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ねぇあなた
冬を知っていますか
春に芽吹いたあなたは
いつか冬に死ぬのです
私はずっと見てきました
私は冬を越えてきました
ぽかぽかと暖かい体に
雪解け水が染み渡る日
あなたは冬を知ら ....
井戸水を拾って
足音をしのばせて
どうか誰にも
誰にも気づかれませんように    想いを、想いを、想いを
つるべを握って         しのばせて
雨よ、雨           降るのは花 ....
庭に植えた橙(だいだい)を
隣のいい年頃の娘が じぃと見ていた
熱視線で家が燃えるわい・・・
と小声で冗談を言いながら
剪定ばさみを手に持って
「家のは少し酸っぱいんだけどねぇ」
と呼 ....
呼び出し音
ドキドキの時間
君の声
こぼれる笑顔




内緒話しのように
囁く君の声が
可愛くて
たまらなく好きだ。
「 1g 」       卑猥な界隈で  歪曲した幸い

           裏路地のロジック  トリッキーな取引  

           立ち込める黒い光  うらぶれた ....
誰かを信じるには短すぎるくらいの残された時を

新しい季節へ見送る わたしを 新しい季節を迎える あなたは

ありがとう を足りないくらいに


いいえ それは わたしの感じているだけ ....
いまは
忘れたい
記憶

きのう見た
きみの胸の中を吹いていた
風が

きょうは
わたしの中を通り過ぎて
行った

折れてしまった膝を
触ってみたり 摩ってみたり
も ....
形のないものを
型に入れてみる。
名前のないものに
名前を付けてみる。
新しい事にも
古い事との
関係を探してみる。
それとなく
秩序を求めて
曖昧という
自由さは落ち着かなくて
 ....
あなたに近づく前から感じてた

これ以上近づいてはいけない事を。



あなたに近づくことは わるい事

大切な人をめちゃくちゃにしてしまう事

大切な人との約束を破る事

 ....
 




「 蜃気楼 」        ねむらない街 俺の心はすでに麻痺

            マフィア ....
ふるびた日記の片隅に残した言葉を 忘れても
わたしの中の心の片隅に残した言葉は 忘れない

雪が解けるように消えていった
それだけの時間と それだけの思い出なのに

どれだけの気持を綴 ....
人を責めるのは簡単で
人に責められる事も簡単。
あなたも私も。
つい相手に完璧を求めて
つい自分を甘やかしている。
あなたも私も。
そしてそんな毎日を送って
小さな幸せを見逃したりもして ....
あの唇に触れたい
と思う
真昼の摂氏8度

あの手に触れたい
と思う
真昼の月をなぞる指先


その歌声があんまり甘く優しいから
自惚れてしまいそうになる
わたしのために歌っ ....
−今更なんで、思い出したりしてんだろう?

雪が降りしきる午後のメールでフラッシュバックして、彼の好きな桜は今年は遅くなるだろうなんて予測してみる。
桜の木の下に佇む白いジャケットの彼の姿は、 ....
小さな泡が
ぷつぷつと
うかぶ
クリームソーダが
好きだった時期がある。

けれど実際
私は炭酸が少し苦手で
いかにも人工的な緑色も
エイリアンのようで嫌だった。

だというのに ....
眠れない夜が明けて
何かが起きている事を誰もが気付かない
けれども
遅い窓辺のカーテンが開く時
ぷりん ぺらん と
あなたに 呼ばれた。

胸の明かりも 波打つ鼓動も
流れる 水の ....
人として生きている今
僕は薄桃色の言葉を
気付かれぬように
舌の上で転がしている

そっと、さり気無く
普段の言葉の列に
其れを
織り交ぜてしまえれば
いいのに。

伝えたい
 ....
都会の空に降る雪は
灰に似ている

熱かったものが冷めたあとは
元から冷たかったものとは
比べようもないほど
さみしい

なんにでもなれたんだと思う
(大人が入れるほどのかまくらをこ ....
その坂の上は外人墓地になっていて
少しだけ風がそよぐ。
港町を見下ろすその場所で、
土の上に居場所をなくした人々が 眠っている。

