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まいにち目にわかるほど大きくなっていくのに、娘はきちんと娘のかたちをしている。一日にすくなくとも一度はどうしようもないほど叫ぶ娘を抱いて、鏡や暗い窓にうつる自分のすがたを見せてやると、泣きながら( .... ここでは、詩作品『風土記シンボリック』(作 地の果ての嘆き)を取り上げて
ごく簡単に作品評を試みる。

(作品のURL:http://mb2.jp/_prs/8435.html#S0)

本 ....
「土砂崩れのあった山のあたりは 幾たびかの土石流が重なりあってできたので、昔の地名には、 それが残っていたらしい。」と、母が どこからか聞いてきた。調べてみると 阿武山というのがある。
【阿】という ....
青い線を切って夢を見ていたのかな。お風呂で2回イッた後にシャンプーするのめんどくさくなって。なんとなくカミソリで切ったらさ、なんでか痛くないんだよね。もう切る前から夢を見ていたのかな。ちな .... 触れるだけで音も無く切れる鮮やかな刃先が咽喉元にあるかのような心境だ、ほら、勘付いているだろう、ただの亀裂だったものが次第に音を立てて崩れていきそうな予感に。デッド・ラインのすぐそばにもう .... 終わりの始まりって何時だったんだろうと、かなり苦めの珈琲を入れながら考える。
そういえば、いつから秋になったのか思い出そうとするような。

そこに有ったことに気づかない。
あまりにも自然で、穏 ....
 中村くらげさんの提唱された「自分の詩を読み返そうキャンペーン」に、短歌もありと拡大解釈してのってみました。作品数が少ない私ですが、いつも5首まとめて投稿している短歌をバラしてみたところ、ベスト3 .... ひろしの不満はもはや不満の領域を超えていた
さとしと言う部長の態度が傲慢すぎるのだ
「部長!」
「なんだ、おや?ひろし君、きみが私に何のようがあると言うんだね?」
「私は思うのです…あなた如き ....
.
   【8】 沈黙のエクリチュール


   下書稿(三)手入れ(3) 〔A〕+〔B〕

    なだれ    (了)

 塵のごと小鳥啼きすぎ
 ほこ杉の峡の奥より
 あやし ....
.
   【7】 災害と隠蔽


   下書稿(三)手入れ(2) 〔A〕+〔B〕

    なだれ

 若き母織りし麻もて
 身ぬちみな紺によそほひ
 藁沓に雪軋らしめ
 笛吹き ....
.
   【6】 笛吹き少年の伝説


   下書稿(一)手入れ(2)〔A〕

 若き母や織りけん麻もて
 全身紺によそほひ
 藁沓に雪軋らしめ
 町に出で行く少年あり

 青き ....
.
   【4】 白金環と白金黒


   雪 峡{注=下書稿(四)手入れ(2)。ルビはすべて編集者。}

 {ルビ塵=ちり}のごと小鳥なきすぎ
 ほこ杉の{ルビ峡=かひ}の奥より
  ....
.
   【3】 あやしくも鳴るやみ神楽


   雪 峡{注=下書稿(四)手入れ(2)。ルビはすべて編集者。}

 {ルビ塵=ちり}のごと小鳥なきすぎ
 ほこ杉の{ルビ峡=かひ}の奥よ ....
.
結論から言いますと、現在までのところ、

「羅須地人協会」と満蒙開拓移民団との直接の繋がりを推測させるような資料は見出されておらず、
両者のあいだには繋がりは存在しなかったと思われます。
 ....
   【1】 文語詩から口語詩へ、ふたたび文語詩へ


さいきん、宮沢賢治の文語詩が、再評価されています。

文語書きの賢治詩といえば、例の「雨ニモマケズ」があまりにも有名ですが、こ ....
{引用=夏の光に

夏がきても病気のように冷たい光はあった。
それはぼくのなかにあった。物のなかにあった。
いたるところにあった。
空気が重くなり、雨がふりはじめた。
子どもたちは手のひら ....
.
{ルビ蠍=さそり}って食用の虫だって知ってました?
中国では、蠍を養殖しています。

ペキンで食べたフルコースのデザートは蠍の唐揚げ。意外に美味でした。イナゴよりはよほど旨いです。。。 た ....
 ワシは、国家を動かしている輩どもの腐った根性が気にくわんのじゃ。
 あたしだってそう、ほんと馬鹿にしてるわ、あたしたち一般市民を。
 ぼく、そんなこと思わない、高級官僚だって、代議士先生だって、 ....
 私は庶民である。ごく普通のサラリーマンであり、その他大勢のサラリーマンと似たような暮らしを送っている。世の中の大多数の人間と同質な生活をしているということ。私はそこに平凡でありながら限りなく豊か ....  今の日本では、誰でも理科の教育を受けると機械論的自然観を植え付けられる。自然界は元素の組み合わせでできています。自然は量的に計測可能です。厳密な実験に基づいて自然を利用していくのです。だ .... 民俗学者折口信夫が唱えた学説は「折口学」と呼ばれますが、わたしはその折口学の信奉者なのです。

