脚がながくのびて
水にすこし触れてみる
どの
穴から入っていいのか わからない
積み木を積んで
ボタンを押して
ロボットになっていくので
植木鉢の底から 少し
舌を出した
勤めて ....
{引用=今やすっかり「題名だけのスレ」として定着?し十一回目のターンも満ちつつある「題名だけの詩のスレッド」。その「題名だけの詩」のスレッドが設けられた経緯/きっかけ、についての話があったはず、とずっ ....
{引用=題名だけの詩のスレッドより、二○○三〜二○一○の師走、十二月分から百七十四ほど選抜。あ、何方か数え間違えてるのに気が付かれましたなら教えて下さい。言の葉の海から掬い上げた言葉たち、題名たち、再 ....
犬はもう誰にも
愛されないの
自由を求める
詩人には猫好きが多いから
ところが私は
一見すると
セントバーナードに
そっくりな
典型的な犬顔だから
今はもう誰にも
愛されないの
....
ピキは犬ではないのかもしれない
犬だと思ってドッグフードまであげていたのに
買ってきた犬図鑑に載っているどの犬とも
その形状は一致しない
図鑑の犬はすべて四本足なのに
ピキは六本 ....
もしも
私が家を借りたなら
駅から徒歩10分以内の物件を
借りたでしょう
大きな浴槽と
大きな便座と
デブには重要ポイントなのよ
だけど私の今の住居
(妻の実家です、つまり私はマスオさ ....
京都大学三千人
(というのは一体何の人数なのか君も分からないし、
はっきり言って僕も分からない)
受験に疲れた予備校生がひとり
問題用紙を人知れず
まだ見ぬあなたへ届けてた
京都大学三千 ....
花嫁は
容疑者になって
追われているの
花婿をカバンにつめて
冬の日本海へ
命からがら反撃した
行為が罪に問われる
帰れない
顔を変えても
心に誓う
サハラ砂漠に
たまごが一つ。
砂に埋もれて
蒸し焼きになる。
ガンジス川に
たまごが一つ。
僧侶の足に
踏まれて割れる。
冷蔵庫の中に
たまごが一つ。
中身は既に
くさっ ....
やあ!久しぶり!!
いつ以来かな?5年ぶり?とか??
アナタがATMキャッシュディスペンサーから
恥ずかしそうに出てくるのを見てしまって
思わず、僕も目をそらしたよ!
家を出た ....
もしかして
CO2の削減が遅れているのって
僕らのため息が多いからじゃないか
人口もべらぼうに増えているわけだし
昨日
3円でレジ袋をお願いしました
クーラーの ....
さようなら
さようなら
世界の果てまで
さようなら
さようなら
二度と会えない
二千、とんで十一年の
さようなら
さようなら
さようなら
もうネタが
尽きた〜
....
流星のごとき放物線を描いて降った、20カラットはあろうというその
ダイアモンドには指が付いていたのです。と言うより寧ろ、それは20カ
ラットはあろうというダイアモンドの指輪をつけた指なのでした。 ....
初めて寝坊した
朝飯抜きで
出かけたが
5分遅刻した
行ったら最悪
ウンコまみれの
おじいさん
風呂に入れる
時間も延長して
言動が乱雑になる
最後に謝る。すると、
「い ....
あいつによろしく
伝えてくれよ
今ならどこかに
隠れているはずさ
騒げば窓辺の
ラジオをつけて
徹底弾圧の演説でも
聞かせてやれよ
アメリカの大統領が
経済制裁をちらつかせてるよ
....
ああ
だからコンニャクだけは
君の代わりにしたくない
ああ
明日の今頃も
僕は布団のなかで
悶々としてる
溜まった僕のことを
知ってるくせに
完全に無視を決め込んで
君は隣で ....
むかしむかし、ナイルのほとりに貧しいお爺さんとお婆さんが住んでお
りました。お爺さんはギザへ盗掘に、お婆さんは河へ砂金採りに、今日も
空しい{ルビ篩=ふるい}をふるっておりますと、あれ下流からど ....
)?
ことばに鍵をかけて生き埋めにしてやろう
(その上をアスファルトで固めて 」
「駐車場にしてやろう)
‥はてな
?
凹凸と窪み
まもなくどちらか裏切れば
白い造 ....
{引用=題名だけの詩のスレッドより、二○○四〜二○一○年の三月分から百五十弱抜粋。多分、途中で数え間違えていなければ。
あくまでも「題名だけの詩」であり、「お題」として投稿したものではありませんが同 ....
おいよく聞けSGI/下っ端には責任ない
金巻き上げてブクブク太り/得すんのはいつでも一人
いい加減迷惑なんだよカルト宗教/ヨーロッパ諸外国じゃ既に終了
誰も言わない政教分離/そうだおまえだ聖 ....
コロラドの鴉は『Shit!』って啼く
....
ほらっ、ジュン、早く!
運転手さんを待たせちゃ失礼だぞ
それじゃあ、よろしくたのみます
おにいちゃ〜ん
レイちゃんの居場所がわかったら
連絡するから〜
小さく頷いて、ジュンはトラッ ....
エリカの部屋へ電話をかけて
ハイパーメディアクリエイターの芝居
続けてみたけれど
あの娘ももはや
興味なさそうで
そうそう付き合ってももらえない
用事がなけりゃ
連絡するな
そもそ ....
たましいのかけらになったって
いつもいつまでもいまも
あなたのそばにいる
ふあんもかなしみもない
ハッピーエンドに
ふたりしてかならずゆけるから
十年まえ
....
真っ暗な闇なんてある筈もない
重しを引きずったまま眠りにつくということ
それは、直線的な光りをも閉じ込めてしまう
と、いうことだろう 。
マルタ島にはマヌエラという男がいて
野良猫 ....
惨めでも
負け戦でも人生は
続いてゆくよ
モルヒネをくれ
....
壊れた夜の片隅に身を置いて
時間の概念を分解してゆく
捨てられたまま白骨化した子猫の死骸と
使われなくなった給水ポンプの中の
身元不明の腐乱死体
道端で見た光景 ....
5時限目 人の心を読む授業
鉛筆の影がノートに映る
あの子は几帳面に 鋭利な鉛筆を持って数式を解いている
僕は陽にあたりながら 丸っこくなった鉛筆を持って
πの可能性を ....
「明日の情」
優しく蛇行して
適度に濁って
こそばゆく岸を撫でながら
僕の根底を流れる
情の小川は
ときおり
なす術もない豪雨に
のたうち回って
....
真っ白な
掃除機を
眺めては
何もせず
かといって
洗濯もせず
飯だって
宅配ピザを頼んで
そんな風に
君の
ぐうたらな一日が
過ぎてゆく
目の前の
紙くずを
ゴミ箱 ....
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