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浅すぎて溺れられないソーダ水
溶けてゆく足元に夢 匂う飴
別れぎわ 裸足になって踏む花火
電気ポットの内側に、「ここまで」という表記があり、いつもそのずっと手前までしか水を入れられない。なぜきちんと水を満たさないのか、と言いながら、夫がコップから水を注ぎ、ぴたりと「ここまで」に合わせて .... せまい街の隙間を歩き
気持とはなれたまま生活をする
花を摘み
名を刻み
いくつか忘れながら

君が
こともなげに「過去」と言う
そのなかでまだ生きている
春はみじかくて、すぐ終わってしまう。恋人の背に物語が咲いて育っている。知らないまちの空はどことなく高くて、咲きはじめたばら、パンの匂い、錆、信号機、そういうものに救いを求める。
あたらしい部屋は ....
あかるい暗やみを
猫がふうふう歩いている。
うすべったい陰を
引き摺るようにして
草むらを
すこし割りながら

白だったり
黒だったり
する猫の、
どこからみても
おなじふう ....
いったいこの夜の誰が
朝をつれてこられるだろう
あんなに熱い背中をして
泳ぐみたいに生きたのに

6月のくまみたいに不機嫌になって
木の実や空洞をぱりぱりかじりながら
いくらでも理不 ....
わたしは
あなたに入力しながら
力強いアデルを聞いている
むかし
わたしが女の子だったころ
失われた世界は
すこしずれたところで笑いつづけており
それはあらゆる角度から夢を刺すので
 ....
鳴り

日に日にさわがしくなり
絵の具 は
混ぜあわされて
ひろがり あわだち にぶい 灰色

角がふえ
つづける 図形の
直角を 削り 飾り
とにかく広場はいっぱい
 ....
 孔雀が羽根をふるように着飾る女あるいは男。よなよな磨いたことばが立ち上がった拍子に手からこぼれて、そのまま坂道を転がりおちていくのを見ていた。ちょっとおもしろいふうな気持で。それはまるくとがって .... ゆめで会いにくるくまたちがほんとに好き
ないものをもっていて
あるものは置いてくるから

蝶蝶りるりる鳴いて、
ここはまだゆめなのだとおもったとき
わたしの足はまだらでした
嘘とほん ....
うすらさむい肌に
あなたがのったとき
わたしはまだ女ではなかった

寝返りの襞に言葉が沈み
朝陽に産毛が焼かれると

夥しい嘘が
たった一枚の真実に包まれて寝転がっていた
あかる ....
3時になったら起こしてねと言って寝室へきみは行った、それからだいたい三年が経ったように思う。
元旦、朝は曇っていたが東の方から掃くように雲は流れ、正午には空は真っ青な顔をして、気の早い蝋梅が ....
亀はよなか
光っていた

声が
それを
すべるように引き去ると
亀たちは安心して眠った

毎夜順番に ひかる亀たちを
うつしながら水は
さびしさも 涙も
持っていなかった ....
おわりかけ はその日
おわろうとして あさを迎えた

落ちるように陽がのぼり
空がみるみる青ざめて
いちょうが黄色い服を脱いでいる
生きているのは
不自然なことだ
卵もコンクリ ....
窓のうら側で夜が渋滞してる
過食症のねずみがカーペットに絡んで

おそろしいのは
そのすべて
海とか朝とかお皿とか
ありもしない思い出までが立ち上がって
わたしを抱こうとするそし ....
刃ものみたいに
とがった穴を
言葉たちがすり抜けるたび
けずれる
文字とも音ともつかない粉が
一杯になって
それはもうやわらか

刃だってだんだん鈍って
いまはやさしい熊ぐらいに ....
満月 あなたはひどく怒って
穴だらけの夜を叩いた
道路や橋は
眠ったふりをした
夜は
しゃがらんしゃがらん
叩かれるたびに
穴を埋めていく
みんな起きていた
あなたがかなしそうに怒っ ....
蟻の角はまだ あるのだろうか
遠吠えや 躓きや 読みかけの頁は
まだあるのだろうか

