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無数の昨日を数えながら
この部屋はまた心を殺すのでしょう
抗えないものがあることを知った
見飽きた静寂の彼方に

戸惑いの群集の群れ
その対岸に向けてのクロール
悪魔に尻尾を掴まれたまま ....
あなたと二人で話す時
そこに難しい言葉はいらない
まずその前に私は難しい言葉を知らない
大学まで出してくれた
親には申し訳ないけれど
私は未だに世間知らずで
誰かが話すような難しい話題に
 ....
意地の悪い赤信号に捕まって
またこの街の風に乗り損ねた
こんな時に君ならば
一体、何て言っただろうか

君が好きだった歌を聴いて
あの日の匂いは思い出せるのに
2人の時間は止まったままで ....
のっぺりとした日常に
私は何のビジョンも描けないまま
とりあえず今日の仕事を片付ける
意味など求めるのは野暮なこと

仕事帰りは1人家路を辿る
どこにも寄り道もしないまま
寝 ....
にじんでいく景色の中で
伝えられなかったものは
今はもう思い出せないまま
ただ虚空を見つめて漂っている

生活に背中を押されて
青い空も忘れたまま
虚飾にまみれた毎日に
嘘なんてないは ....
繋ぎ合わせた言葉の隙間から
意味が零れ落ちて
ちっぽけな姿を露わにしてしまうから
私は口を閉ざすのだ
「久しぶり」と笑顔を交わし
「最近どう?」といつもの挨拶
そして、
「別に」といういつもの返事

朝が来て 夜が来て
またそしたら朝が来る
昨日も「別に」
明日も「別に」
そんな何で ....
どうかあなたに
受け止めて欲しい
この彷徨する魂を
たしかに無垢なものじゃない
たしかに綺麗なものじゃない
それでもこの彷徨する魂を

私はもう知り過ぎたのか
それとも未だに
何も知 ....
梅雨入り前の風は
しっとりと
雨の色を含んで
部屋に吹きいる
私はひとり
読みかけの本をそっと置き
その匂いをかぐ
君と辿ったいくつもの夜
ふたり描いた夢のかけら
せつなく胸を締めつ ....
寝酒をやめました
睡眠薬を飲むのもやめました
夜はやっぱり眠れません

煙草を吸うのはやめられません
やめる気もありません
緩やかなる自殺です

少し太ったようです
自堕落な生活のツ ....
夜の海底を
一人漂い
手にした物は
誰かが捨てた
ありふれた地図

答えなく
光なく
彷徨い続ける
運命なのか

分かり合える人もなく
いつか契った絆も今は

頭打ちの日常 ....
青空をよぎる壮大な雲
公園のベンチに腰掛けて
気分屋の君と二人眺めてる

入道雲、いわし雲、おぼろ雲
なんか色々と習ったけれど
そんなことはどうでもいいや

君とキスをしている間にも
 ....
齧りかけの林檎に
齧り付く色メガネ
白い寝巻きにアイスモカ
マルボロを咥え
未だ未完成の休日の朝

壁にかけられた
描きかけの絵画の永遠に
静かに見つめられながら
浮遊する双子の幽霊 ....
「産んだ私が馬鹿だった。」
母の声が鳴り響く
「お前なんて俺の子じゃない。」
父の声が反響してる

あの雨の日も両親は
私のことで喧嘩していた
私はそっと音を立てずに
部屋に隠れて息を ....
果てしない虚しさを抱え
今、ここに生きている
悲しみは何物にも宿るが
虚しさは人の心にしか宿らない

どこまでもまとわり続ける
過去という名の悲しい亡霊
今にも千切れそうな胸を軋ませ
 ....
今日はもう疲れただろう
それなら今夜はゆっくりと
何も考えずに眠ればいいさ
二人だけのこの世界で

君のそんな顔を見ていると
私まで悲しくなるよ
私は君にはなれないけれど
君が望むこと ....
早朝の慌ただしい駅のホームで
よれたスーツに身を包んだ
アンドロイド達に紛れ込む
ウィダーインゼリーを注入し
素早くエネルギー補給する私

死体を乗せた霊柩車のように
ひたすら突き進む急 ....
白紙のノートに
「もう死にたい」と百回書いた
それから今度は
「まだ生きたい」と百回書いた

誰かに必要にされてると
苦しい程に強く感じたい

誰かが誰かを必要としていて
誰かは誰か ....
あなたは流されて来たのだと言う
ただ水のように流されて来たのだと
このちっぽけな私の元に

私は湖のように静謐でもなければ
私は海のように寛大でもない
どうしてあなたを受け入れよう

 ....
何気ない日々が淡々と過ぎていく
何をしていても
何もしていなくても
そんなことは知っているのに
私は悲しみを持て余すばかりで

いつもは無口なあの人が
今日はよく笑っていた
野に咲いた ....
今夜、夜の監視人は居眠りしている
こっそり君を連れ出して
街中で口づけを重ねよう
愛でこの街中を満たす位に

下手な誓いを交わすより
君のその薄い唇に口づけを
二人を今見つめているのは
 ....
二人の体は冷え切って
凍えた窓を滴が伝う
君が書いた僕の名前
そっと流されていく

「初めてなの」と
つぶやいた君
愛しくて抱き寄せた
君の肩 震えてた

ささやかな愛を
壊さな ....
もこもこわたあめさんの快晴さんおすすめリスト(22)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
春の病- 快晴自由詩908-1-2
あなたといる時- 快晴自由詩5*07-3-4
ラフ・スケッチ- 快晴自由詩4*06-11-1
深淵- 快晴自由詩5*06-9-4
新しいカケラ- 快晴自由詩7*06-5-22
沈黙の理由- 快晴自由詩6*06-5-5
いつもの挨拶- 快晴自由詩3*06-3-20
青い闇- 快晴自由詩3*05-10-16
雨の色- 快晴自由詩12*05-6-5
口寂しい- 快晴自由詩5*05-3-30
月に佇む- 快晴自由詩4*05-3-25
雲(ソネット)- 快晴自由詩5*04-8-6
最後のワンピース- 快晴自由詩6*04-7-31
存在悪- 快晴自由詩4*04-7-13
瞼の向こう側- 快晴自由詩5*04-6-22
おやすみ- 快晴自由詩5*04-6-12
アンドロイドの背中- 快晴自由詩10*04-6-4
最後の願い- 快晴自由詩6*04-6-2
流れのままに(ソネット)- 快晴自由詩6*04-5-30
不在- 快晴自由詩11*04-5-15
世界中に口づけを(ソネット)- 快晴自由詩4*04-5-11
青の契り(ソネット)- 快晴自由詩4*04-5-10

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