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僕の世界が青に染まる頃
終わりか始まりかを悩んで考える
あなたの風車はまわり始めたのか
あなたの風車はまわり終えたのか
想像が膨張して 空間が黄金色に染まっていく時
風は贈る 寒がりに暖かい ....
たったひとつも
あなたを連想させるもの

のこさないまま
あなたは
去っていった


流砂にかざす
わたしの左手
の皮膚に
規則正しい、起伏
風、止んでなお
砂は散り
水 ....
月に願いました
星に願いました
天に祈りました
神に祈りました

何を願い
何を祈ったのか
忘れてしまいました
君に出会って
もうどうでも良くなったからでしょう
飛び出した街で
晴れない空が
灰色の夢に朝を待っている
電信柱の下の窓辺では
気象予報士が雨だというので
ブラウン管は沈黙したまま
喋らない

ここでは僕等の関係が希薄だというので
 ....
たいないのすべての
あたたかさをもって
たましいは
わたしのからだに
どどまっている

だから
たましいは
あたたかいものに
びんかん

つめたくなった
たましいでさえ
 ....
陰影を帯びた岩石の暗い夕刻
雨の降りしきる海辺で
傘をさして立っている
巨大な夜の蛇のようにうねる
真っ黒な海の彼方へと
泳いでゆくきみ
疲れたら、帰っておいで
いつでも どんな ....
おなかが空いたら

君の笑顔を食べて

満腹なはずなのに

どうしてだか口が淋しい
        舞い散る雪はどれも均等に白く
        ぼくの体温を盗むほど 冷たい

        吐く息は白くて、
        ぼくを付けてくる足跡すら白い
     ....
立ち込める黒い雲の下で
ずっと穴を掘っている
解体されたぼくらの恋の死体を
埋める為
街は夜の鏡のように静かで
鳥たちはみな盲目の眠りのなか
指は、もはや僕の指ではない
きみと何年もの間 ....
そこには居ないものの影が
たくさんの影に混じっている
やわらかい草と硬い草の境いめを
音はまぶしくかき分ける



紫に囲まれた桜色の道を
ふたりは手をつないで歩い ....
一日の終わりに
シャワーの蛇口をひねると
十二時のひずみから
しずくが落ちる
窓枠の
カタカタ
と鳴くのもよそに
通り過ぎたのは
秒針で


洗いながしたのは
遠い遠い
約束 ....
カチャ
と音がして
鍵が開いた
開けちゃった
バカだね
バカです
だからなに
タバコの煙もくもく
さっぱり前が見えないよ
見えない
ひたすら
笑いっぱなし
手をひらき
髪の葉に触れる
手をひらき
道の葉に触れる
手をひらき
手をひらき
離れゆく光の手に触れる



巣にかかった糸くずを
蜘蛛がじっと見つめている
 ....
冬のあかるい陽ざしに
浮き上がりそうに
そわそわと歩いている

風船を飛ばしたら
うれしいだろう

雲が白くてまぶしいので
見上げるのをやめて
くっきりとかなしい影の形

シャボ ....
いちょうの葉
透明な光の中を
スイ スイ スイ
空の海泳いで
スイ スイ スイ
でも それきり
地面にふれて
動かなくなった
道は今
空は今

世界は続く
赤と黄色の
万華鏡
風の気まぐれで
くるくる くるる

君は今
心は今

遠き果てに
私の心
恋と憂いの
万華鏡
君の気まぐれで
くるく ....
月の左側半分を一晩預かるから
朝になったら返そう

お日様におはようを言い
お月様におやすみを言い
半分を返したら
僕の拡散を繋ぎ止めておいて


夜の
世界が
暗転し
空の
 ....
いのち と 書く

水 と 書く

大きな樹

青い空

風 風 風

葉擦れの音

わあっと舞い上がる風に

樹が踊る

わあっと舞い上がる

銀色の光

帽 ....
 