目をあけて見やる身辺に
ころころと付属する色色を
憎んだり愛したりもせず
ただそれと知って引きず ....
たぶんもうすぐあかりがきえる
世界中のあちこちで いや 世界中で
ひつじはもう眠っている
きりんもとうに休んでいる
あかりがきえる
あかりは消される

祈ると祈らざるに関わらず
あ ....
はみだして 行き場のない ことばたちが
過去へかえっていく
そうだった
あなたに 出会うよりもまえから
あなたのことを 好きでした
みつめあうよりも
ずうっとまえから
わたしのどこか ....
なぜうつむくの
笑いながら
一日ぶんのいとしさは胸へ仕舞われて
綴じるばかりで待っている

幸福のさなかで
なぜうつむくの
言葉にしなければわからないのに
言葉にしたら終わってしま ....
ひとつも
うまく言えない気持のする
2月
ぼうと立ったまま

こころのなかで
頁を繰って
見つけます
いとしいかわいいやつら

あなたはもうあなたになりましたか
森の手前でと ....
だんだんと
忘れたように
白くなる手足をして
朝 晩 かまわず
ひとを待つのは

あさましいことと思いながら
紙のような心に
置いた石ひとつ
どうにも平べったくて
転がることも ....
朝で、
きみの床に光が当たっている。

しずかな街は
すこしずつ意味を手ばなして

もうすぐ、見られるようになる。
わたしたちの床にも
光の当たるところを、見られるようになる。
 ....
いつのまに窓があいたのだろう
生きものみたいに絡まった衣服を
わたしのものと、
あなたのものに
分けるときにはじめて
からだが千切れるように感じました
なめらかな時間のなかを
女がひとり
黙っている
場ちがいな寒さをたえながら
来るはずのない返事を望んでいる

皮のない果物のように
傷みやすい夢であった
はす向かいの煙草屋から2メートル借りて
となりに住む大学生から4メートル借りて
街頭募金を装って6メートル借りて
それでもたりなかったから交番へいって3メートル借りた
夜爆発して
住人が ....
あなたはそれから日記を書かなくなって、たぶん唇はかわいている。
テレビは消音のまま点けっぱなしになっているから、部屋のなかの光と音のバランスは悪い。視覚的な喧噪と、それを拒否する沈黙。でもカーテ ....
あなたの顔に
穴が一粒

紐を通してくれと
言うが

どれだけ手繰り寄せても
紐のはじまりが
やって来ない
ねむる人から
わずかに死がにおっている

うなじにくちびるをつけ
愛してやると
その背中に
にじむように命が動いている

ねむる人よ
安らかに
いまは死のふちをなぞっておいで
宣井龍人さんのはるなさんおすすめリスト(33)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花火- はるな川柳323-7-4
メモ- はるな散文(批評 ...723-7-3
過去- はるな自由詩522-4-21
メモ- はるな散文(批評 ...5*22-4-18
あかるい- はるな自由詩820-12-9
6月のくま- はるな自由詩817-6-15
つづける- はるな自由詩117-4-28
広場- はるな自由詩217-2-22
部屋、または砂の花_あるいは孔雀じゃなかった鶏- はるな自由詩217-2-10
りるりる- はるな自由詩717-1-23
あかるい森- はるな自由詩817-1-7
凧、3時- はるな自由詩317-1-4
亀たち- はるな自由詩516-12-19
おわりかけ- はるな自由詩216-11-26
ほとんどすべての嘘- はるな自由詩316-11-12
粉ごな- はるな自由詩216-10-20
満月- はるな自由詩916-9-13
日々の粉- はるな自由詩616-9-6
たぶんもうすぐあかりが消える- はるな自由詩4+15-11-24
どこか- はるな自由詩415-8-13
抱擁のてまえ- はるな自由詩515-3-28
- はるな自由詩1315-2-4
石を置く- はるな自由詩915-1-13
- はるな自由詩915-1-5
生きもの- はるな自由詩914-9-11
- はるな自由詩614-8-28
- はるな自由詩1114-1-18
百年の鳥- はるな自由詩1113-12-6
- はるな自由詩5+12-11-24
ねむる人- はるな自由詩812-9-19

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