その風を、汗に濡れた指先でなでるのが好きだ。

 ....
{引用=
  *註 久々の新作ですが、難解な漢字表現にこだわってみました。
    よみは以下のようです。自鳴琴(オルゴール) 玻璃(はり) 
    坩堝(るつぼ) 変化(へ ....
窓辺の鉢植え
赤いスイートピー
 
穏やかな陽を浴びて
そよ風を受け
真白なカーテンと共に
ゆらゆらとリズムをとる
 
 
この部屋とも
今日で別れ
 
明日には
新たな一歩 ....
{引用=





冷たく冴えた月光に
白く抑えつけられて
家並みは動かない




家並みの間を
老いた野良犬が
痩せた影を落とし
トコトコと 走る
  ( この ....
無数の昨日を数えながら
この部屋はまた心を殺すのでしょう
抗えないものがあることを知った
見飽きた静寂の彼方に

戸惑いの群集の群れ
その対岸に向けてのクロール
悪魔に尻尾を掴まれたまま ....
いつまでも 大切にしまっていたかった
けど もういいかな って 思ったんだ
冬の明けない 西の空の蜜柑色した 思い出
不安定に揺れる天秤の上で

天国と地獄が自分の存在を誇示するために綱引きをし

紙一重で保たれる均衡の中で

右往左往しながら振り回される

決められたレールに乗る台車の上に僕 ....
どうして人は独りじゃ
生きていけないの?

もういやだと
全てを投げ出しかけた時もあったはずなのに

どうしてまた
誰かを求めてしまうのでしょう

寂しさと暖かさはきっと
となり合 ....
今日は 雨
傘さして街中を歩く


水たまりに広がる波紋は
ゆっくりめのリズムをきざむ


蛙の鳴かないこの季節には
お決まりの「曇の日ソング」を口ずさむ


空を仰ぐように足 ....
レモン油にうたれ
泳ぎぬける頬白鮫
少年とケンカした後のように
胸の痛みを背で弾く

時には表情をくずせばいい
恥ずかしい格好で
私が下から足でこづいてあげる

知らない 
    ....
空が届けた
永遠を
君は見つけて
微笑んだ

君が見つけた
愛の種
僕はそれに水を撒く
ただ水を撒く

咲いた蕾に
「光」と名付け
君は笑顔でそれを見る
僕はそれ見て
ひと ....
さみしくってね。

でも泣いてる暇もなくって。

でもいつもあなたのこと考えてて。

何してるかなぁ

仕事がんばってるかなとか

今は休憩時間かなとか。

私はあなたが好きで ....
もこもこわたあめさんの自由詩おすすめリスト(781)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
若葉に- 野火 後 ...自由詩108-3-25
しのばせて- ふるる自由詩18*08-3-22
ご挨拶- 千月 話 ...自由詩10*08-3-20
電池一個の賭け。- 空 春色自由詩2*08-3-18
1g- ae96自由詩4*08-3-16
そつぎょう_までの・・- ひより自由詩10*08-3-11
しゃもじのあとの- ひより自由詩6+*08-3-9
着地点- 美琴自由詩808-3-9
後悔- shion自由詩2*08-3-7
蜃気楼- ae96自由詩208-3-6
わすれない- ひより自由詩6*08-3-4
ゆとり- 美琴自由詩408-3-3
溺れる旋律- 衿野果歩自由詩6*08-2-23
だいやりー。(番外編)- 自由詩308-2-19
クリームソーダ- 亜樹自由詩108-2-17
ぷりん_ぺらん- ひより自由詩1*08-2-16
桜咲- AKiHiCo自由詩308-2-15
都会の雪- 亜樹自由詩3*08-2-10
ありし天文所の休暇- もも う ...自由詩28*08-1-20
自鳴琴の夜- まどろむ ...自由詩4*08-1-15
スイートピー- 秋桜自由詩4*08-1-9
冬の夜のスケッチ- まどろむ ...自由詩8*08-1-7
春の病- 快晴自由詩908-1-2
それは- ひより自由詩3*07-12-2
天秤とレール- kuane自由詩307-11-27
案山子のこころ- 和森朱希自由詩207-11-22
秋雨- 湾鶴自由詩107-11-13
海の少女_Here_she_comes- 木葉 揺自由詩6*07-10-4
愛相- 美月朱恋自由詩207-9-30
云いたくても言えないこと。- 空 春色自由詩1*07-9-5

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