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羊歯の葉を滑り落ちた雨垂れが棄てられたショッピングバッグに落ちる
夜は街の明かりに隠れながらいつの間にか途方も無い闇となり
僕は雑草の生えふさぼったベンチひとつだけの公園の ....
ぼくら、たがいに言葉もなく
薄っすらと曇った空のした
だだっ広い荒野を切り裂くような
一本の道を歩き続けた
おんぼろの靴がいつまでもつかと心配だったけど
気にしたとこ ....
荒れ果てた夜を
隠された夜を
打ちのめされた夜を
くずおれた夜を


バラードがレクイエムのように
人気のない街角に流れて
霧に濡れた路上で
二度と開くことのな ....
爪先が深く沈み

濡れた砂が潜り込む

薄曇りの空の下

静かに呼吸している海は

黒に擬態している

青のような色をしている

ひとの姿はなく

ひたすら ....
石灰の色をした朝を迎えながら前日コンビニで買ったパンにかぶりつきまとめ買いの缶コーヒーを一本空けて二息で飲む、それからひとつ息をついて昨夜聴いた三上寛の歌のことを思い出す、深夜のコンビニは赤ち .... 生きてることには文句を言え、こんなところに突き出しやがってと、天に向かって唾を吐け、どうせ俺たちゃ日蔭のシダさ、明るい朝日は拝めやしねぇ、荒んだ日々のウサ晴らせ、そら、神さんこちら、金 .... こおりがとけてゆく
こおりがとけてゆくから
わたしははんしんはんぎの
ありかたをそこにながす
はんしんはんぎはうみまでながれるだろう
そしてなにか
おおきなものをみつけるだろう
そし ....
壊れた夜の片隅に身を置いて
時間の概念を分解してゆく
捨てられたまま白骨化した子猫の死骸と
使われなくなった給水ポンプの中の
身元不明の腐乱死体
道端で見た光景 ....
俺がどんな言葉で話をするか君に判ってもらえるだろうか
俺の大脳皮質からウミガメの卵のようにぽろぽろとこぼれてくるものの形状が
君の感覚野にまで届くことがあるだろうか
凍えるカーテンの向こ ....
阿ト理恵さんのホロウ・シカエルボクさんおすすめリスト(9)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
真夜中にあれこれのかたちをどうのこうの- ホロウ・ ...自由詩2*14-10-15
On_The_Road_Again_(_new_classi ...- ホロウ・ ...自由詩3*14-4-30
夜明けまでの闇は果てしなく- ホロウ・ ...自由詩8*13-9-22
アンモナイトをおぶさって- ホロウ・ ...自由詩10*12-10-8
深夜のコンビニは三上寛の歌う赤ちょうちんよりずっと切ない- ホロウ・ ...自由詩2*12-7-31
生きてることには文句を言え- ホロウ・ ...自由詩3*12-6-25
あつくなるなつのはんしんはんぎ- ホロウ・ ...自由詩4*11-5-21
そして誰かがお終いの合図を出すのを待つ- ホロウ・ ...自由詩2*11-2-20
貝が夢見る明日- ホロウ・ ...自由詩5*11-1-17

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