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緩やかに影を退く。
垂直に流れ落ちる彼は、
嫉妬深く、
それを許さない。

磔にする。
彼は強く抱き締め、
絶え間なく貫き、
すべてを磔にする。

 ....
わたしがうまれた宇宙は、
とても深いところにありました。

そこは何もかもが、
ゆっくり動いていて、
まるで止まっているような、
時がながれていました。
 ....
ぐらぐらと、
煮え立っていた。

ぐらぐらと、
煮え立っていた。

ぐらぐらと、
煮え立っていた。


やかんは、
気が付くと、
空になっておっ ....
かくしたの。

たまごかくして、
おいたの。


とんがり帽子に、
かくしたの。

帽子の中には、
にわとりさんがいて、
たまご暖めて、
いるの。 ....
雨が降る。
傘はいらない。

雨が好きな月もあれば、
雨が嫌いな月もある。

二月の雨が、
どちらなのか。

それはこの雨と、
君だけが知っている。

 ....
   





例えば人が硝子だとする。
だから人がレンズだとする。

屈折するひとりが見る世界は、
どんなだろうか?。

では、
もうひとりがいるとする。
だから、
 ....
惚れるひとつ。
溺れるふたつ。

ここにひとつ影。
ふたつ追憶に溺れる。

果てる波みっつ。
「あなたはね。
 卵から生まれたの。
 それはそれは痛くって、
 とっても大変だったのよ。」

それが母の口癖だった。

嬉しいことがあったときも、
悲しいこと ....
隣の白蛇が、
皮を脱ぐ。

彼は失恋すると、
いつも絶食して、
いつも脱皮する。

センチメンタルなのだ。

脱皮する少し前から、
蛇の目は白濁しはじめる。 ....
君の為に書こう。
君に向けて書こう。

そう決めて、
昨日一日、
ずっと考えたけれど、
何も書けなかった。

だから、
平凡だけど、
こう書くよ。

お ....
電池が切れた。
電池は切れていた。

もうずっと前から、
電池は切れていたんだ。

嘘を付いていた、
まだ動くから。
切れてない、
演技していた。

怒る ....
地底人さんの朝は早い。

日の昇る前から働いて、
せっせせっせと働いて、
日が暮れたって、
月が笑ったって、
まだ働く。

地底人さんは穴を掘る。
くる日もく ....
おおきなお空の、
でっかいおめめさん。

まんまるね。
あかるいね。
あったかいね。

お空を見上げたら、
いつもあなたがいるの、
いつもあなたが見ているの。 ....
午前三時。
君はまだ喋ってる。

冷えたパスタを、
フォークで突っついて、
ぺちゃくちゃり。

ワインを、
手酌で注いで、
ごくり飲み干して、
ぺちゃくちゃ ....
泡立つ球体を、
一息に飲み干して。

どろーむ。
どろーむ。
しんどろーむ。

ぴーたーぱんは、
三時に食べた。











 ....
それが誰なのか、
記憶を探れば出てくるが、
誰が誰であったか、
この部屋では関係ない。

窓の向こうに手を伸ばそうとも、
扉の向こうに声を掛けようとも、
ひとつも ....
心のどこを探しても、
怒りも憎しみも憎悪もない。

それとは正反対の感情が、
海の様に広がって、凪を打っている。

愛情と愛しみと友情。
そして変わらぬ大切さ。
 ....
左腕に刺青がある。
16の冬に自分で入れた。
自傷って奴に夢中になっていた。
自分を傷つけて、
汚れた血を流したら、
綺麗になれる気がしていた。
穢れ腐ってゆく日々 ....
君に触れたことはない。
君を弾いたこともない。
だけどこんなに心惹かれてる。

これは君のため息。
心弾かれて、今夜も音を愛撫する。








 ....
I'm a Sonic.
I'm a Snake.

I'm Born To Be Sonic.
And I Die As a Snake.

I Crash InTo T ....
言葉でなにを伝えられるのだろう?。
言葉でなにを伝えたらいいのだろう?。
言葉でなにを伝えればいいのだろう?。

言葉でなにを言えばいいのだろう?。
言葉でなにを言えるの ....
傾斜した視界には、
卑猥なモザイクもないから、
グロテスクなまでに素敵にエロティック。

桃を剥くみたいにピンキーな、
林檎の芯みたいなニードルで、
カカオの噴水はエレ ....
The World Is The End.
In My Eyes.

