すべてのおすすめ
白いハンカチを
一枚買いました
うすいうすいハンカチで
....
なぁ、もう啼いてもいいっしょ?
まだはやかんべ
....
地動説さえ覆してしまいそうな
あなたの強がり。
でもねそれは
すごく苦しそうに
見えるんだ。
時にはダーウィンの進化論を説くより
アダムとイヴの存在を思う方が
....
透き通った緑の海は
たちまち汚れる。
なにがエコだ。削減だ。
海も森も川も魚も全部
もう元どおりにはならない。
魚に足が生えたって
海が油まみれ ....
わたしはロボットになりたい
身も心も疲れ果てたとき
気力を失い起き上がることすら儘ならぬときでも
いつもと同じリズムとトーンで
自分の務めを果たせるように
わたしはロボットになりたい
....
Love me loudly,love me hot,
Love me madly,love me dry.
飢えた獣のキスをして
潤すためのキスをして
貪り尽くすキスをして
欲に滾った ....
僕の心が休む丘に
一人の少女が立っている
少女は髪を結わえながら
丘の先の町を見つめる
「世界はもう滅亡してしまったんだ・・・」
そんな事を思った矢先に
本当に隕石 ....
かれは出てゆき
ドアーはしまった
それと同時に
わたしが
世界のすべてから
締めだされた
ドアノブを触ってくれませんか
と
わたしは書く
うす鼠色のペンで
ドアノブ ....
言葉はいつも存在するだけだ。
どんな狂ったことを書いていても。
時は無情…。
フランスだとか、どうでもいい。
金ばっかりが、欲しいんだ。
CDなんて、売れなくなった。
旅人なん ....
「恥の芯」
生きているのが恥ずかしい
死ねないことが恥ずかしい
しょせん価値など求めてないが
恥ばかりの道のりで
消えてしまいたくもなる
過去は去るまま
未来は白紙
....
今ごろ何しているのかな
きっと趣味のデジイチを首から提げて
お気に入りの被写体を求め
谷根千あたりを自転車で走り回っているのかも
そんな感じに好きなひとを想ってみる
なんか幸せな ....
白い雪が
透明に変わるころ
蛇口を静かにまわして
飲みかけのビールを捨てる
部屋を照らしている
つけっぱなしのテレビ番組と
灰皿に残った、ただ一本の吸殻 ....
私はこのひろい地球の上の
とある小さな町の
しがない場末の路地裏で
息をしていた
ムルソウ あなたは一枚の澄み切った鏡のように
事件の渦中にありながら
しかも周囲をあまねく映し出す
....
「元気だから」と言って切った電話
すぐに後悔するんだ
「会いたい」って言えば良かったって
だけど嘘でも言葉にすればなんとか騙せると思ったんだ
心配そうな君のために
....
自分とはずっと一緒にいて
自分のしてきたこと全部見てた
だから嫌なことは全部知ってる
失敗したこと
人を傷つけたこと
自分のしたそんなこと
体の中でずっと見てた
だから自分が嫌いなの ....
ひとには
信じようと
信じまいと
神に祈るしか
ないときがある
生まれたとき
顔を出した世界が
さみしいものだったことを
あなたは憶えているだろうか
死んでしまいたい夜に
みそ汁をつくる
干からびた大根のしっぽを
短冊に ....
ぼくは栞になりたかった
図書館の本にそっと挟まったままの
あるいは
だれかが思いをこめて忍ばせた
四つ葉のクローバーに
あるいは
はからずも頁の上に落とされた
乾いた涙の跡に
....
おやすみなさいをゆうために
こんなに遅くまで起きてました。
明日は学校だってゆうのに
遅刻したら怒られるかなあ。
本当はね今日会いたかったです。
....
開いた頁に散りばめられた
無数の文字の裏側に
薄っすら浮かぶ誰かの顔が
あなたに何か云おうと、口を開く
机の上に置かれた本は
いつでもじっと待っている
本を開いたあなた ....
僕のためだと料理を作るエプロン(裸じゃない)姿
そのポニーテールにも魔力を感じる(普段無いとは言ってないよ、一応)
部屋が明るく感じるのは君の笑顔(こっそり変えたワット数の高い蛍光灯を差し ....
見知らぬ人から届いた
小包を開いたら
一つの箱が入っていた
ふたを開けたら
何処かの海がなみなみ
小波を立て
一艘の小さい舟が浮いていた
小船は夢の陸地を目指してい ....
みずのうえにすっくりとたつ
ちいさなきいろのはなになりたい
そのうてなにつゆをみたして
なみだにくれるひとにさしだしたい
あまりにもすべをもたないから
あまりにもなにもできな ....
洗濯物をたたみながら
あたしたち、
ずっと 一緒に
いれるかな、
ねえ、
きょうはさ
くっついてねむってみない?
....
この手がどう生成され、
動かせるまでに至ったかを
僕は知らない。
この脳がどう出来て
発達し
僕専用になったかを
僕は知らない。
なにもわからない中で
唯一確かなことは
....
生まれ変わりたい
何度願ってきたことだろう
見つめることをなおざりにして
そうこうしているうちに現実はモノクロとセピアに呑み込まれていって
どうしようもない現在 ....
スライスしてみる
なにかあるんじゃない?
きこえた言葉
以外の気持ち
薄くめくれば
息づくあなた自身
触れられないよ
あたしのこの手
揺れ動いてる
互いの想いだけが
雨の夜 ....
神様が横断歩道を渡っていた
スーパーの買い物袋をぶら下げていた
どこい行くんですか、と聞くと
世界中、と答えた
袋から頭を出している長ネギを見て
夕食は寄せ鍋がいいかな、とも思 ....
ねぇ
君は
どこから来たの?
こんなところで
なにをしているの?
どうして
泣いているの?
僕はね
いま
困ってるんだ
君と同じだよ ....
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