すべてのおすすめ
もし充足な自由というものを経験していたのなら、私は詩に鮮やかさを感じたりはしない。分裂分析{ルビ=スキゾアナリーズ}はいかなる命名をも拒絶する。たとえば分析家のメラニー クラインが患者のリチャードの画 ....
柔らかくて湿り気のある赤ん坊の肌状の空間が薄いグレー。
空の成分について考える。
感覚と距離を体に叩き込む。
意味とかなんて全然わからなくていい。
俯瞰する自分自身のイメージを何回もシ ....
ハイブリッドタイヤでアスファルトにプレスされた鳩が、赤い薔薇の刺繍のついたスカーフの様になって風になびいていた。眠り過ぎた瞼が熱を持っていて重たかったが、コンピューターでプログラムを書き換えた ....
ツイッターで葉月二兎さんとゆー人を知ったです。
その人のブログに、「(約)10年前の詩投稿掲示板」てのがあったです。
http://les-divagations-moderntique.blog ....
明け方、走りながら、後ろを振り返るひとを見た。 後ろというか、真後ろだ。
短パンから生えた2本足をものすごいスピードで回転させながら、首だけ真後ろを振り返った。
身体は前へ、いしきは真後ろへ。 ....
テーマ1 台風15号
地上を泳いでいるこんな日は、淡水魚の渓流での苦労がよくわかるというものだ。
尚も傘は無効なのに、{ルビ長刀=なぎなた}の如く構える人が圧倒多数なのは、濡れを厭う ....
特に忘れることができないのは、私がこれらの作品のうちの多くを、決して冗談でなく、遺書と考えて書いたということだ。そして純粋に自分一人のために、私というただ一人の読者のために、力を尽して書いたということ ....
白い本 開かれた。たくさんの悲劇のあった年。
白い本 開かれた。たくさんの人生が消えた年。
白い本 開かれた。たくさんの想い出が断ち切られた年。
その本は神田神保町の文芸評論専門の古書 ....
この問いは答えでできている、この答えは問いになっている。あらゆる嘘は事実の隣にしか存在することができない。わたしは何かを探そうとしている、ただしいものを探そうとしている。傾いた夜、かわいた秒針 ....
0.序論
詩は言葉の信用性を失墜させていないだろうか。詩は、一方で、表現主体の内面を最も率直に表現する媒体として使用され、もう一方で、読者にとって美しくなければならないという要求のために真実を ....
詩とは何だろうか?詩の意義とは何だろうか?その意味とは?・・・・こんな朝日新聞の三面辺りに載っていそうな議題を打ち出してきたのは、この問いに答えるためではない。この問いを破壊するためである。詩人は、 ....
0.はじめに
詩人が、詩を知らない友人に詩を紹介する。さて、よくありそうなこの風景の中では、いったい何が行われているのだろうか?
まず、詩人は詩には価値があると考えているだろう。ではなぜ、 ....
0.はじめに
殿岡秀秋は弱い人間である。だがこの弱さは詩人にとって必要な弱さである。まず、殿岡は武装しない。思想や理論や謀略や機知をことさらにめぐらすことをせず、時間や連想の流れの中に素肌で漂 ....
「芸と言うのは、所詮、太平の世にしか咲けぬ華なのか。嵐が来れば艶やかな花弁を散らし、冬が来れば枯れ行くしか術はないのか。」
「されど花の種は冬を越すがために有る物。春を迎えて芽吹く物。青嵐が来ねば稲 ....
ポストモダニズムの興隆以降の目的論の否定の論調の弊害は
実に大きなものである。宗教批判の歴史的な核心は、ここにこ
そ存するとさえいいうるかも知れない。感動、という精神的・
身体的現象は、瞬時的 ....
かつてロンドンにおける講演会で、ステファン・マラルメは、フランスにおける詩の定型からの解放の始まりを、ふかい驚きをもって伝えていた。それから100年以上の時が過ぎ、日本においてさえ現在では、 ....
世事に疎い過去に学んだマ〈リ〉ーは、時事に関心を向けるよう努めて
いた
マ〈リ〉ー アントワネット(以下マア)
カントゥー地震の折は、火事だったのね?
ポリニャック伯爵夫人 ....
天気が良くない。いちど実家に帰って、それからまたここへ帰って来て五日。ずうっと天気が悪い。雨か、そうでなくても曇り空。桜の花はもうほとんど散ってしまって、枝に残るしなびた色はもう桃色ではない。
....
西日が明るい内に黙々と、母娘はガレージセールをしまい出す。陶磁器
がカシャカシャと、昨日と同じ音で擦れ合う。
週末と祝日の三日間、足を止める者は滅多にない。他家の廃品を漁るよ
うな構えでもな ....
米国務省のケヴィン・メアという高級官僚が沖縄について、「ゆすり常
習の怠け者」との形容をし、ヒラリーの次席にいるキャンベル国務次官補
が条件付きながら公式に謝罪したとのニュース。
無論、時間 ....
―――『となりのカフカ』池内 紀 (光文社新書)を読んで
カフカといえばあの、「悪い夢に出てきそう」な、虫になる男の「悪魔じみ」た「小説」、『変身』を思いおこす読者が ....
