すべてのおすすめ
あの人の傘をひらくと
あんまり大きくて笑えた
ジャマじゃないの
と聞くと
あの人は静かに笑った
あの人の傘の中は
しんと静かだった
なんだか安心で
雨なのに
心強くて
それはきっと ....
人の結婚式なんて退屈だ
知らない花嫁さんに「きれいですね」と言い
何度も「あおめでとうございます」と言う
ほんとはちっとも そうは思わないのに
わたしは人の幸せなんて喜べない
なんて心のない ....
椅子に残された影を抱いて
私は目をつむる
もうにおいもなくて

人間くさい欲望に弱いところも感じられない

こうやって私の中でのあなたの存在が消えていくのを感じる

思い出が消えていく ....
ざぁざぁ 
それは大雨の日のこと
大きな木にてるてる坊主が

ぎしっぎしっ
太い枝をしならせるてるてる坊主
私よりも大きいてるてる坊主

くるくる
横風にてるてる坊主は煽られ
てる ....
卒業しよう、明日、日が差して。

 私は鳥みたいに こんな小さな籠じゃ いや

卒業しよう、明日、1秒。

 おてんと様 私は 貴方になりたい


 泣かない笑う泣かない泣かない
 ....
ナゼ?

眠りから覚め

あ もうこんな時間

でも、用事がないと
もっと寝ていたいと思う
実際 寝てしまう

起きている時は
アレもしたい、コレもしたいと
思っていたのに
 ....
性はSexではなくGender
と表現するのがすっきり正しく
Circle Oneという指示に
オンナ時々オトコというのは
確かに間違いでしょうか?

そんなFとMの間には
世間で言われ ....
ポニーテールが似合うと君が言ったから
バイトに行くときは必ずポニーテールだった
可愛い髪飾りを買って パーマをあてなおして 切るはずだった髪も伸ばした

女の子っぽい子が好きだと君が言ったから ....
白い壁に青色の蝶が舞っている
ひらひらと風にゆれて何度も何度もぶつかって
壁が少しずつ青色に染まっていく
何匹も何匹も無数の大群になって
巨大な青の集団が白を飲み込み
青色に沈む
白い壁の ....
/
/かなしい/おしらせ/です/
/あなた/を/この/あたま/から/しょうきょ/し/ます/
/さようなら/おげんき/で/

青いにおいが鼻につく
遠くに見える海が白い光を生みだしている
 ....
イトしくて
カナしくて
仕方ないから

わたしは「夢」を視る

捉えどころのない
その想いを
苦い香の紅茶で飲み干して

白と黒の兎を
透明な「夢」
染まらない世界で追う

 ....
私たちは自由で

行こうと思えば

どこまでも

どこまでも

行けるんだ

雑踏の中

現在地を見失いそうになるけれど

やりたいことは

全てできる

だって
 ....
あのロックシンガーが死んだと聞いた日
街は泣いた

たかが1人のロックシンガーの死で
時代は終わる
終わっちゃう

街ゆく人はきょうもみな
エラそうだ、幸せそうだ
代わってもらいたい ....
事故により遅延

そのひと通りの連絡を終えると

遅延証明をしおり代わりに

読みかけのコクトォを閉じた

いつもなら

行き着く時間

行き着く場所にいるはずの私達は

 ....
ぼくはひとりだ
ハブラシは両手いっぱいあるのに

ぼくはひとりだ
一度に100人のコを愛することもできるでも

ぼくはひとりだ
そっと優しく髪の毛を洗うけど抜け毛が酷くて

ぼくはひ ....
電車はもう乗り終えた
飴の袋もからっぽ
歩き出す
足元の道はごつごつしている
日の光は花や木にばかり当たっている
ような気がする
水が飲みたい
と思った矢先に
湧き水の立て札
山深く ....
君にまかせて 風は吹くよ
ままに まに まに
ここに にここに
おいてけぼり なの でも
ままに まに まに

ふくよ




*



ときおり 吹く風はまかせまかせ  ....
朝目覚めた蝶は
自分の羽根を見ない
ただ羽ばたくだけ
華麗な花々
             
つるつるした葉っぱ
きれいな雨水
存在をしたい
羽音が聞こえる

なんてきれいな蝶だろ ....
 
