すべてのおすすめ
 ヘッドフォンはあたしを救ってくれない
 次第に締め付けられる頭
 バロメーター
 あてにならない
 不可能に蛍光ペン
 それから
 食卓

 世迷言 垂れ流す 毎日
 途切れない  ....
陽が落ちる
葉が落ちる
その中に埋もれて
誰かの手が落ちている
手首から先を見事に切り離されて
隠れるように静かに余生を送っている
枯れた手の来歴は誰も知らない
気ままな散歩の途中で見つ ....
神様、私貴方がいてくれて本当にうれしい
私の可能性は自分だけでは見いだす事が出来ず
私の限界は手に触れる程近くにある
私の思考には制限があり、明日の事すら予期できず
通り過ぎて来た過去にすら捕 ....
そうなんだ
存在自体が嘘みたいな
存在自体が奇跡のような
存在自体が夢のような
そんな人が好き
そんな人ばっかり気になる
私の見えないところでどうやって生きているのか
私の見えないところ ....
セーターの首をつまみます
えりが首を小さく噛むためかゆいのです
ふわふわの小さな猫をつまむ指

もう悪さはするんじゃないよと離します
たくさんの紙片が撒かれて散って落ちてきます
これは誰かのカーテンコールなんでしょうか

私はそれを静かな病院の採血待合室、
大きな等身大以上のガラスから見ていました

降り積もる紙片
溶 ....
この前
青白い顔をして
「死にたい」
と言う客が
いましたので

僕は宮沢賢治にならって
「怖がらなくてもいい」
と言ったところ
「私はそんな事を聞きに
 きたんじゃない」と
ぷ ....
どこにでもある
暗く深い裂け目

ふと街を歩いているときに
入り込んでしまった細い路地
何回往復しても
出られない

ああ、裂け目だ

しゃがみこんで
目をつぶる
目をつぶって ....
さしこむ月明かりに
浮かび上がる
窓枠におかれた青白い手
古びたホログラムのような
その手の
輪郭が、ぶれ
はしる、ノイズ
握られたナイフの
かるい重み

ナイフは澄んだ鏡
凪い ....
その頃
ぼくらといえば
美しい霜のうえを
自転車で完璧な曲線を
描きながら
ふるえる独奏者としての
ふるえるりんごの夕陽のことばを
所有してました
複雑なぼくらのようなわたしたちの
 ....
まりこから
またメールが来た

まりこはバカだから
「こんにちは」を「こんにちわ」と書く

まりこはバカだから
「一応」を「いちよう」と書く

まりこはバカだから
おれの名前の漢字 ....
みてて あきないのよ その笑顔
だからか なぜだか わからないけど
風になって あなたの側にいたい
きっとあなたは気づかないけど
それでいい それがいい あなたの側にいられれば
 ....
何度も何度も触れてくるのに
けして苦しくなることのない
数え切れぬ手 ふたつの手
近づき 重なり
離れゆく手
離れ 離れて
響きわたる手


さくさくと向かい風
にじむ ....
つめたい風に消えていった君の姿。
君へと叫んだ僕の声は、風に消えて・・・。

今はココにいない君の笑顔を思い出し、
ふっと笑って見せるけど、思うように笑えなくて・・・
あぁ。君への想い届けた ....
今日も行くわよドラッグストア!
新製品が目白押し
入り口近くでドリンク剤が
横目で誘惑してくるよ
エステティックはT○C!
そうは言ってもエステは高い
ローン組んだらつぶれたなんて
よく ....
何故にあたしはあなたを愛し
何故にあなたはあたしを愛すか

戦場の地の匂いも知らぬ
戦場の血の臭いも知らぬ
君はクツクツと笑いながら あたしに花を差し出した

あの時の空 あたしには忘れ ....
歯車になってグルグル回る 休みなく回る
僕だけ止まるわけにはいかないよ 壊れてしまう
カラダは動いてるんだし そこに立ち尽くす意味はあるのか

錆びついて駄目なとき お腹が減ったとき
遠い昔 ....
ほんの
わたしがあなたを好いている
っていうことを
他の誰かとおんなじような言葉に変換したくないせいで
いろいろと言葉をいじくってるのです

つまりは
わたしがあなたを好 ....
 少女は少年に手紙を出した。
 少女はポストの中に手紙を入れた。

 手違いで海を渡った手紙は、雨の湿気の清潔な部分を少しづつ、選別しながら含みはじめた。
 シベリアの炭鉱は、その手紙を炭の中 ....
錆びた両手で 砂をすくう
そんな行為を繰り返すうち
僕は生きることも死ぬことも忘れ
ただ こうして 此処、という場所にいる