 聖地の方角へ向けて祈る
 巡礼者のような面持ちで
 私は此処に立っていた
 星たちの第五待合室


 そこにある伝言板に
 私が一行書き加えると
 誰かが四行詩で返信する
  ....
星砂の夕べ
ファクスからでてきた
きみが
あんまりうすっぺらで
それはそれは
過日の約束ほどに
ぺらぺらだったので
ぼくは


受信エラー。


とだけ 書いて
南の窓から ....
やんわりの放物線
描く
右手から
左手への
キャッチボール

それを虹だと言い張って
僕を幸せにすると言うの
*
僕たちは午後から出発した
地面に句読点をつけるよりも速く
きれいな風が僕たちを追い抜いていく
足もとを通り抜ける

小さな音が風を追いかけていく
白いページにやがて日が傾き
それぞ ....
僕はマイク
かわいいといわれる
僕はマイク
寒いのは嫌い
僕はマイク
いつも眠たい
僕はマイク
気ままに生きている
僕はマイク
撫でられると気持ちいい
僕はマイク
喉を鳴らす
 ....
いつかきみと、


ぽえむ坂上で。



********************



世界中のすべての坂道を


世界中のすべてのくだものが

 
転 ....
水曜日の、朝
雨の、海
ここは、底。


数え切れない水曜日が
既に溢れはじめてしまって
数え切れない雨として
朝を打ち消している
あらゆる残り香が
あ、香りではなくな ....
ないているのです
きみは やさしいから
わたしが なくと
ないてしまうでしょう

ふれていないのは
くちびるだけなの
こぼしていないのは
きもちだけなの

ららら
きこえています ....
こうやって、ね
もちあげたら
そうしたら、ね
おっこちてきたんだよ
ぽた、ぽた、
って
おっこちてきたんだよ


ぼくが
うちゅう、みたいな
まっくらで
つめたいところ、
り ....
ぬくぬく するのは
ふあふあで ふかふかの
きみの ながれぼしが
わたしの うでに
すとん、と おちたから

きみのまくらもとにも
わたしのうた そっと とどきますように
ながれぼし  ....
やはり悲しいあなたに
ぜひ伝えたい言葉は 無かったので
あなたのそばで 黙ったまま
気持ちのいい日射しに
そろそろ寒くなってきた足を
ぽかぽかと 暖めていました

あなたも やはり黙った ....
あしたは あさってを みつめて
あくび している
そして きょうは?
うたたね しているに ちがいない

ちくたく ちくたく
すすんでいく じかんのなか
ふたりの ちく と たく の
 ....
松本 涼さんの自由詩おすすめリスト(1013)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
青の世界- ソラノツ ...自由詩2*04-12-5
砂紋- 望月 ゆ ...自由詩6*04-12-3
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ジオラマ- 霜天自由詩504-12-2
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黒い海辺- 本木はじ ...自由詩304-12-1
おなかが空いた- LEO自由詩9*04-11-29
NATURAL_COLOR- アルビノ自由詩6*04-11-29
空葬- 本木はじ ...自由詩904-11-28
ノート(ふたり)- 木立 悟自由詩804-11-28
十二時のしずく- 望月 ゆ ...自由詩17*04-11-27
- チアーヌ自由詩704-11-26
小さな手- 木立 悟自由詩6*04-11-25
道で- こむ自由詩1*04-11-25
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くるくる_くるる- 春日野佐 ...自由詩5*04-11-24
月を待つ- たいにぃ ...自由詩4*04-11-24
想う- こむ自由詩304-11-24
待合室にて_(2004.11.22)- 和泉 輪自由詩1804-11-23
迷い星- 望月 ゆ ...自由詩8*04-11-23
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もしも僕が白鳥だったなら- カワグチ ...自由詩12*04-11-20
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水曜日の底- A道化自由詩1104-11-16
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ぽたぽた- 望月 ゆ ...自由詩10*04-11-13
ながれぼし_の_たっきゅうびん- 玉兎自由詩204-11-12
妻と- こむ自由詩6*04-11-10
ちくたく- 玉兎自由詩304-11-10

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