 
水に触れると
懐かしくて
飛び込みたくなるけれど
息が出来ないから
死んでしまったあの人や
まだ生まれていないその人は
水の向こうにいるのだろう

何度も水に触れると
く ....
毒舌とか
滑舌とか
ここは百舌のフォーラム

あちこちに
トカゲやらカエルやら
ひからびた速贄がいっぱい

縄張りの主張というわけでもないんだよね
なんのための串刺しなんだか
いざ ....
神様哀しいね
なんだっていつも僕たちはこう
目をつぶることでしか逃げられないの
 チョコレートは好きだけど
 チョコレートケーキは嫌いなあの子の
 公告を貼り付けた電車は
 今日もがたんご ....
突き抜けた青天から目をそらし
振り返ってしまうことがためらわれ
気付かなかったことにした

水滴ひとつ浮かばない箱を抱えて
所在を見つけようともしなかった
抜けた羽毛を一枚入れて
ふたを ....
もうずいぶんとむかし

あなたはたしか
「砂漠のなかで金の粒をさがすようね」と言った
僕はそれはちょっと違うんじゃないかと言いそこねた

きれいな空をそのままうつしたような海の
ちょうど ....
結局
無いものは流せないのだ
光る丘で寝転ぶような、広がりを
繋ぎ止めておくことは、



思い出に縋るようにして歩き
引き摺るようにして、眠る
東京は優しかったよ、と言ったあの人は ....
叶えてこその この夢を
恥を捨てて語れない

写実に甘んず浪漫主義者よ

総べての道はローマに通ず
急がば回れの臆病虫に
喰い尽くされた靴を履き
歩く道は実に平坦

義務を言い ....
あの頃
私は叙情の生き物で
君の全てが詩歌であった


差し出された手の平に
丁度良く収まる
この手を乗せると
合わさった部分は
いつもほの暖かく
淡い色合いの空気が
ぐるり ....
夜ご飯の支度をしていると
息子が
「今日の夜ご飯なーに?」と聞きました
「コロッケだよ」「やったー」

寝そべって漫画を読んでいる息子は
11歳
伸ばした手足や
レゴをしゃがんで組み立 ....
なけない夜にため息

まだ言えない言葉がある

たくさん笑ったこと

まちあわせた駅前

ごほんの指の温かさ


 かえらない想いを温め続ける熱
 さよならって言えなくてご ....
洋碗に沈めたビィ玉
光を反射して階段を造る
其処を僕は昇ってみたい
其れだけでいい

くるくる廻ってはまた戻り
始めからやり直し
ただただ繰り返すだけ
時計の針が十三を指 ....
旅に出て
ようやく畑にたどり着いた
遠くを見て佇む案山子ひとり
腕はだらりと垂れている
そばへ歩いてゆくと
帽子を取って
お辞儀をしてくれた

私もお辞儀をする
顔を上げると案山子は ....
もこもこわたあめさんの自由詩おすすめリスト(781)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
失くしモノ- 衿野果歩自由詩1+*09-6-21
けっこんしき- 自由詩2*09-6-18
影の記憶- 暗闇れも ...自由詩509-6-17
てるてる坊主- 新崎自由詩409-6-17
卒業しよう。- そらの  ...自由詩8*09-6-14
不思議- マリエ自由詩9*09-6-14
Female_Or_Man- sakura.k自由詩209-6-8
世界で一番君を愛していた- 神音自由詩409-5-18
- 暗闇れも ...自由詩409-5-16
不透明な世界- 緋月 衣 ...自由詩17*09-5-16
アリス想詩- 愛心自由詩15*09-5-11
未来からの手紙- 空色自由詩609-5-7
優しさロック- うめバア自由詩409-5-7
人身事故による遅延- ひとなつ自由詩5*09-5-7
ぼくはひとりだ- そらの  ...自由詩6*09-5-2
- ふるる自由詩31*09-5-1
ままに_まに- ひより自由詩9*09-4-29
蝶は虹になれない- ふるる自由詩4*09-4-22
水に触れる- 小川 葉自由詩9*09-4-22
砂漠の中の砂時計/百舌のフォーラム- 海里自由詩309-4-22
神様哀しいね- 亜樹自由詩309-4-21
祈ることで許されると思っていた- あ。自由詩25*09-4-21
「やさしい唄をきかせてください」- ベンジャ ...自由詩12*09-4-21
送別- 霜天自由詩309-4-18
- 悠惠自由詩2*09-4-16
私達の美しい獣- 千月 話 ...自由詩25*09-4-15
コロッケ- ふるる自由詩5*09-4-13
なまたまご- 衿野果歩自由詩209-4-12
時計の針、十三を指す- AKiHiCo自由詩409-4-11
スケアクロウ- 木葉 揺自由詩5*09-4-10

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26