すべてのおすすめ
空にはたくさんの色があった
傾いたその縁に支えられたのはいつだっけ
鉄塔が突き刺さった夕日
思い出せないほど前から続く
そんな夕暮れ


帰ろう
が口癖だった頃
いつも隣のあの人が
 ....
「 メカが きかいきかいしてる 」
って言うので
振り向いてみたら
君は
とても
くうちゅうを歩いていたね
( 算数では解けない質問です)
( もちろん、算数では解けない質問ですよ )
 ....
階段の 途中、
上から5段目あたりに
背筋をのばして座っていると
傘を忘れてしまったことなど
どうでもいい
と、いった気分だった


昨日洗ったスニーカーは
乾いただろうか


 ....
ほっぽっておいた
あしたのこととか
あなたのこととか

そのうち
おおきな
しっぺがえしが
くるかもね

いいの

いいんだって

ゆずりあってるうちに

わかり ....
高いところが
好きな君は
毎晩 空に向かって梯子に昇る
朝になれば
帰って来るが
その都度いつも
変な宇宙人を連れてくるから
僕は英語の勉強に集中できない
ぱちり
めを
あけると
どうやら
ねていた

ほんの
ひととき
ゆめもみずに
わたしは
どこへ
いってたのだろう

おきていようとする
じがが
ねむってしまうとい ....
重なるばかりの泡のなかから
一本の白い髪のように
細く硬くかがやきの無いものが
音も無くゆっくりと起き上がる



空から空へ
外骨格のつながりへ
いのり薄いいのりは
 ....
さらいにきました
年頃の女は
一人暮らしか 男と暮らしたほうがいい
じゃないと
どこか痛いとき
痛いところに布がかかってるか気にしないといけないじゃないか

終わった
いろいろと終わっ ....
わたしの
きもちは
すぐなえて
さびしくなって
かなしくなってしまう

じょうちょ
ふあんてい

ぐらり ぐらり

あなたにゆれて

かたむきながら

まえしか
 ....
雨の日に
長靴履いて
出掛けると
街は水没していた

どこへ行っても
ざぶざぶと
音がついてくるので
大好きな傘を叩く雨音が
いつまでも聞こえてこない


大通り
だった場所 ....
食卓レモンのかなしみは
食卓ってなんだ?と
となりのワサビに聞かれたり
きいろの表面に こまかい凹凸
みどりのふたが 大きすぎても
レモンになろうと 
もがいているようで
かなし ....
ぺたり
ぺたり

あしあと
のこして

なんの
かくしんもなく
きょう
あしたと
つづくと
しんじている

いきることで
みたされる
なにかが

くたり
くたり ....
まぼろしは

青空の下

児童公園の、ねむたげな

楓の木陰の

ごむぼーる


夏がくる

あつくなる

汗をかく

ひや
あせをかく

誰にも届かないと思っ ....
ふんじゃった

でも
みれない

かたい ような
ちいさいような

うごいてるような

どうして
うごけないの

ねえ
にげないの
おいかけてゆきたいのです。

包丁でざくりと切ると、すぐ後ろでネギがぱらぱらと広がるように
ざくりの跡をぱらぱらと追いかけてゆきたいのです。



続けたいのです。

にんじんをする ....
水曜日はどうにも暇だった


すきま風になって
きみのふくらはぎを
なでなで なでなで
したり

ソーダ水の泡になって
ぷちぷち ぷちぷち と
浮かんでは はじけ
浮かんでは は ....
朝、とても慌てていて
とにかく、慌てていて
うっかり捨てそびれていた
穴のあいたパンツをはいてきてしまった。

気がついた時には
私の体は宙に舞っていて
遠くで
誰かの叫ぶ声がして ....
僕は恵まれている

休みの日には必ず

遠くの町まで遊びに行けば
行った先にだけ 

雨が降ってくれる

きっと誰かが仕掛けを作って

僕に恵みを

与えてくれているのだ ....
俺はそうやって空を飛ぶ、毎夜。
昨日は肉を喰った。かたい肉だ、ブラボー!
だから俺は肉が好きさ、裏切らない。
肉喰えば俺はまた空飛べる、今夜も。
いつまで肉を喰える体でいられるか分からない、
 ....
からころと音のする
そんな欠片が散らばっていて
拾い上げると色とりどり
思い思いに光を反射している

広い砂浜
両手を広げても足りない
誰もいない静けさは
ただ波音を響かせる


 ....
目が覚めると
右手がチョキになっていた
いったい僕は何と戦ったというのだろう
夜中、こんなものを振り回して
援軍の来ない小さいベッドの上で
値段はおいくらですか
空から澄んだ声がする
木の葉が静かに舞っている
晩秋の並木道は
人通りが無いのに
かさこそかさこそ
賑やかな気配がする

値段は、
いくらでも構わないのです
 ....
エミリー
あなたと最初に出会ったのは羊水の中
あなたは何も言わず
私を蹴って押し出してくれました
あなたはそれっきりそのままで
難産だったと語る母にあなたのことを訊いてみたのです ....
松本 涼さんの自由詩おすすめリスト(1013)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
安息- 霜天自由詩1104-6-13
お尻- 捨て彦自由詩504-6-12
スペクトル- 望月 ゆ ...自由詩2*04-6-10
ちゅうぶらりん- 玉兎自由詩5*04-6-10
盲目の日々- 本木はじ ...自由詩304-6-9
ぱちり- 玉兎自由詩5*04-6-8
白空- 木立 悟自由詩304-6-7
散歩- 山内緋呂 ...自由詩9*04-6-7
こんぱす_の_ない_たび- 玉兎自由詩3*04-6-7
世の中- 霜天自由詩404-6-7
食卓レモン- 湾鶴自由詩19*04-6-6
ゴースト- 玉兎自由詩4*04-6-6
公園の汗- 石川和広自由詩5*04-6-6
すき- 砂木自由詩8*04-6-6
願望- 湾鶴自由詩1004-6-4
気化- 望月 ゆ ...自由詩5*04-6-3
死ねない日。- 大西 チ ...自由詩13*04-5-31
「雨細工の町」- あとら自由詩2*04-5-28
空飛ぶ肉男(フライングミートマン)- k o u j i * ...自由詩12*04-5-27
からころ- 霜天自由詩2104-5-20
戦っている- たもつ自由詩4504-5-11
盲目に値するもの- あおば自由詩7*03-11-26
エミリー・エミリー- いとう自由詩63+03-11-24

Home 戻る 最新へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34