すべてのおすすめ
池にほうりこんだ鏡みたいにキラキラ
お昼休みの太陽
君の髪もキラキラ

手前からとればいいのに
わざと後列から取るパンには
迷う手が示すように少しの罪悪感が見えるね

缶コーヒーのプル ....
今夜は神日和{ルビ=カンピューリゥ}
神日和{ルビ=カンピューリゥ}は物忌み
神日和{ルビ=カンピューリゥ}の夜は家の外へ出てはいけない
村の年寄りは若者に諭した

けれど若者は
十三日の ....
薄暗い放課後の理科実験室で
やさしさの裏側を顕微鏡で覗いている
数名の男子が抱く女子への幻想があるかもしれなくて
もしくはどこか悲観的に
いくばくもない生命のおわりが映るような気もして
 ....
いつまでも たたえることなく ともだちでいよう

手動で電気をおこして蓄電できるタイプのラジオって
頼りにしすぎると心臓に悪い
今日の日はさようなら またあう日までを歌っていた
ラジ ....
夏休み前の教室で
ぼんやり先生の授業を聞いていた

教室の窓の外では
アブラゼミがうるさいくらいに鳴いていて
授業に集中できない僕の頭の中を
これでもかというほど占領していた

ジージ ....
海が
最後の一滴が
空を映した自在の青が
私は

消えるのをみた

ささくれた
広い砂漠だ
私は
確かに思う
そうか
私の心は
こんなにも
砂漠だったのだ
それを
満 ....
パラパラ
パラと
中途半端に雨が降る

傘を持って行こうか躊躇する
空は薄曇り
天気予報も曇

曖昧なことが
日常には多すぎる

学校では
正解がある問題ばかり
教えられてき ....
輪ゴムを弄んでいたら
ぱちんッと弾けて切れた

がまんして がまんして
耐え切れなくなって
もうやめたッ

自分だけの ひとりよがりを抱え込んで
苛むのは やめにした

閉じていた ....
よるにむかって、
てを、
のばしてみた。

誰かが迎えに来そうで、
怖い。
誰もいないことを確認して、
恐怖がつのる。

よるのくうきが、
わたしを、
引き裂きにやってくる。
 ....
グラスの中で
水平を保つ
still water
水平であるということは
しかし
地球の曲線の一部でもある
その先の
水平線に沈みこむ間際
昨日と今日の隔たりが
グラスの中で出会いそ ....
幻影に怯え現実に目をつむる
そんな大人になってしまいました
あたしは{ルビ二十歳=はたち}を過ぎたモラトリアム

あんなに幸せを感じた日々もあったのに
持続できないあたしは罪人のよう ....
抱えきれないほどに大きくなりたかった


青々としたたくさんの細長い波が視界を埋め尽くし
何処まで続いてるのかなんて見当も付かない
涼しい風が吹く頃には黄色く重い稲穂が頭を垂れ
やがて精米 ....
ひ〜とりぼっちの世界には♪

悲しみもなにもないから〜

自由にこの世界を見下すことが

出来るんだ〜♪

友達いらない家族もいらない

恋人もいらない他人もいらない

何にも ....
親愛なる午後

ふぅっとため息をついた午後のダージリン
一滴の琥珀色をした涙が落ちてさざめくように金色スプラッシュ

真夜中の電話

名前も知らない誰かの声に懐かしさを重ねて灯す ....
庭先に止まったアゲハチョウの羽には
感情の全てが閉じ込められている

そのざらざらとした声色が気持ちよくて
いつまでも肌をなぞっていてほしかった
淡い空にうろこ雲がほわりと浮かび
右目の向 ....
目をつぶって、崩れる
その暗い暗い そこに

不規則な時計の針の音がして
落ち着かない夜
いつまでも一定になる事の無い、秒針

 カチ カチ カチカチカチ
カチ カチカチ  ....
胡蝶蘭に憧れたタンポポは
花びらが日焼けしないように気をつけたり
たくさんの葉はいらないと減らしてみたり
そうして思いきりパァと咲いてみたら
やっぱりタンポポでガックリした

せめて高い位 ....
コンクリートの舗道から
唐突にはみ出してしまった
名も知らぬ草

引き千切られても
踏みにじられても
へらへらと風に揺れている

雑草になりたい

生えることだけを
考えたい
 ....
ある日突然
子どもたちは先祖がえりをした
背は小さく
言葉を失い
歌うこと
踊ることだけになり

海へ列を作りゆこう
歌い
踊りながらゆこう
砂浜で広がり
ねころぶ子どもたちそれ ....
僕たちは行進する
雨と雨と雨の合間を
かなしみの残る青空に
バシュポン
圧縮した空気は開放され
白い弾丸は
砲の初速を逃れた彼方で
小さな羽を広げる

