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濡れそぼつ手で
旋律を撫ぜるかのやうに
彼は私の
両の乳房に、そつと
指を這わせてゆき
それはあたかも
神聖な儀式であるかの如く
誰も目にすることのない
真つ暗な室内で
執り行 ....
そうして君は、と
切り出した言葉の奥で
俯いたままの昨日は
指をくわえて
泣き崩れていたりする
引き金を引いた僕と
受動態を貫いた君の
どちらが正しいのかさえ
僕には分からなくて ....
指先だけで、そっと
窓を開いてみる
隔てていた向こう側には
空の海があり
紙飛行機を飛ばす
誰宛てとかではなく
紙飛行機を飛ばす
そこに、意味なんてない
ここは海だろ ....
朝焼けに 彩り添える 歌でさえ 笑顔の先に 思い出せると
翳した手 傷は癒えぬと 繰り返し 欠乏の果て 声は枯れゆく
さざ波の 白々しくも 酸い音を 瀬に背に受けて 空 ....
先程
119番を押して
不調を訴えてみましたら
それでは
救急車は出せません、と
言われました
症状を
事細かに説明致しましたのに
あの対応者!
病人を助けようとする
気持ち ....
おつきさまの
うらから、とびでている
あんてなをねじまげて
ちきゅうのじゅうりょくから
にげだすじゅんび
えいせいきどうから
わくせいきどうへと、のりうつる
そのための
....
日だまりに溶けたがった
あの太陽は
たんぽぽの色をたたえながら
まだ空に
浮かんでいる
僕はといえば
その日だまりの中で
何にも考えず
ただ
眠っている
太陽が出 ....
街行く人たちの背中に
「半額」シールを貼っても
きっと
ほとんどの人は
誰にも買われやしない
買われるのは
外見が良い人
ばっかなんだろう
クラス全員の腰に
ライダ ....
使い古した深夜帯から
紫色の空気が、香る
気付かれないようそっと
あたしは息をする
古くなった声は
黄色く傷んで
吐き捨てられていく
あの日の家はどこなの
あの日の声はどこ ....
刹那、見えた声
耳障りな音なら
要らないのだけれど
息も出来ない
こんな場所で
一体、誰が発したのか
酸素、下さい
Oだけで良いんです
酸素、下さい ....
深く、深く
溶け合った酷い青
不協和音のアレに
無機質な喪失感
Dive to.
Dive to other.
あの日、失った感情は
何処へ消えたの
Dive ....
君を想えばね
ほら
軽く ティッシュ一箱
いや 決して
決してね
いかがわしくはないさ
君を想えば僕は
涙だけでね
ティッシュ一箱 なんだよ
いや う ....
石田 圭太さんの山中 烏流さんおすすめリスト
(12)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
自慰
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山中 烏 ...
自由詩
13*
07-7-13
無題
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山中 烏 ...
自由詩
8*
07-7-13
創書日和「窓」__そらうみ
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山中 烏 ...
自由詩
32*
07-6-22
あいうえお短歌
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山中 烏 ...
短歌
9*
07-4-29
多分、119
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山中 烏 ...
自由詩
5*
07-4-28
うちゅーゆーえい
-
山中 烏 ...
自由詩
5*
07-4-21
日だまりテレパシー
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山中 烏 ...
自由詩
5*
07-4-11
かわれる
-
山中 烏 ...
自由詩
8*
07-3-19
追憶
-
山中 烏 ...
自由詩
5*
07-3-14
燃焼原理
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山中 烏 ...
自由詩
1*
07-3-8
Dive_to.
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山中 烏 ...
自由詩
2*
07-3-7
ティッシュ使用法
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山中 烏 ...
自由詩
5*
07-2-10
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