皮膚にもほうこうがあるらしく
外に外に腐ってゆくのだと
ほんとうはおもうのだけど。
非難はしないけど
さわってみればわかるよって
きみは愛情を生まれたときからうけていてって
さわってうんぬ ....
わたしのひたり水は
いつでも透明、
きんたろうあめのように

だ・と・よ
昨日から ハエさんが 居るんだよねぇ〜
の セリフに

ハエなんかに 
サンなんて 
付けなくって 
イイよ!!

思わず 叫んで しまったのは
昨日から 追いかけっこを しているか ....
かたくなに
かたくなで
かたくなな
かたくなよりも
かたくなを
かたくなと

する
ゾンビごっこをやってて、ひとりで、はじめはショッピングセンターのショーウインドウを叩く真似とか、駐車場のフェンスを乗り越えようとしてたら踏まれて起き上がれなくなってる真似とか、けっこう盛り上がってたん .... 私は歓喜した。私は恋愛がわからぬ。私は非リアである。詩を書き、文学を読んで暮らしてきた。私は硬派である。コーヒーはブラックしか飲まない。そんな私が女子から一粒のチョコをもらった。オリゴ糖入りで頭がすっ .... 夜中にそっと冷蔵庫を閉める
あたまのおくで
クリプトン球のあかりが消滅する
少しだけ、息がとまる

コーラ瓶の栓を抜く
ひとの内側は暗くて渇きやすい
炭酸のおとがきめ細やかに変容してゆく ....
「ねえ、この身体のいったい何処に住めるっていうの?」
「身体に住むのかい?」
「そうよ、髭があれば荒れ野原だし、屋根もないし」
「眉毛の中はどうだろう。髪の毛の中だとか」
「不潔よ」
「でも ....
 
 
栞の代わりに挟んでいたミルクをこぼして 
僕らはどこまで読んだかわからなくなった 
立春が来たことに気づかないまま
掃除を始めた人たちみたいに
ひどく狼狽えた気持ちになった 
 ....
こんばんは
こんばんはといえば夜ですが
夜になってもまぶたの裏が痛みます
きっと蛍光灯のせいでしょう
蛍光灯はしろっぽくってあおっぽくって
だからやつのせいでしょう
そういう ....
聴こえないくらいの
静かな声と
三歩分くらいの間が
水平線に似ていて
ちょうどいい
液晶に触れるような
ハウリングする月と
居るだけの夜が
いとおしい
イントロ、間奏、アウトロ、出だしから終わりまですべての均等、不均等を回収するナンバーがラストに据えられたアルバムはいいアルバムだ、個人的にはスーパーカーのFuturama、何回聞いたろ .... あんまりに海がひかっているから、わたしはあなたと恋がしたくなりました。
理由を聞くひとがいたら、猫でも転ばせておきましょうよ。
一生にうてる
心拍のかずが
きまっているなら

この

エンジンオイル色の寿命を
ちょっとずつ
ちぢめることで
お金もらえるなら

この

緊張と損が
やっとこさ意味をも ....
おとをたてるのは
さがしている
おくれている
 
白いどうぶつ、
息とゆめ

おもたくて
かきわけづらい
色バブルの地帯に

入りこんだのも
わけなし

みんなぜんぜん、
 ....
かたつむりになって
洗濯機を回す
混ざり合う日々
クローゼットに
買った覚えのない服
ぎっしりと並べられて
けれどそれを着るぼくが
ぼくという人らしく
知らない朝を
片足でぴょん ....
とあるマンションのこと

925号室の人魚は次第に身体が小さくなっていて夜には死んでいる

524号室は宝石を集めては食い散らかすモグラがわめいている

266号室の冷蔵庫は壊れていて ....
「台所のアルミ鍋を占有して何が悪い!」
あ、いえ、こちらの話ですスイマセン。
ユーレイのよに背後に立った父親が、私からアルミ鍋を奪い取ろうとしただけです。いつものコトです問題ありません。
はじめ ....
 詩集が書店にない。そんな嘆きをまた読んだ。それがいまの人びとの詩に対する無関心を証明するものだとは私は思わない。売る側にとって、ただ単純に、売りにくい。それだけのことなのだ。お店の構成としては、雑誌 .... ピアノでショパン弾いていたおねーさんがわって立ち上がったあと防音壁にへばりついて穴だらけの壁肌を撫ぜながら急に使命感に打たれたようにあー埋めなきゃ埋めなきゃこれ埋めなきゃーって言い出したとき


