すべてのおすすめ
耳たぶをあまがみされて女の子どうしの夜はこれから始まる 女子大でやけに仲良しの女の子二人を見ては弾ける妄想 おばあちゃんの猫はおばあちゃんの匂い 猫のおばあちゃんがいなくなっても

おぬし 忍びの末裔であるな 足音もたてずに猫が来る

どんなに寒い夜でも おまえだけは温かいゆたんぽ

ねずみがい ....
音という大きなくくりのなかにいて 君の声だけ特別でした

もふもふとやわくてぬくい善きものがしっぽで返事 猫の縁側

履いてから捨てると決めた靴下をなぜだか今日も洗濯している

卵からひよ ....
しゃけたらこ おにぎりばくだん投下するシンジゲートの朝は忙し

しみじみと昔の恋がよみがえるように便座に熱戻る朝

カシミアはさぞ美味しかろうよ 虫食いの穴に悪態を吐く

秋空の雲の流れる ....
洗面所狭くなったが歯磨きをふたり並んで出来て幸せ 試し書き君の名前を書いてみた文具コーナー赤くなる僕 女の子どうしで指をつなぐのもあの子とならば特別な意味 はかなげな羽が降りてくるようにシダーウッドの練り香の夜

素のままの足先冷えるにまかぜては南瓜の裏ごしなんかしてみる

面取りの支度を終えた大根の白さに嫉妬 そうゆうをんな

忘れたり思い ....
入社式帰りの子らを羨望の眼差しで見てモク拾いなう    のびをするいわしが泳ぐそらのした垂れた釣り糸かかる秋晴れ


   猫の子と人生につき語り合う泣いてばかりじゃ生きてはゆけぬ

    
   生まれたよ産声あげて風 ....
さっきまで大好きだったあの人がさけるチーズをさかずに食べた コーヒーの味は二の次店員の顔を見るため毎日通う 指遣い巧みなひとに抱かれては男など要らないことを知る    手を繋ぐソーダー水に寄り添ってただ一粒の泡となるまで 夜が陰る闇が歪んで砕け散る猛毒の花死の光産む 猫よりも猫撫でる君可愛くて猫耳つけていなくても好き 強風に この身のタガをはずされそうで夜の毛布を抱きしめている

蓋のないボンドはいつしか固まって自己完結を目指しています

貝ボタンはずせばそこはあの海で潮の香りが満ちて広がる

風見鶏  ....
 十月

くもり空台風近づく坂本の今朝のしじまの一切合財

拭き掃除いちおう終わりあとはなくギリシャ語とへブル語を

テレビには女性ゴルファー球を打つ木の幹のよう姿をすれば
部屋の中君と二人で雨の音寄り添いながら朝を迎える

虹を見て君が呟くこの虹は幸せの色全部あげたい

本当の彼の心は純粋今の内面素直じゃない

絶対に言わないけれど運転をしてる横顔何度もチラ ....
    紙を折り色とりどりに祈ります三角のかどはぴんとして


    一膳の箸のすがたも美しく背筋を伸ばす五人のしもべ


    夜更けすぎ昨日を連れて散歩する買って帰ろうコンビニ ....
さよならの時期を知らない振りをして私あなたを殺していたのね

もう二度と愛に傷付かないように私あなたと心中します

気移りをしたなら行って構わない影だけ私に残してください

味噌汁 ....
夢の中白い兎を追いかけて落ちて行きたい私はアリス

生卵よりゆで卵大好きよハンプティ・ダンプティ覚悟はできて

縁側で寝そべるおまえはチェシャー猫?のらりくらりと私をかわす

おかわりはい ....
 秋風に頬を染めあげ吾亦紅 小首をかしげあなたを呼んだ


 かくれよう さぁかくれよう、さみしさがやってくるまえ眠りのなかへ


 疲れたと膝を抱えるきみのそば あしたのそらの尻尾をつか ....
赤い夜青い列車が空を飛ぶ風の香りは寂しい黄色 餅つきに飽きて兎はナイターで月の氷を滑っています

煮詰まった砂糖が夜に冷えていきゆっくり月はべっこう飴に

おつきさま あなたの裏は永遠に知ることのない孤独でしょうか

月明かり 独り寝 ....
粉々に木っ端みじんこ想い出を火薬の量で誤魔化している   
   キラキラと瞬くことが仕事です三日月の右やや斜めした


   眠れずに消炭色にそまるきみ金平糖を抱きしめながら


   星のない夜に星を数えています流れる星を貼りつけな ....
海風にめくれる詩集さらさらと夕陽が射せば金が散る窓


夕立が過ぎて誰かを恋しがる覗く青空痛みにも似て


潮騒が胸裡に満ちてはなれない朝に夕べに打ち寄せる君


かなしみは魚のよう ....
小説や高村薫や読みてのちあきのながあめきとにつきけも

一杯の酒をすすれど空しゅうてこの酒になし何らかの意味
梅昆布茶さんの短歌おすすめリスト(676)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
耳たぶを- 佐野まこ短歌313-11-17
仲良しの二人- 佐野まこ短歌113-11-11
猫や_猫(自由律)- そらの珊 ...短歌1513-11-11
少し幸せになるおまじない- そらの珊 ...短歌1013-11-9
めいぷる- そらの珊 ...短歌1113-11-7
洗面所狭くなったが歯磨きをふたり並んで出来て幸せ- 北大路京 ...短歌713-11-4
試し書き君の名前を書いてみた文具コーナー赤くなる僕- 北大路京 ...短歌713-11-4
指をつなぐ- 佐野まこ短歌313-10-31
イノセント- そらの珊 ...短歌1113-10-30
入社式帰りの子らを羨望の眼差しで見てモク拾いなう- 北大路京 ...短歌613-10-29
秋便り- 石田とわ短歌9*13-10-29
さっきまで大好きだったあの人がさけるチーズをさかずに食べた- 北大路京 ...短歌513-10-28
コーヒーの味は二の次店員の顔を見るため毎日通う- 北大路京 ...短歌413-10-27
指遣い- 佐野まこ短歌413-10-26
ただ一粒の- 石田とわ短歌9*13-10-20
夜が陰る闇が歪んで砕け散る猛毒の花死の光産む- 北大路京 ...短歌413-10-17
猫よりも猫撫でる君可愛くて猫耳つけていなくても好き- 北大路京 ...短歌613-10-17
風の街- そらの珊 ...短歌1013-10-16
十月- 生田 稔短歌313-10-15
ふたりだけの内緒話- くみ短歌213-10-12
蜜色の眠り- 石田とわ短歌9*13-10-7
殺人狂時代- 永乃ゆち短歌11*13-10-6
アリスの夢- 未有花短歌11*13-10-2
Love_letter- 石田とわ短歌13*13-9-27
赤い夜青い列車が空を飛ぶ風の香りは寂しい黄色- 北大路京 ...短歌913-9-21
月の氷- そらの珊 ...短歌1313-9-20
粉々に木っ端みじんこ想い出を火薬の量で誤魔化している- 北大路京 ...短歌7*13-9-19
星のみた夢- 石田とわ短歌11*13-9-18
孤独の窓辺- 石瀬琳々短歌9*13-9-18
秋のある時- 生田 稔短歌2+13-9-17

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