荒川洋治が書き記す、詩についての文章は、批評家や評論家のそれとは違う。意図的であるのかどうかはわからないが、エッセイ的であることをやめようとしない。しかし、カン所はいつも的確に押さえられており、透徹 ....
編者は泉鏡花文学賞受賞者で、童話や詩も書くマルチ作家の寮美千子さん。そして掲載されている詩の作者は当然ながら実名を避けて、標題にある通り少年刑務所の〈受刑者〉となっています。
なぜ、この詩集 ....
終戦(敗戦)記念日であった8月15日の西日本新聞朝刊1面の「春秋」欄に、まど・みちおの戦争協力詩の話題が書いてあった。テレビのドキュメンタリー番組を観ての感想みたいだから、観られた方もいるかもしれな ....
むかしむかし、ナイルのほとりに貧しいお爺さんとお婆さんが住んでお
りました。お爺さんはギザへ盗掘に、お婆さんは河へ砂金採りに、今日も
空しい{ルビ篩=ふるい}をふるっておりますと、あれ下流からど ....
NHさんの訃報に接して
「こうしん君こうしん君、今朝のニュースみた?」
わたしの友人・若きマルクス主義者の、彼谷行進(
かなたに・こうしん)くんのアパートのドアを叩いた。
こうしん君 ....
比喩ってよくわかりませんけどだいだい次の二つに大別できると教えられています。
1.直喩 ・きみの脚は鹿のようにほそい
2.暗喩 ・きみの脚は鹿だ
この二つはよく目にする表現法です。
そ ....
周知の通り、日本で最も大きなマルクス主義を柱とする政党は、
日本共産党ですが、これも1920年代に、おそらくはコミンテル
ンーソ連の支援のもとに非合法に結成されたものです。現在の
党員数はおよ ....
詩誌「荒地」について語るために、当時の時代背景と彼らのマニフェスト
について若干言及を致しましたが、ここで少々、現時点においては忘れられ
がちであるとも思われる日本文学史上の背景について、もう少 ....
『U^ェ^Uへの反論』 蛾兆ボルカ
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=226473
1・「そうまでして」という語は、それ自体が ....
アラガイsさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
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タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
器官なき身体の覚書
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イリヤ
散文(批評 ...
3*
12-2-11
「なんてかわいらしんだろ人間て」
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モリマサ ...
散文(批評 ...
5
12-2-11
街のにおいを少しだけ嗅ぐ
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ホロウ・ ...
散文(批評 ...
1*
12-2-2
10代詩人のための詩投稿掲示板:::::::zzzzzzzz ...
-
反現代死
散文(批評 ...
3+*
12-1-2
短パンで走り去りながら真後ろを振り返る人の<眺め> ...
-
ツ
散文(批評 ...
2*
11-12-25
大いなる野望_2011年版
-
salco
散文(批評 ...
3*
11-12-16
岩尾忍詩集『箱』小論
-
葉leaf
散文(批評 ...
7*
11-12-14
白い本
-
……とあ ...
散文(批評 ...
8*
11-12-6
3:00AM
-
はるな
散文(批評 ...
3
11-12-6
田村隆一論——フィクションの危険
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葉leaf
散文(批評 ...
4+*
11-12-6
定義を破るーーー詩についてーーー
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yamadahifumi
散文(批評 ...
1
11-12-5
谷川雁論——自己愛と自由
-
葉leaf
散文(批評 ...
3+*
11-12-2
殿岡秀秋小論
-
葉leaf
散文(批評 ...
3*
11-11-29
エール
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相差 遠 ...
散文(批評 ...
3*
11-8-23
_雑感的に_2
-
るか
散文(批評 ...
4*
11-7-18
雑感的に_1
-
るか
散文(批評 ...
3
11-6-28
午後の紅茶
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salco
散文(批評 ...
2*
11-4-24
鞄のこと
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はるな
散文(批評 ...
1+
11-4-22
連れて行かない
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salco
散文(批評 ...
4*
11-4-1
基地外沙汰
-
salco
散文(批評 ...
3*
11-3-10
【批評祭参加作品】「へんてこな作家」という親愛の情
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石川敬大
散文(批評 ...
7*
11-3-8
【批評祭参加作品】文法に果敢に肉薄する文学
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石川敬大
散文(批評 ...
5*
11-3-7
【批評祭参加作品】空が青いから白をえらんだのです_奈良少年刑 ...
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石川敬大
散文(批評 ...
8*
11-3-7
【批評祭参加作品】まど・みちおの戦争協力詩
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石川敬大
散文(批評 ...
6+*
11-3-7
かぐや指
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salco
散文(批評 ...
5*
11-2-25
_<閑_話_休_題>_4_NHさんの訃報に接して_
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るか
散文(批評 ...
2+*
11-2-6
「虚喩」ってなんだろ
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紙飛行機
散文(批評 ...
16*
11-2-4
_<閑_話_休_題>_2
-
るか
散文(批評 ...
2*
11-1-30
_<閑_話_休_題>_1
-
るか
散文(批評 ...
2*
11-1-28
『U^ェ^Uへの反論』への教育的指導(レッドカード)
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紙飛行機
散文(批評 ...
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11-1-27
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