鏡に向かって・・・



気にするな、あんたはそんな、大物か?。
「ピーマンって美味しいよね」
              って
君が笑った

「うん」
僕も笑って
そう答えたけれど

あれは

目標であって


僕は
嘘が嫌い

 ....
また新しい命が芽吹く頃
{ルビ灰塵=はいじん}と化した私の心が
ひらりと空で宙返り
螺旋を描き散っていく

重力に逆らうことも出来ず
天に召されることもなく
こうして誰にも忘れられ
 ....
満月の夜に 半ば無意識に泣いていると
思いのほか疲れる。 昨日の晩も、また。

うす暗い部屋になど居たくもなかったけれど
なにせ この部屋の電球はもう切れてしまったので
卑しくも眩し ....
某月某日 晴れ



あまり使わなかったシステム手帳の
中程のメモ欄には
ただ一言
それだけが残されていた

何か伝えたかったんだろうけど
それじゃ何にも伝わらないよ
相変わらず ....
夕暮れの寂しさを
ひらりひらりと切り抜ける
たまに当たるけど
ずっとずっとの儀式になってる

夕暮れはどこも一様に夕暮れなので
眩しくなくなった太陽を見つめる振りをして
薄いグレイの天辺 ....
君はやっと決心がついたのかい

僕は君が海が見たいというから

東京湾に連れて行ったね

きみは

これは私の海ではないと泣いた

君の故郷は

雪の花が海に舞う

懐かし ....
君との待ち合わせに

30分遅れたね

メールは入れたけど

僕はなんて謝ろうか

考えながら走った

でも

君はいなかった

メールも入ってこなかった

待っていた ....
ねぇ 君 帰る所はあるの

僕は突然聞かれたよ

旅人の僕は
あちこち彷徨う僕は
帰る所はないよ

帰れる場所がみつからない

君を失ってから

誰かに愛されいるのに

帰 ....
なぜか
私が持った傘は
必ずというほど
曲がっている

傘を
すっ、と差したいのに
曲がっているせいで
ゆっくりとしか
差せない

そのことを
友達に言うと

え?いいじゃ ....
使っていない電話器が時々鳴る
コードは何処にも差してない
その受話器が持っていた番号は
もう何処にもないんだよ
遠い昔つながっていた
あなたの電話番号も
もう何処にもないんだよ

あな ....
死んだ。


言葉は死んだ。


今、私が射精した言葉は死んだ。
これは言葉の死骸の羅列である。

作家は言語 ....
白い狐の置物

猫の香炉

ふくろうの貯金箱

俺のお気に入り

みんな可愛いぜ

よけいなことを

しゃべらない

だまって俺を見つめてくれる

いつか

俺は犬 ....
俺は

好かれているのか

嫌われているのか

判断できないでいた

多分

嫌われてるなんて

思いたくなかったんだろうぜ

自分の大事な人には

好かれたい

 ....
ビルの谷間に
あなたの影が忍び込み始めると,
夜は街を装い
ヘッドライトの灯りが
チラホラ
チラホラ
ワインの赤を
耳元で語るのだ
雨模様の春先の
闇に溶け出した起重機が
密かに企 ....
所かまわず
一面にのどかな
そんな景色だったので
家と家とに挟まれた
小さいままの公園に出掛ける


左は小さい右は大きい
一列に背比べする鉄棒で
僕は右端お前は一つ下
ぶら下がる ....
TVを付ければ、
新聞をめくれば、
今日も、また幼児虐待事件。

この種の事件が起こると、
いつも僕は不思議な・・
簡単な言葉では表現のしようがない「感覚」に取り憑かれる。

それ ....
俺があなたに惹かれたのに

訳なんて無いさ

あなたは

そっと

俺の背中を押してくれた

その時

俺が羽ばたくことが出来れば

こんなに辛くなかった

あなたも俺 ....
もしも

出来るなら

お前に

説明したいことは山のようにある

聞いて欲しいことも

聞かせて欲しいこともあるぜ

それは

俺にとっては説明でも

お前にとっては ....
きちんと
切符を買って
改札に通したのに
ブザーが鳴った

若い駅員さんが
とんできた

ああ、この切符では
電車には乗れませんね

そう呟いたかと思うと
私に有無を言わせる間 ....
 