といってもその信奉の歴史はごく浅くて、わたしが折口学と出逢ったのは二年ほど前のことでした。それは折口 ....
3 地図上の思考実験

岡澤氏の本との出会いは、私が長いあいだ切望していた僥倖でした。子どものころ、アンリ・ファーブルの『昆虫記』の最初に、あるとき、ファーブルは高名な学者の本を読んで刺激され、自 ....
2 見えるものと見えないもの

「馬車のラツパがきこえてくれば
 ここが一ぺんにスヰツツルになる
 遠くでは鷹がそらを截つてゐるし
 からまつの芽はネクタイピンにほしいくらゐだし
 いま向 ....
詩のしくみについて

まず、詩と、死のちがいについて。
息苦しくなる。妙に胸が痛くなる。そうして間もなく心肺停止状態に陥り死ぬ。理由はさほど問題ではない。心不全ということで一切が丸く収まる。保険 ....
現代詩フォーラムのみなさん、おはようございます。

ときには↑こういうテーマで書いてみようかと思いましてw

詩を理解する才能と、詩を創る才能は別だと思う。もちろん双方兼備の人はいる。
私は ....
私の書いたものにはパターンがある。大きく分けると次のようになる。
①エロ、②フェチ、③じいさんイジメ、④ブスイジメ、⑤デブイジメ。
&# ....
北川透がいっている、詩的レトリックの本質は違反である
それを引用的に言えば
僕は、現代詩の本質は、日常的な言葉への違反であると思っています。
(そうではないと思っている方も多くいると思いま ....
さて、聖書にはじつに多くの殺人行為の記載がある。

「この時、主の霊が激しくサムソンに臨んだので、サムソンはアシケロンに下って行って、その町の者三十人を殺し、彼らからはぎ取って、かのなぞを解いた人 ....
 「文学者たる事の困難には依然として何も変わりはないが、文学志望者たる困難は全く無くなったと言っていい。」(小林秀雄 『言語の問題』)


 ちょっと気になってたので調べたのだが、群像の新人賞の ....
 通俗的な作品というのは、これまでもヒットしてきたし、これからもヒットし続けるだろう。シェイクスピアにも通俗的な要素はあるが、しかしシェイクスピアの作品はただの通俗的な作品とは違う。

 物語性、 ....
アラガイsさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト(501)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
金型- はるな散文(批評 ...5*14-10-24
地の果ての嘆き_『風土記シンボリック』によせて- ハァモニ ...散文(批評 ...1*14-10-22
阿武山- るるりら散文(批評 ...9*14-10-6
処女作- 左屋百色散文(批評 ...6*14-10-2
弾道(千鳥足で、無闇に。)- ホロウ・ ...散文(批評 ...2*14-9-26
秋の珈琲- 中原純乃散文(批評 ...5*14-9-25
自己評価ベスト3- 深水遊脚散文(批評 ...8*14-9-19
ちょっと息抜き物語。。- 陽向散文(批評 ...2*14-9-9
笛吹き少年の行くえ(8)- Giton散文(批評 ...2*14-9-8
笛吹き少年の行くえ(7)- Giton散文(批評 ...1*14-9-8
笛吹き少年の行くえ(6)- Giton散文(批評 ...1*14-9-8
笛吹き少年の行くえ(4)- Giton散文(批評 ...1*14-9-7
笛吹き少年の行くえ(3)- Giton散文(批評 ...3*14-9-6
「羅須地人協会」と満州開拓団との繋がりについて(ノート)- Giton散文(批評 ...2*14-9-6
笛吹き少年の行くえ(1)- Giton散文(批評 ...3*14-9-5
感性で読みとく現代詩:「夏の光に」- あい散文(批評 ...3*14-8-20
さそり座と蠍のことども- Giton散文(批評 ...4*14-8-19
紅蓮の旗- 草野大悟 ...散文(批評 ...2*14-8-16
庶民として詩を書くこと- 葉leaf散文(批評 ...414-8-8
森山恵詩集『みどりの領分』について- 葉leaf散文(批評 ...214-7-30
続・詩のしくみについて_(折口信夫とわたしの因果関係を妄想す ...- たま散文(批評 ...16*14-7-16
現場のへその緒(3)- Giton散文(批評 ...1*14-7-11
現場のへその緒(2)- Giton散文(批評 ...1*14-7-11
詩のしくみについて- たま散文(批評 ...11*14-7-10
ぼくはなぜここにいるか- Giton散文(批評 ...1*14-7-10
私と性行為- 花形新次散文(批評 ...214-7-9
詩の試みー知りすぎている貧しさの中で_mixi日記より_20 ...- 前田ふむ ...散文(批評 ...3*14-7-9
サムソンとデリラ- atsuchan69散文(批評 ...3*14-7-7
小説における文体の問題- yamadahifumi散文(批評 ...314-7-6
物語に深みを出すには- yamadahifumi散文(批評 ...214-7-6

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