{引用=
 うつむいてばかりいて、
気づきませんでした



 見あげると
すべてを忘れさせてくれる 秋の空がありました
ぬけるような碧の その広がりは
人の小ささを教えてくれるため ....
ピアノの音
芝生の上
アリが歩く
ネコの声

まぶしい
太陽
麦の穂
犬と遊ぶ少年

そよ風と
木々のざわめき
午後の紅茶
ティーカップ
夜が明けて
いつもの日々が戻ってきた
飾る言葉は何も見つからないが
飾らないまま
朝のやわらかな光の中で
こうして
過ごしていたい
自分の呼吸を友とする者には
太陽はまぶしすぎる
何 ....
子どもの頃
夏になると
庭に母がとうもろこしを植えた
毎日水やりをするのは
弟と私の仕事だった

「これ、なんていうとうもろこしか知ってる?」
「とうもろこしに名前なんてあるの、おねえち ....
変わることよりも
変わらないでいることのほうが
難しいと知った頃

変わることと変わらないことは
まだ等しいままだった

やがてその違いに気づき
そして変わることが失うだけでなく
変 ....
私のかなしみが
のりうつるなんて
いつわり

ふるえた
ことばは
宙を見ている

拭えない色
息をころし
ここにいるだけの
花になる
今日、ふと気づいた事があります

空の色や雲の色 月の形に
文句をいう人はいないな、と

それは何故かと思考を巡らせてみれば
すぐに答えは見つかりました

長い間一緒にいすぎて
 ....
せかされている
背中に目をおいて
前などよく 見もせずに走っている

だからだれかを
なにかを 思いやることなどできずに

立ち止まるには勇気がいる

もの言わぬイキモノに
救いを ....
  月が
  奏で、
  室外機が歌う



  実直な夜
  君が
  眠りにつく頃には



  風が
  そっと
  欄干を滑り落ちて
  夢の水へ沈む
 ....
うまく生きようとすると
詩が
書けなくなるんだ

誰かのルール
なぞるだけでは
言葉は
何も語らないんだ

落としドコロ
なんて台詞を
今日は何度繰り返した?
ねえったら

 ....
抱えきれない秘密を携えて歩く
頬をなでてゆく風さえ感知できずに

あの夕焼けは何だろう
燃え落ちていく太陽が近くて
僕は崩れ落ちそうだ

愛することと憎むこと
表裏一体だなんて陳腐だっ ....
わたしがスイカを食べる
それが血液となり
まだ小さい
息子のご飯となる


不思議だ


息子は確かに
わたしのお腹の中にいて
わたしの作った卵から
生物の進化を経て
生まれ ....
あなたの死体が
打ちあがる入江に
とうとう春が流れ込む

めだかの大群が弧を描き
光と影の
無数のオウトツが
あなたへ向かう

あたたかい波にたゆたい
塩に溶け
無機質な瞳が
 ....
モジに熱を伝え
生かそうとするけど
モジはひとりでとんでゆくから
つかまえることなどできない

キミに愛を伝え
つながろうとするけど
キミはもう
そこにはいないんだ

次の瞬間次の ....
暗いそらのした
森の樹皮質のぬくもりが、
重さをました広大な冬の夜をささえている


不思議な安寧をやくそくされ
みちびかれるように 生きる
神々しく 雪をいただいた山のうちふところで
 ....
あなたの選ぶ人がなぜ私じゃないんだろう。

あなたに出逢うと分かっていれば
私誰も愛したりしない。
誰とも抱き合ったりなんてしない。

息をする事さえ忘れてしまいそう。

私が選ばれな ....
ひとりだけ堤防に
必ず置いてゆかれてまぶたが揺れる
背中を撫ぜている、撫ぜている
なぜて、いる。なぜ
いまだに憧憬を摘むのですか
小さな頃のおまじないは
とっくに無効となっているはずなのに ....
言葉がいらないわけじゃなくて
見えている景色が
遠すぎて
だめなんだ

夜は果てしなく長くて
昼間の喧騒には
すぐに追い出されてしまう
気がする

この声で
あなたの心がゆれるな ....
何度も何度も
すべり降りた
体育館の屋根の上
つばめの弟
やってきて
もう帰ろうか
額をつけた
横断する春の粒子
ずっと眺めていたけれど
探しにいこうか
遠い昔に流された
小さな ....
嫌なことがあったの?
嫌なことが起こるの?

そうなんだ
そんな時 提案なんだけど
私が思うには
誠実な人達との おしゃべり
試してみてね

後ろを振り返れば
時計の針の位置が
 ....
指きりをしましょう

大切なことを忘れないように

私の手のひらにあるものの
かけがえのなさを
忘れないように

あなたを一生かけて幸せにするという
決意を忘れないように

子供 ....
               せつなさと呼ぶにはうす汚れ
               虚しさと呼ぶには大げさすぎる
               そんなありふれた感情は            ....
いつものように仕事をしていた
アパートの郵便受けに貼られた
よくある 空室 の文字をなぜか
一瞬  そら室 と読んでしまうと
ドアの向こう せまい間取りの境界が
ぼんやりしてきて 真っ青な空 ....
少し神経質で几帳面すぎる
右手

無骨だけど何故か憎めない
左手

ろくに箸も持てないくせにと
名前すら満足に書けないくせにと
いつも左手をなじってばかりの
右手

何を語る ....
一枚の紙切れほどの価値もない
小さな詩に ありがとうという言葉を
付け加える
小さな詩よ ありがとう
そうすると 小さな詩は少し大きく見えるものだ
小さな詩よ ありがとう
そうすると 小さ ....
【さっぱり】
さっぱりとした後味のタイカレー そんな男になりたい私

【至】
舌肥えた彼女の心掴むため腕によりかけ至高のメニュー

【寿】
寿の文字が遠くへ消えていく おひとりさまに慣れ ....
ことしはじめての雪が降る
手ぶくろもしないで
耳あてもしないで
つめたいだけの肌にする
きん、と
こめかみのあたりが痛むのを
わたしは冬のせいに
したくて

 *

おんなのこど ....
空だとか
雲だとか
風だとか

宇宙の真ん中で

なんだかよく
立ち止まる

胸を突き破って
手が何かを
ほんの僅かな何かを
掴みたがっている

刹那
涙が溢れて
 ....
ネットでできた詩友さんは いつも消えていくので
あまり深追いはしない いつも
忙しくなったんだな 飽きたんだな
ひとときのやりとりが 良い思い出になるように
なんて 気を使っているわけでもない ....
{画像=110911183602.jpg}


心を写す鏡のようだ
朝のsoraを見てそう思った
自分の心持ちが分かるような気した
元気がある時
後ろ向きな時
強い時
弱い時
so ....
かんなさんのおすすめリスト(1332)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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麝香- 自由詩212-7-16
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欄干- 草野春心自由詩712-7-12
ユニバース- umineko自由詩6*12-7-11
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恋の眩暈- アオゾラ ...自由詩312-2-10
方舟- 日野自由詩6*12-2-10
相対的な時間- 小川麻由 ...自由詩3*12-2-9
約束- そらの珊 ...自由詩5*12-2-9
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題詠blog2011_041-050- 北大路京 ...短歌17*11-11-14
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