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光を愛する闇がある 空気を読むってなんなのだろう
私だって一応 必死に感じ取っているけれど

笑う うなずく 話す 返事をする

やり方もタイミングも
できていない気がして 考えすぎて
なんだかよく分からな ....
世界にたったひとり
取り残された気分で
自転車を走らせる

コンビニを通り過ぎ
高架下をくぐり
収穫を終えた田んぼの
あぜ道をカタカタ走る

目の前の景色は
時と同じスピードで
 ....
いるはずの人がいないと
その人の型の空気ができている
動いている
呼吸している

私は寄り添って
(いるよね) せいかつをしている
していたいとおもっている

ささえられたり
声か ....
 
知らん間にこわがりになってもうてたわ


しゃぁないやんって、言うてぇや

なぁ、なぁ、言うてぇや



 
空が青いから
走り出した

どこへ行くのでもなく
ただ走りたかった

なぜなら
空が青いから
天気がいいですね
きれいな庭ですね
(踊りませんか
いいえ、食事中です

目が赤いですね
ちゃんと寝てますか
(あの作戦うまくいきましたか
いいえ、忘れてました

陽が暮れて血がで ....
二時半は、二時半で、いつだって
ロッキングチェアの揺れない時刻だ
海辺の街でもないのに
波の音が聴こえるのは
朽ち果てた夢のせいか
それとも途切れ途切れの記憶のせいか
家族の温もりが残るリ ....
 今更思うことなんだけど、朝目を覚ますっていいことだよね。目を覚ますために朝があって、眠るために夜があるとしたら、それはとても幸福なことで。例えば、ヴォツニアヘルツェゴビナって君がつぶやいて、なん .... そのあと
泣きながら話したこと
そのあと
青い空に憧れたこと
そのあと
たんぽぽの綿毛が優しかったこと


きみが傍にいたこと
本のあいだにしまい込んだきもちのこと
故郷という ....
    何にとらわれているのだろう
    気遣うことはまるでないのに
     つい目をやってしまうのだ
          壁カレンダーに
それは櫂のない無聊な生活感だろうか

    ....
  長靴の似あう男になるよ
  そこらに散らばる水たまり
  しょぼいスキップで駆けぬけてくよ



  きみが
  うまく涙を落とせない日は
  かたほうの手をギュッと握るよ ....
 1.湖畔に佇む1本の孤独

 2.湖面を滑る1羽の憂鬱

 3.季節は旋回しながら降
   りてきて

 4.あらゆるものの輪郭が
   緩やかに尖っていく頃

 5.1本の ....
赤い匂いに誘われて
女は男にキスをした
星が流れて屑になる
闇に光が差し込んだ

淡い想いを抱き締めて
大人になれない成年は
丸いボールを追い掛けて
遠い世界に消えていく

ビルの ....
ギュギュギュイーンギュギュギュン休みたい ひとであったような気がする
初めから
ただの意識だったのかもしれない
どちらにしても
たいして変わりないだろう

何がしたい、なんて
真面目にきくなよ
浮かんだそばから
シャボンみた ....
一年が終わる。
一年生が終わる。
二年生が終わる。
三年生が終わる。

ここまで書いたノートを見せてくれたから
詩が書きたいの? と聞いたら
君はこくんと頷いた

そうか それなら  ....
わたしのなかのみんなが
はしりさっていきます

わたしはおいていかれるけど
みんながてにもっているのが
わたしです

わたしはおいていかれるけど
けだものがけだものをほどき
同じけだものを編もうとするが
うまくいかず
やがて 泣き出してしまう


見向きもされないものを負い
どんどん重くなるばかり
進めなくな ....
      賽の目に
      切りながら
      豆腐一丁ぶんの
      愛がほしいと
      てのひらで
      哀しみが
      揺れる夜

 ....
初めて君にキスをした 
「全世界を手に入れた」って思えた 
何の疑いもなくただ素直にそう感じたんだ
       うす汚れた魂を
       夜更けに洗う
       洗面器に冷たい水を張り
       ひとつまみの塩でもみ洗う
       不信と後悔がにじみ出て
     ....
光について語ろうとして
君について語ってしまうわたしを
どうか許してください

闇の中を歩くのは怖い
すくんでしまう足を
立ち止まる背中を
導いてくれる光

君はやっぱり光なんだ
 ....
あの子は大人になってしまった


彼女は虹のたもとで
まだ
じょうろを握り締めている



***



鈍色のカーテンを引いて
人々は眠りについた ....
 
紅白歌合戦に誰がでるのかとテレビは繰り返し

コタツに老婆がひとり

印刷された年賀状に「今年も健康でありますように」と、娘に書き添えた



 
どうしても言い出せずに
降り積もってしまった言葉の灰を
掻き出す術もないまま
人気も疎らな遊歩道をそぞろ歩く

いつまでも辿り着けずに
色を失くした街を漂う吐息の白を
飲み込む術もな ....
  毎日どこかが痛い あー あー きこえますかー

こちら、地球です

地球です


けっきょく滅亡はしませんでした

とくにおっきな変化もありません

いつもの日常でしたー


 ....
その日唐突に乱れ散った雪は
特別の匂いがした

かさりかさりと私の知らない音がして
歓声がぱらぱらとあがった

音もなく後頭部から染み入るように支配する
それが私の知っている雪
氷の味 ....
明日の色は
だれにも見えない

必ず見えない



もしかしたら、とか
うまくいけば、とか

思いを
重ねれば重ねるほど

夜は深く染まって
真っ暗だ



 ....
牛さんの自由詩おすすめリスト(849)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
光を愛する闇がある- 北大路京 ...自由詩813-12-2
形にならない物をつかもうとする- 群青ジャ ...自由詩213-6-20
月が追いかけてくる- 佐倉 潮自由詩613-5-12
人型の空気- 朧月自由詩813-5-10
言うてぇや- 殿上 童自由詩20*13-5-6
空が青いから- 佐藤伊織自由詩413-5-3
ほとんど地獄- 左屋百色自由詩10*13-5-3
不眠症- 花形新次自由詩513-4-1
街について- Debby自由詩513-4-1
そのあとがある- かんな自由詩20*13-3-12
「時」と「空」- 信天翁自由詩213-3-1
つばさ- 草野春心自由詩813-3-1
1ダースの遠景- nonya自由詩18*13-3-1
恋が終われば- zooey自由詩213-3-1
ギュギュギュイーンギュギュギュン休みたい- 北大路京 ...自由詩413-3-1
すぎてゆくもの- 佐野権太自由詩9*13-3-1
詩が書きたいの?と聞いたら君はこくんと頷いた- N.K.自由詩11*13-2-28
みんな- 佐藤伊織自由詩1013-2-28
誰も_誰も- 木立 悟自由詩313-2-13
賽の目- 石田とわ自由詩18*13-2-11
It's_Love- 文字綴り ...自由詩3*13-1-23
洗面器にわたしが溢れるとき- 石田とわ自由詩32+*13-1-22
光について- 小原あき自由詩8*12-12-25
リバース- 山中 烏 ...自由詩4*12-12-25
コタツ- 殿上 童自由詩25*12-12-24
雪になればいいのに- nonya自由詩28*12-12-22
毎日どこかが痛い- 北大路京 ...自由詩1012-12-22
世界の終わり- 川上凌自由詩11*12-12-21
はつゆきをいま- Mélodie自由詩312-12-12
明日の色- 千波 一 ...自由詩8*12-12-2

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