あの
遥か積乱雲と日輪草の
 ....
長めのタバコに
黒ずんだジッポー
傷だらけの革財布
着信のないケータイ

愛想の化粧を施し
常識の服を着て
社会の砂漠を渡る

それが私

記憶の中の地図を広げて
迷いの嵐に巻 ....
わたしの、隙だらけの皮膚を突き抜けて
メタセコイアが生えている
臓器はいつしか記憶を失くし
葉脈を血液だけがめぐりつづけいる



あまりにむごい手つきで
世界が わたしを愛してや ....
僕は迷わず選んでいこう
来るはずの明日の為に

*

何をしたらよいのだろうと戸惑ったまま流れていく
海に向かって

揺れ落ちて溶け行く陽を
君とふたりで見ていたのは

**
 ....
暑さにうなだれている名も知らない花は
剥がれかけたマニキュアと同じ色をしていた

使われているひとつひとつの配色が
くっきりとしたものばかりなのは何故だろう
まぜこぜしないのがこの季節で
 ....
おおきいひとと ちいさいひとと

こっちの部屋に集まって

大騒ぎで追いかけっこしている



あっちの部屋の

ちいさくなったおおきいひとが

熱心に見ている

かたつむ ....
かたく凍った夢を砕いて
画用紙に宇宙を描いて暴れだす
果てのない星々の海は瞬き、
チビけた鉛筆が一本
煌く銀河を縦横無断に奔る


つめたく凍った言葉を融かして
原稿用紙に文字を紡いで ....
キラキラしない雫が
後頭部の歪な曲線を
未練がましく伝い落ちて
塩辛い影を作っている

無頼な陽射しと
馴れ馴れしい湿気に
言い返す言葉もなく
帰り道の上をボトボト歩く

いく ....
十四歳
青空のすぐ裏側に閃光する星の声があった
焦がされた満ち足りぬ想いが小さな明かりに導かれて
私の体に落ちてくる
いや星は螺旋の雲の道をつづら折り
それはもう銀河から放たれた存在なのに
 ....
目覚まし時計より早く起きた朝
君は台所で食器を洗っている
テーブルの上にはトーストとサラダ
シーザードレッシングとマーマレード

カーテンの隙間から太陽が呼んでいる
零れ落ちる光の粒をすく ....
泣いた。小さなサリナは口足らず

言葉足りないと
ねぇ、何も伝わらないね


そう言って流す涙
君の全てを物語っている様に感じた

僕は君の全部を知ってるよ


意地っ ....
ベンジャミンさんの自由詩おすすめリスト(1070)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
重ならない午後- 朧月自由詩610-4-28
神日和の十三夜- 楽恵自由詩17*10-4-24
やさしさの裏側- かんな自由詩21*10-4-23
ひとめ_あなたに- るるりら自由詩10*09-11-17
夏の魔法- 未有花自由詩23*09-7-15
うみのおわり- umineko自由詩20*09-7-14
中途ハンパに雨が降る- kauz ...自由詩9*09-7-14
もう戻れない- within自由詩5*09-7-12
さんそ- ジャイコ自由詩6*09-7-11
stillwater- rabbitfighte ...自由詩1009-7-9
二十歳を過ぎたモラトリアム- 百瀬朝子自由詩7*09-7-7
回帰する海- あ。自由詩9*09-7-7
ひとりぼっち行進曲- こめ自由詩6*09-7-5
=Dear_Afternoon=- 自由詩209-7-5
アゲハチョウの夢- あ。自由詩11*09-7-4
不規則銀河- ふく自由詩409-7-4
タンポポ- 未完自由詩7*09-7-3
生える- nonya自由詩6*09-7-3
- ふるる自由詩9*09-7-2
鳩砲- 佐野権太自由詩27*09-7-2
愛鍵- みっきゅ ...自由詩109-7-1
未完の、ソネット_「隠家(あじと)」- 望月 ゆ ...自由詩8*09-7-1
僕は迷わず選んでいこう- kauz ...自由詩7*09-6-29
ある日の夏、水の爆発- あ。自由詩18*09-6-28
かたつむり- ポッケ自由詩5*09-6-28
チビけた鉛筆の唄_★- atsuchan69自由詩29*09-6-27
真夏日- nonya自由詩10*09-6-27
「星誕」(せいたん)- 月乃助自由詩3*09-6-26
ピクニック- 1486 106自由詩4*09-6-25
小さな小さな女の子- 蓮沼 栞自由詩509-6-24

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