電話が鳴った。
出るのが億劫で仕方なかったけれど、
あんまりにも煩いものだから。

モシモシ。

面倒だったものだから、

「ムシムシ」

そう言って切ってやった。
電話は鳴 ....
猫とは煮込み続けた ライオンのことである

言霊とは チョコレートの 破片の中の 0.0000001である



名言作りにはげんでいた久兵衛さん



畑を耕しながら なにやら  ....
 気づけば人の命も
 充電が出来るように
 なっていて
 ボタン1つで
 初期化もできるように
 なっていた。





( ――そんな世界で
  暮らしたい方は、
   ....
シンプルに濁点をひろう
歩幅は正確に保ったままで
ぼくたちにはちいさな物語しかない
そうしたフレーズには語弊があって
信号に、プロミスの看板に、防空壕に
わらいながら灰色の花をか ....
荒れ果てた夜を
隠された夜を
打ちのめされた夜を
くずおれた夜を


バラードがレクイエムのように
人気のない街角に流れて
霧に濡れた路上で
二度と開くことのな ....
第一形体は無に等しく
第二形帯は無限に等しい
そして第三形態

既に独りの刻ではなく
多数に
引き千切られた告白であり
目前、黒く固い鉄の炭のイシの
(何かが燃え尽きたシ、ジツ、ZON ....
夏が庭先に 

   影を落とした



それを拾って 

   届けてやると



 落としたんじゃなく

    捨てたんです



そう言って夏は
 ....
 爺や!ねえ聞いて!例のブーツ再入荷ってよ

 凄くない?まるで姫子の為に地球が回ってるみたいね

 目まぐるしくってよ フフフッ(飴玉ほっぺにあるよ)

  師走前には走って届け ....
「こちら、よろしければどうぞ」


本屋さんで新潮文庫を買ったら、
おまけに付箋をもらいました。

緑色の紙に『ワタシの一行』と書かれた、
小さな小さな付箋でした。

この本 ....
浮遊感
沈む左脳の瞳
9は赤く
8は半透明
耳を通る記号
ロジカルなからだ

蟻走感
浮かぶ右脳の言葉
青は止まれ
黄色は壊せ
背景だけがカラフル
裾を掴む愛

疑視感 ....
眼鏡をはずし
目の前を水中に沈めれば
外灯は滲み
ひとびとは陽炎になって
せかいはちいさくちかく、まるくなると
おもっていたけど
無限のひろがり

おとこもおんなもなく
泳ぐような身 ....
 




君らしくない、
意外だよ、
イメージになかった、


他人の言葉から
始まる

自己崩壊

自己紹介

できない
厄介な
アイデ

ティテ
 ....
こんな沈んだ気持ち程度、扇風機で浮くと思っていた

あのすてきな帽子、いったい誰のなんだい

つま先でつついた

みんな同じような次元を突き破るために

だんだんと口角を上げ始める
 ....
あたりまえのような速度で過ちを折って重ねる
ここにはもう眠るところなんてないのに
わたしの体を隅へ隅へと追いやっていく

けだものが死んでも
灯台へ行く人々の列は途切れることもなく
空気袋 ....
あさのやみにたゆたうことば、なみたつおもてにささやきをのこして、うっすらとたなびくあついかぜがめのまえにあらわれる、いのちのうしなわれたさいはてのほとり、たえまなくゆれながらほどかれていく言葉 .... み●●●
●ず●●
●●か●
●●●ら

    うまれた
    るふらん
    みずから
    浮上する

         レ●●●            ....
     
無期限激務    
うたうたう るるりららりるる うたうたう
意外や意外。  
第千巻完成だ

だいせんかんかんせいだ
いがいやいがい
うたうたう るるり ....
ですから、


ね、
あらゆる、


「わたしから飽和するわたしたちよ、
もうここには語るべきことなどありはしないのです、と
語りはじめる卑怯をおびやかしてください、
かなしいほど ....
夏の暑さに敗けない熱視線で、僕は君を見つめる。
錆びて塗装の剥がれたフェンスが、昼間の熱を残していて手に焼き付くように熱い。

月が浮かぶプールにソレはいた。

あの夏、僕は人魚に出会 ....
小さい時から、人の背中に蛇口が見えた。

それは、僕が小学校に上がるか上がらないかぐらいの頃だったと思う。
その日はとても暑くて、公園で一日中友達と駆け回って遊んだ僕は、夕方、皆が帰ってしま ....
肩に置かれた手の温もりに
ハッとして振り返った
見慣れたはずの顔に
涙がこぼれた

無くしてしまったと
思い込んでいたものが
ふとしたことで見つかる
ひとりごとのボリュームをあげた わしかい?
わしゃ、司会者じゃ。
会話し、活かし、沸かし、癒し、
話者介し、ワイワイ。

シワシワじゃが、
可愛いジジイじゃ。
界隈じゃ、若い支持者、
甲斐甲斐しいわい。


― ....
あ、の形にひらいた口から
あ、がこぼれて落ちた


床にふれる
粉々に砕けて、見えなくなった


手を伸ばして鍵を外す
からから、と窓をあける
なまぬるい風が不躾に入り込んでくる
 ....
あの眠れなかった夜が嘘のように

六畳の王国へ

怪獣も後悔も連れて行っておくれ
残念な日々はやがてぼくの骨になっていく

木漏れ日はおおきなあくびをさそって
点々と地図を成していく
 ....
濁音だけでも、半濁音だけでも、
ポイズンにはなりませんでした。

ポイときて、ズンと効くから、
ズイポンではいけませんでした。

空気に混じってたくさん殺す。
紫色の飛沫。
よい毒製薬 ....
ひとは
母音だけで会話するときに
かならずしも
自分に正直だとはかぎらない
相手に誠実だともかぎらない

水色のキャンディが
口の中で溶けていく速さで
きみはやがて
いろいろなことを ....
薄くあかるいほうにながれていった。手にぶよぶよした抜け殻だけのこった。
離岸失敗のゴムボート。季節は確実にいちねんのなかで正確な四回転を刻んでいく。なにを実証できたわけでもないけど。
 ....
雨の跡


熱射を過ぎて不確かに薫る夏の断片



色さえ濡れた世界は
モノクロームに限りなく近く




静かに路上を伝う
夕方の細い夜に逃げ出した心が帰らない

大したことはおこらない
丸い窓を持ち上げて

少し空気を入れ替えるような当たり前のこと

感慨深く、目を閉じているわけでもない
警戒が服を着たわ ....
阿ト理恵さんのおすすめリスト(928)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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第三形態‏- 狩心自由詩413-9-18
- 青井自由詩813-9-10
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本のオマケ- 時子自由詩313-9-5
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満月の夜、砂時計が逆さに落ちる【回文】- るるりら自由詩14*13-8-21
__- 紅月自由詩513-8-19
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ひとりごとのボリュームをあげた- 北大路京 ...自由詩1113-8-7
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よい毒製薬- 小猫峰  ...自由詩4*13-8-5
虹のすべて- 大覚アキ ...自由詩713-8-5
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水園の辺り- オリーヴ携帯写真+ ...213-8-1
夕方ちかくの細い夜に- カマキリ自由詩813-7-25

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