 きっとこの罪は許されない
 
 深い 深い森の中をさ迷い歩く
 森の木々たちの鼓動だけが
 静かにその空間を占める

 青い空が曇り
       現れる灰色の空

 ぽつり ....
咲き誇る桜の樹の下で
私の意識は虚空を彷徨う
全ての重力と声を無視して
遠く空へとたなびいていく
誰も桜など見ちゃいない

そういえばあの日も
仲間達の中で私は一人きりだった
もう誰の ....
僕が
自分のやりたいことすら
決めかねていたころ

もうどうなってもよかった

幾度もの朝が訪れ
僕の閉ざされた心が
ひび割れていった

夜と朝の狭間で
小鳥の声が聞こえてきた
 ....
知りもせず、癒すと云うな、バカタレが。 理由もなく
ただ
流れてくる涙を
流れてくるがまま
流す

信号待ちが
もどかしい

ずっと
立ち止まらずに
歩いていたいのに
止まらなければならないのが
もどかしい

 ....
地球の半分は
こうして光に包まれているのに
もう半分はまだ闇の中
誰かの言葉を借りるのならば
こうして朝はリレーをされる

きらきらと太陽の光が降り注ぎ
緑の服を纏った木々はさらさらと揺 ....
日曜日にできること
きみと早起きの公園で遊ぶこと
きみとファミレスのドリンクバーでまったりすること
きみと夕食の献立を考えること

きみと一緒にできること
牛丼屋さんに入ること
ケンカし ....
小さな傘だけど

お前ひとりくらい入れるぜ

俺は

何も話さないかもしれない

俺は

前しか見ていないかもしれない

でも

お前を濡らさないようにする

持ってな ....
コンクリートに
さりげなく咲く
たんぽぽ

それを見ると
不思議と
幸せな気分になる

土のない
コンクリートに落ちた種が
一生懸命に咲いている

それが
なんだか私に
お ....
今日はとても疲れてしまったので、
あなたに会うことはできません。
あなたのことが好きなので、
あなたに会うと
わたしはとてもカロリーを使います。

とりあえず、25メートルプールを
5往 ....
Lily of the valleyさんのおすすめリスト(772)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「気にするな!」- PULL.俳句204-4-9
- あとら自由詩7*04-4-8
亡命者の季節- 快晴自由詩6*04-4-8
水辺の騒然- 田島オス ...自由詩4*04-4-8
某月某日_晴れ- 霜天自由詩204-4-8
一瞬のグレイ- 霜天自由詩604-4-8
★62_ユキガウミニマウ、マチヘ- 貴水 水 ...自由詩304-4-8
★61_30プンノオモイデ- 貴水 水 ...自由詩204-4-8
★60_ケンソウノナカデ…- 貴水 水 ...自由詩4*04-4-8
おじぎ傘- クラウン自由詩304-4-7
風が唄っていた- ダーザイ ...自由詩33*04-4-7
「言葉の死。_-_Making_Words_-_」- PULL.自由詩5*04-4-7
☆104_ヒトギライ- 貴水 水 ...自由詩4*04-4-7
☆103_ナクシタ…トモ- 貴水 水 ...自由詩1*04-4-7
春・夜・雨- do_pi_can未詩・独白404-4-7
波間- 霜天自由詩604-4-6
「きょうも、また・・・」- PULL.散文(批評 ...8*04-4-6
☆102_ハバタク- 貴水 水 ...自由詩7*04-4-6
☆101_イイワケ- 貴水 水 ...自由詩3*04-4-6
幸せ行きの切符- クラウン自由詩304-4-5
雪の花- 自由詩204-4-5
桜の樹の下- 快晴自由詩4*04-4-5
★58_ボクノココロ- 貴水 水 ...自由詩4*04-4-4
「癒すな!」- PULL.俳句8*04-4-4
涙と花吹雪- クラウン自由詩5*04-4-4
地球の裏側- 快晴自由詩4*04-4-4
日曜日にできること- さくらい ...自由詩304-4-4
☆100_カサ- 貴水 水 ...自由詩6*04-4-3
たんぽぽ- クラウン自由詩7*04-4-3
待ち合わせ- チアーヌ自由詩3*04-4-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26