 ....
思い出が深すぎるから
小石で埋め立てる
その上に犬小屋を建てて踊る脳
YES,NO枕が不気味に笑っている
時間
時間、だいきらいなのに

夜、あいしているのに
思い出が薄すぎるか ....
さみしいアスファルトに薄い雪化粧
その上にきりとり線を描いてゆきます
おなじ歩幅で 一直線上に
きりとり線を描いてゆきます

振り返らない足あとは
戻らない昨日によく似ている

 ....
吾輩のシは
血に染まった吾輩の個の手によってもたらされる
吾輩の赤は
吾輩のセイ、海水浴であって、
羽は無いし、そう遠くへは行けない
とは思わない吾輩の青は
海と空の境界線が無くなった吾輩 ....
あの人が舐めるナイフの冷たさを頬で感じた(栗山千明)

実感がないというより年末の実感自体実在すんの?

泣き止めば殺さずにすむ恋心みどりの魚も赤く熟した

たましいになってしまえばたまし ....
ひだり、みぎ、
まえ、うしろ
ぬいあわせる
ずっとずっと
おわらないえいえん
はだのさかいめ
たにんのすきま
たいじしてゆく
しらないかお
かくれんぼ
とまる、あるく
 
あまいあまいバレンタイン・キッス♪

夢みてるんだろな、少年よ

やっぱ、ビター・チョコに決定!



 
猫なしのにたにた笑いなん
て!あんな奇妙なものを見
たのは生まれてはじめてだ
わ!『不思議の国のアリス』

誰かと誰か、何かと何か。それらがそこに在る
というただそれだけのこと。例えば、東 ....
自称「警視庁が見守る安全・安心な街」で
「自転車から降りて通行しよう。」の上にある
「公衆便所」の貼紙をやりすごしたら、
「貼紙禁止」の貼紙
「なんか面白いこと、ある」ところへ
せっかくだか ....
 児童公園に入っていくと、女の子がブランコに腰掛けていて、
「コイで」
 と言った。
「ボートとか、自転車じゃないんだから、オシて、って言うんだよ」
 そうは言ったが、コグとも言う気がして ....
むかしむかしの おかいもの

「くださいな」 「はあい」

こぜにを しっかり にぎりしめ

おそらは あかねいろ おみせやさん

おつかいは たのしいな

「おやおやえらいね こ ....
阿ト理恵さんのおすすめリスト(928)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ささくれポトフも鎮まる夜に- さわ田マ ...自由詩313-3-11
わたしのひたり水- マシュー ...自由詩113-3-10
ハエさん- 藤鈴呼自由詩4*13-3-10
ほらふき- opus自由詩213-3-10
ハイウェイゾンビ- 魚屋スイ ...自由詩613-3-7
走れ私- コーリャ自由詩1313-3-5
コーラの泡が弾けてる- sample自由詩7*13-3-4
幸福と髭野原と時限爆弾- 阿閉真琴自由詩213-3-4
代理睡眠- たもつ自由詩913-2-27
_- ズー自由詩11*13-2-27
ハウリング- 自由詩313-2-25
水面への容易い乱打- ねことら散文(批評 ...113-2-24
猫転ぶ- はるな散文(批評 ...313-2-24
アルバイトこわい- マシュー ...自由詩513-2-18
ミンシ- マシュー ...自由詩213-2-17
寝るための思案_4- 自由詩213-2-16
マンション- 自由詩213-2-16
【喪中につきHHM非参加作品】_幻の〝1st_Anniver ...- 散文(批評 ...1*13-2-15
書店に詩を- 深水遊脚散文(批評 ...5*13-2-15
或いはぬるい祝福を送るくらいしかできない- 一尾自由詩513-2-15
寝るための思案_3- 自由詩213-2-14
きりとり線- 川上凌自由詩5+*13-2-13
tetetete- 狩心自由詩2*13-2-12
桃色の泡を吐き出す世界ではみどりの魚も赤く熟した- 木屋 亞 ...短歌3*13-2-11
夜歩- 自由詩313-2-10
少年よ- 殿上 童自由詩20*13-2-10
ホルバインの描く奇妙な染みと静けさ- 樹圭介自由詩213-2-10
陽のあたる街の水族館で- 中川達矢自由詩4*13-2-9
恋を夢見る女の子- オキ自由詩5*13-2-5
おつかいはたのしいな- ドクダミ ...自由詩4*13-2-2

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