世の中には 神様があふれかえっていた
それぞれを信仰す ....
黒い闇のふちを歩いていた
ぬかるみが 靴を巻き込み
わたしを 裸足にした

岸の向こうでは 手招きをする遊女がいて
ゆらり ゆらり と闇に浮かぶ鮮やかな色が
爪先に 針を落とした

ふ ....
ところであなたは
どちらにお住まいですか

たずねると
その人は、
ビー玉沿線ですよ。
とだけ言って
ころころ笑った
笑いながら
ころころすれ違って
ふり返ったときには
もう
 ....
フランケンシュタインの怪物を俺は覚えている。
俺は子どもの時から頭が冴えていて、
誰よりも記憶力がよかった。
だから俺は超難関の試験をいくつもクリアし、
極秘の指令を受けて宇宙に飛び立つ人間と ....
ダイアリーの中に消えた 少年の影を見る
彼は 泣いていたのだっけ? 怒っていたのだっけ?

         ・

   暑い日の蝉の鳴き声を覚えている
   迫りくる
   2拍子4拍 ....
「いじめられるあんたにもなんか問題があるんじゃないの?」
と母が言う
ので
これからは
学校の帰り道だけで
泣こうと思う

みんなに
嫌われてしまうのと言うと
となりのクラスの尚子は ....
今日は
情熱的で親密な恋の話を
させてください

私が彼に愛されたのは
彼の目が誰よりも先に
わたしを見つけた
高校1年の時
初めて使う
リップグロスの事も
少しだけ切った
 ....
始発駅が真っ直ぐになっている
僕らはここから始まって
ここで終わる
発車のベルがいつまでも鳴らないので
自分で押しに行くと、扉は閉まって
置き去りになる
少し笑いで僕は歩き出す


 ....
見上げると まだ町は見えていた

大人になりはじめてからだ
町が浮きだしたのは
雑音が多かったから
目で追いながらも見送った

町のなくなった地面は
立ち止まると足が沈む
人は 町の ....
今日もわたしの手足は冷たい
だからお風呂に入ります
するとわたしの肌は乾燥して
ぴきぴきとひび割れを起こす
だからクリームを塗ります
そして靴下を履いて
布団に入ります
布団は布団乾燥機 ....
どうせなら
きれいな公衆便所に入りたいでしょう?
みんなが使っているのに違いないのに
いつもきれいで
新しいペーパーが補充されていて
いい匂いがする
そんな公衆便所に入りたいでしょう?
 ....
ベンジャミンさんの自由詩おすすめリスト(1070)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ファミリアル- 細川ゆか ...自由詩205-1-30
落手落葉- 岡部淳太 ...自由詩4*05-1-29
神様、私貴方がいてくれて本当にうれしい- 月山一天自由詩7*05-1-29
もっといいことしたい- 吉原 麻自由詩205-1-27
白いふわ猫- ふく自由詩3*05-1-27
紙片- ふく自由詩4*05-1-27
貴方はどんな言葉が聞きたかったんだ- 煙と工場自由詩805-1-27
どこにでもある- チアーヌ自由詩405-1-26
ノイズ- ワタナベ自由詩15+*05-1-26
うた- 青色銀河 ...自由詩905-1-25
まりこ- 大覚アキ ...自由詩305-1-24
-Be_the_Wind-- 自由詩3*05-1-23
子守唄- 木立 悟自由詩605-1-23
君の笑顔を思い出し- 天使自由詩2*05-1-23
ドラッグストア!- チアーヌ自由詩16*05-1-23
手紙_書かれた_七文字_だけ- シギ自由詩1*05-1-23
久遠の紙片- 成澤 和 ...自由詩405-1-23
訳す- ________自由詩4*05-1-23
かすかな声に、いつも耳を傾ける- ういち自由詩8*05-1-23
僕は意識的に失おう- あかり自由詩8*05-1-23
黒点に接ぐエニス- 佐久間  ...自由詩6*05-1-23
ビー玉沿線- 望月 ゆ ...自由詩14*05-1-22
(1960—1993)- 佐々宝砂自由詩6+05-1-22
アニー_my_ラブ- 佐久間  ...自由詩3*05-1-22
ゴキブリ- 月山一天自由詩6*05-1-21
情熱的で親密な恋の話- 月山一天自由詩4*05-1-19
レイルロード- 霜天自由詩705-1-18
見送り- りょう自由詩2*05-1-17
ありふれた日常- チアーヌ自由詩13*05-1-17
公衆便所- チアーヌ自由詩605-1-17

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