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ねこがいた
まあるくなって
ねむってた

それはそれは気持ちよさそうで

僕もまねして
まあるくなって
ねてみたら
思ったよりさむかった

ねこを少し押してみた
僕はここでプカプカしている
いつもと同じ顔で
少し微笑んでみたりして


僕はここでプカプカしている
ある日
君が去った 君が去った

僕はここでプカプカしている
いつもと同じ顔で ....
夜になると
考え事が増えて
朝も考えているけど
いつでも
今から
考えることができる
たくさんの雪の
物憂げなテレビニュースに押されて
僕は
やらなくちゃいけないことを
考える
 ....
先輩が威勢良く{ルビ梯子=はしご}を駆け上がり
天井近くの狭い{ルビ頂=いただき}に腹を乗せ
{ルビ扇子=せんす}を指に挟んだ両手・両足を広げて

「 {ルビ鷹=たか}・・・! 」 

と ....
今朝書き終えたばかりの
手紙を紙飛行機にして
あなたへと向かう
風を探している

雲ひとつない晴天の空は
太陽の傾きが眩しすぎて
方向を示すものが
見あたらない

そこへ向かう風は ....
「暖」

羊羊羊
羊僕羊
羊羊羊



「寒」

        羊羊羊
 僕      羊羊草
        羊羊羊
全自動
全自動
洗濯物の量を測り
水をため
あらって
絞り
水をため
すすいで絞り
また 水をため
また すすいで絞って
ピーピーピー
ご苦労様
すごいぞ
全自動


 ....
ポストがあんまり赤く誘うから
こっそり仕組んだ悪戯めかして
宛名にきみの名前を書いた


雪があんまりひっきりなしに
きみの傍に寄り添うから
水晶の珠を割って
ちいさな虹で
憂欝の左 ....
君の声がどうやって千切れてゆくのか知らない

どうか耳をよせてください
いいやよせないでください

僕はカミキリ虫みたいに叫んだ
その声は成層圏を真っ二つにした
そんなわけない

ど ....
学校の先生は真剣な顔で いろいろと語った
いつものつまらない雑学なんかじゃない

山田くんのはなし

山田くんは お母さんがいなくって
朝はずっと 新聞配達で 学費を稼いで

なんで、 ....
ほんとはなんか
おもしろい おはなし
おもいついてる

でも
はなしては やらないんだー

そんなかおしてる


ぼくだって
はなしてやらない。
鉄橋の側で三十分間立っていた。
三十分前は十二時だった。三十年前も。
三十年前はなかった鉄骨がピーンと伸びていた。
甲斐性のない俺の影は砂鉄のように交わった。
磁力に音はなかった。音はなかった ....
僕は時々 猫になる

君が僕をどこかで見かけて
もし僕が 猫になってたら

そっとしといて
でも
そばにいて

お願い
お願い

ずっと猫でいるわけじゃないから
だか ....
月の夜でした
池のふち ぼんやりすわっていると
君はひょっこり かおを出した

君は うっとり
僕は びっくり

どこをみてるの?
僕が見える?

僕は小さな声で言ってみたんだ
 ....
ハゲとアフロが肩組んで歩く
二人はなんにも感じてない
はたから見れば
足して2で割りたい衝動
そんなことできやしないけど

ハゲとアフロが肩組んで歩く
二人はなんにも感じてない
近寄 ....
寝ている猫の鼻先で
小さな風がうまれます

 小さな風は
 小さなうずまき
 うずまき
 いくつも
 転がって
 うずまき どこまでいくのかな
 うずまき まっすぐ転がらないから
 ....
樹の内側に流れる
めくるめく満ちている力
緑色に揺らめく
樹は
傷を受け 治し
傷を受け 治す

決してもとどおりには
決して美しく自由なもとの姿には戻れないけど
無骨な強さと頑丈 ....
生まれたことを
ふだんから考えているかわからないで

生まれたことにささる月影がきれいで
わたしはここにいました

犬が吠えていて
寒くて
でも
少しずつ
結晶になる世界
お母さ ....
くじら 大きな水 おしのけ
くじら 大きな水 のみこみ

くじら 大きな力
およぐ すすむ
海へ 空へ

青い青い宇宙の中
くじら の 確かさ
年が明けてから まだ太陽を見ていない
外には{ルビ只=ただ} 冷たい雨音

静かで薄暗い正月


神棚に手を合わせたら
{ルビ揃=そろ}えた足元の床がへこんでいた

町では偽 ....
1.