My Eyes Of Melting The World.
My Eyes Of Maki ....
涙の理由が知りたけりゃ。
ここに堕ちてこい。

涙と一緒に、
同じ速度で、
ここに堕ちて砕けてみな。

俺が受け止めてやる。
この雨のように、


堕ちてこい!。 ....
うん。
そうだ例えばね。

歳の離れた少女に、尊敬の念を感じたり。
歳の離れた、おっさんの人生を心配したり。

また。
そうかと思えば。

歳の離れた青年のケツを、思いっ ....
口移し、絡んで伝う、舌の味。




ため息に、愁い感じて、Kで塞ぐ。




恋盗られ、その一瞬に、涙呑む。




滲む影、瞼に映る、想ゐ人。

 ....
笑えない部品はひとつもない。
おれの中に、
信じないなら。
分解してみな。
早寝早起き朝立ちもっこり。
目覚めの一発、まどろみ二発。
今朝も元気で気持ちんよかぁ〜。

シャワーに歯磨き髭をジョリ。
熱風ドライで今日の分け目は左分け。
真っ黒コーヒー飲み ....
やって来ました!。
みんみんどうどう。
はるばる来たのは、さけ茶づけ。

赤いお旗を翻し、
北の国からおいでませ。

さあさあ、
北のお方たち。
どこへなっとお逃げなさい ....
こんなに正直に書くのは、抵抗がある。
もう誰に嘘を付いても、罪悪感を感じなくなっていたからね。

こんなに感情的に書くのは、抵抗がある。
もうずいぶん長い間、感情を殺すのになれてし ....
Lily of the valleyさんのPULL.さんおすすめリスト(42)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「_亡命。_」- PULL.自由詩13*06-8-7
「_こすもふぃりあ。_」- PULL.自由詩18*06-8-1
「_やかん。_」- PULL.自由詩10*06-6-15
「_みつけ、て。_」- PULL.自由詩15*06-4-15
「_日曜日は雨で。_」- PULL.自由詩13*06-2-26
「_屈折した火曜日。_」- PULL.自由詩9*06-2-21
「_ひとつふたつ。_」- PULL.自由詩13*06-1-30
「_たまご。_」- PULL.自由詩15*05-12-11
「_皮を脱ぐ。_」- PULL.自由詩16*05-12-8
「_ぷれぜんと。_」- PULL.自由詩14*05-11-10
「_電池が切れたら、さようなら。_」- PULL.自由詩20*05-9-15
「_地底人さんがんばる!。_」- PULL.自由詩13*05-9-11
「_おめめさん。_」- PULL.自由詩11*05-9-10
「_それからどしたの?仔猫ちゃん。_」- PULL.自由詩13*05-8-31
「_しんどろーむ。_」- PULL.自由詩7*05-8-21
「_冷たい紅茶。_」- PULL.自由詩17*05-8-12
「_いつまでも土曜日。_」- PULL.自由詩7*05-7-16
「_流砂の朝。_」- PULL.自由詩5*05-7-14
「_グランドピアノのため息。_」- PULL.自由詩8*05-6-22
「_Sonic_Snake._」- PULL.自由詩1*05-6-16
「_月曜日の言葉。_」- PULL.自由詩3*05-6-6
「_傾斜。_」- PULL.自由詩4*05-6-1
「_The_Eye._」- PULL.自由詩1*05-5-26
「_涙の理由。_」- PULL.自由詩4*05-5-20
「_うん。_」- PULL.自由詩7*05-5-16
「_阿呆句、弐。-_恋愛編。_-_」- PULL.俳句4*05-5-5
「_部品。_」- PULL.自由詩4*05-4-30
「_これがわたしの必殺技です。_-_朝立ちの章。_-_」- PULL.自由詩2*05-4-23
「_ぼくらのみんみんどうどう。_」- PULL.自由詩2*05-2-7
「_君に、_」- PULL.自由詩4*05-2-5

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