枯れた 木 のにおいがした ....
やわらかく夜は
わたしと明日のあいだを流れてゆきます


あなたは
向かいあう見知らぬひと、や
すれちがうたいせつなひと、や
ほんの1ミリのすきまでとなりにいる
わたし、

ふい ....
じーちゃんは 耳が遠い
ばーちゃんは 歯がなくて発音が悪い

二人の会話は
何度も聞き直し
何度も言い直し
互いの顔を
くっつけるように近づいて
可愛らしくて
仲がいい

ばーち ....
ひとつの認識から始まる憂鬱
鶏が鳴く
もう朝である
月を背後に負った者は
木の幹の太さを計測して
空にまで届かない溜息を吐く
星の下につぶされた者は
動かない時計を見つめて
色のない繰 ....
「少女の名前」

ちょんちょんと
ケンケンを
庭石でしている
突然かがみこむと
名も知らぬ花に
手を伸ばす
摘みゆかれる花
かわいそうなお花さん
お花はきっと痛いから
摘まないよ ....
「なんだってきみはそんなに忙しいんだ!」

と久しぶりにあった君に問う

君はきょとんとして

「私、最近暇で暇でしょうがないんだけど...」

と言われてしまった

不覚 ....
窓辺のてーぶる
並んだふたつの影を朝日に落とす
じゃがいも・いちご
似ても似つかぬ後姿の影を背に
似た たましいの まなざしそろえ
窓の外に光のたまる
明るいほうへ   *

 

 ....
  青い森の中の小さなベンチ
  腰掛けたままの少年は
  もうずっと切りとられた空を眺めています
  かつて街角の公園だったその場所は
  今では小さな青い森
  時折少年の握り締めた手紙 ....
花は美しく
どんな世界をも完成させます
花は清く
失った物の美しさを
思わせるようです

花は明日枯れるので
一層美しくありたいのでしょうか
その
脅えるように開いたつぼみは
わた ....
あなたの子供は駈けていきました
あなたの急を知らせに
道の向こうの
そのまた向こうまで
私が知らない間に
他の多くの大人たちが
それぞれの世界の片隅で
何も変えられないでいる間に
あな ....
もぅ つかれちゃった

ぼくはなにもできないのに

みんな、きたいをかけてくるから

ごめんね おかあさん おとうさん


そう言い残して

四葉のクローバーは自殺して


 ....
どうして と云うた
鋭い眼差し あの人の冷たい声

どうして と云うた
私が 悪かったわけでは ない と

私は此処に居ただけ

どうして

あの人の鋭い眼差しは私を絡めて
あの ....
午後に揺れる はちみつ色の池が
   とろり とろり
  眠くて仕方ありません

医学的にホルモン・バランス
春の陽気を否めませんのよ




かすんだ景色を走るの 普通電車が
 ....
  雪が白く彩るために切なさは増すのか
  薄紫の雪原に伸びる影はただ一つだけ
  記憶の奥深くにあの憧憬を閉じ込めて
  氷の枝の先に探す冬の太陽は遠く遠く
  深く俯いて一月の短い午後 ....
そうして
僕らのこれまでの順路を
紙の上に書き出してみる
その上に雲なんか浮かべたりして
無駄に力を入れて笑ってみたり




過ぎ去ったあとで
自然に昔話ができれば
それはそれ ....
ベンジャミンさんの自由詩おすすめリスト(1070)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あたたかいプリン- チアーヌ自由詩605-2-11
午後のデパート- チアーヌ自由詩705-2-11
大丈夫- 天使自由詩105-2-10
水辺の、ほのか- 千月 話 ...自由詩8*05-2-9
冬に見る夢- 岡部淳太 ...自由詩5*05-2-9
黒犬のドリア- チアーヌ自由詩405-2-8
涙のとなりに- 春日野佐 ...自由詩4*05-2-7
心深切な- 天使自由詩3*05-2-6
毎日- たもつ自由詩1805-2-5
patience- くるす自由詩1*05-2-4
わたがしが降る日に- 月山一天自由詩12*05-2-4
バレンタインいやー- マスイジ ...自由詩3*05-2-4
雪花- 一筆自由詩13*05-2-4
青灰の夕暮れ- たちばな ...自由詩9*05-2-4
バカだから- くしゃみ自由詩7*05-2-4
からすとゆき- 吉原 麻自由詩4*05-2-3
やわらかく夜は- 望月 ゆ ...自由詩23*05-2-3
なかよし- さち自由詩25*05-2-2
遠い旅- 岡部淳太 ...自由詩6*05-2-2
少女の名前- 梼瀬チカ自由詩9*05-2-2
不覚だ- 月山一天自由詩3*05-2-1
早朝の青空に消ゆ_みすずノ星の_澄んだ瞳に見守られ・・・- 服部 剛自由詩12*05-2-1
青い森の少年- 嘉野千尋自由詩7*05-1-31
心を保つ花- 月山一天自由詩8*05-1-31
駈けていった- 岡部淳太 ...自由詩12*05-1-30
クローバー- くしゃみ自由詩11*05-1-30
どうして- シギ自由詩1*05-1-30
うたた寝_うらら- 千月 話 ...自由詩9*05-1-30
雪原の墓標- 嘉野千尋自由詩4*05-1-30
通り雨が過ぎても- 霜天自由詩1505-1-30

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