かみさまはいるよ、
って 
教えてくれた人は
もうすぐ死んでゆく人だったけど
それは黙っておいた


だって、あいしてるんだ



2.

きのう、かみさまを見か ....
 「月が明るい夜は
  外に出てはいけない
  みどりのコートを着たコドモが
  生まれる時間だから」

  そう聞かされていた


  街のはずれの丘は
  建設工事が中止になって ....
漬物石をかかえた大人が
喧嘩をしてる
漬物石はかかえたまま。
向き合って
立っている

漬物石をかかえた大人が
喧嘩をしてる
漬物石はかかえたまま。
置く事ができずに
手を出す事 ....
うたはかぜにのって

うたはなみにのって

うたはひかりにのって

うたはうたにのって

あなたにとどくようにとんで


うたはたんじゅんで

うたはたしかで

うたはか ....
ただいまー
あける しめる

ひまやなー
あける しめる

なんかないかなー
あける しめる

そろそろねよかなー
あける しめる

冷蔵庫って僕の何!?
眠っている、舟の
漕ぎだすその先の朝が、
眠っている


イメージが形になっていく、その
次の瞬間に
雲は切れ、空の裏側にはおそらく
比類なき明日が
ただ 立っている
としても、底 ....
山田くんから、年賀状が届く

終業式の日
みんなから 住所と、名前と、郵便番号を聞いて
国語のノートの 使っていないところに
せっせとメモをしていたんだけれど

多分 山田くんから、年賀 ....
異なる方向をもつ
いくつかの時空の瞳が
時折ふと{ルビ輻輳=ふくそう}する

その焦点に結ばれる
あのひとの像

たまゆら
その眼差しも
仕草も
声も遠く
けれどかつて触れたこ ....
朝早く
{ルビ風呂場=ふろば}にしゃがみ頭を洗っていると
電気に照らされたタイルに小さい光の{ルビ人形=ひとがた}が現れ
こちらへ手を差し出した

思わず光の手を握ると
タイルの裏側へする ....
昨日の高い 高い空から
ハッカの香りを感じた のです。
それは 甘くなく
気道から凍るような
冷たさだけ残して
昼には そっと
消えてしまったけれど



これから何度と無くやって ....
松本 涼さんの自由詩おすすめリスト(1013)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ひるね- 日朗歩野自由詩706-1-14
まんぼう- 日朗歩野自由詩206-1-13
冬空- 石川和広自由詩6*06-1-13
穴の中_〜冬眠の詩〜- 服部 剛自由詩9*06-1-13
風便り- LEO自由詩13*06-1-12
寒暖- 日朗歩野自由詩406-1-12
洗濯機- 日朗歩野自由詩206-1-12
プリズム- 銀猫自由詩17*06-1-12
千切れて- ふるる自由詩16+*06-1-11
山田くんのはなし- 仲本いす ...自由詩1+*06-1-11
らくだ- 日朗歩野自由詩7*06-1-11
鉄の- プテラノ ...自由詩4*06-1-10
大切なお願い- 日朗歩野自由詩306-1-10
- 日朗歩野自由詩306-1-9
ハゲとアフロ- 日朗歩野自由詩706-1-9
うずまき- 日朗歩野自由詩506-1-8
大樹- 日朗歩野自由詩406-1-7
生まれたことを- 石川和広自由詩11*06-1-6
くじら- 日朗歩野自由詩506-1-6
初夢の青年- 服部 剛自由詩13*06-1-6
かみさまについて学んだいくつかのこと- 望月 ゆ ...自由詩80+*06-1-6
みどりのコートを着たコドモ- mina自由詩906-1-5
灰色の水- 日朗歩野自由詩306-1-5
あなたのところで- ブルース ...自由詩3*06-1-5
あける_しめる- 日朗歩野自由詩306-1-4
漕ぎだす波の、浅い- 望月 ゆ ...自由詩24*06-1-4
山田くんからの年賀状- 仲本いす ...自由詩8*06-1-3
距離・庭園- 塔野夏子自由詩9*06-1-3
門出- 服部 剛自由詩8*06-1-3
冬の物語(パール・ピンク)- 千月 話 ...自由詩17*06-1-2

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