アスファルトの上、空の下
僕は寝転がった
満天の夜空ではなかったけど、
切なさは和らいだよ。
なぜか歌いたくなった僕は
想い付く言葉を歌にした
【風は髪を触り音を奏 ....
まずは缶ビールを調達してきて
糞餓鬼どもを連れて来いよ
ぶっ飛んでそんなフリして
俺はツイてるって勘違いするんだ
音楽は大音量で
バラードでも縦ノリさ
兇器振り回して
片っ ....
駄洒落みたいに
ほっとけ、なんて
言えたなら
幸せ
なんだけれど
(この気持ちは)
(いかんせん、自己主張が激しいので)
ミックスにして
暖かくして ....
ジェリーフィッシュ、ジェリーフィッシュ
そのままでいいか
そのくらいが丁度いいか
ジェリーフィッシュ、ジェリーフィッシュ
世間をたゆたう
邪魔な奴あちょいと突刺してやりゃいい ....
ささくれを剥くような痛みは、
自己防衛としての
最後の慰みにしよう
信心深い祖母は
まったく不可解な私を怒鳴る
なんてこと
今も昔も何も変わってない
大事にしまってた石は捨て ....
戦争と戦争の隙間で
私は生まれ、死んでいくので
それを平和だと気づくことは
当然ありません
だから暴力に飢えます
だから革命を欲します
無い物に欲するのは
人間の性なの ....
大切な人に
『大切だよ』
なんて
なかなか
言えない
気持ちが
強すぎて
また今日も
自ら
ブレーキを
かけています
でも
いつか
ちゃんと
君の目を
見て
言えますように、
君 ....
俺たちは温泉だ
まだ掘り出されていない温泉だ
武田信玄でも見つけられなかった温泉だ
俺たち一人一人が心に隠し湯を持っている
自分自身をボーリングしようぜ
湧き上がろうぜ 天高く噴き上がろうぜ ....
想像したよりもずっと早く
世界は作り変わって
僕だけが一人
真ん中で体育座り
バラバラに並ぶ標識には
「これはするな」、や
「あれをするな」、の
禁止の言葉ばかり
どうせな ....
生気を吸い取る青い布団というものが、
東京から一時間のあるアパートの一室に存在する。
大抵そこに住むのは働かない小説家で、ジェントルメンだ。
ジェントルメンとは、慎ましく、積極的でなく、淫靡 ....
電車の音が響く部屋の中
窓の下では人々が何処かに向かい歩く
出発か到着か解らない
または旅の途中かも知れない
夕焼けの寂しさを感じるのは
今日と云う日が満足に終えられなかったか ....
一 風呂
陽の涼しい頃。
「お風呂からどうぞ
と彼女(?)は云った、
日本式の内庭に案内されると
葦簾張りの小屋に岩風呂があった
霞んだ白に残した青み、
空高く尾翼は全く見 ....
あの夏の日
あたしは石の階段を登ってた
小さな足で勇ましく。
ぎゅうっと詰まった石の間に
黄緑色の草が生えてて
踏まないように急いで登った
ひやりとした木の感触
あのときあたしは ....
給料日まであと二日
財布の中には二千円
日に吸う煙草は二箱で
計算上は問題無し
最近一週間を紐解けば
晩飯はカレーしか食べてない
昼飯はおにぎり二つ
酒も飲めずに遊びも行けず
....
昼でも
空は見えるから
一緒に遊ばない??
ってあなた
言ってくれたね(^-^)
すっごくすっごく
嬉しかったよ(o^∨^o)
ありがとうっ(*^ー^*)
やっぱりわたし
あなたが…… ....
夏の海は
二人の恋の始まり
ずっと好きだったあの人
告る勇気がなくて
友達以上恋人未満
夜の海は
心の鍵をかけ忘れた
二人の距離を縮める
絡めた指先から
伝わる鼓動愛 ....
愛してる 愛してる
何度囁けば貴方は振り向いてくれるの
愛してる 愛してる
何度囁いても切なく揺れるこの想い
貴方にとって重過ぎるのなら
たった一日で散り行くサラソウジュの花の様に
一夜で ....
光は射し込んできた
私に与えられたのかは分からないけれど
明るさは目に届いた
手触りこそなにもないけれど
それはもしかしたら他の誰かを照らすスポットライトかもしれない
けれど見える輝 ....
えぐった心
握り 潰して
星という名の文字がこぼれた
えぐった心
優しく 撫でて
文字という名の星がこぼれた
えぐ えぐ
星 輝き
文字 天の川
えぐった心
夜空 ....
こうのとりのゆりかご
訳あって育てられない赤ちゃんを
ポストに入れて捨てることが出来る
大変便利なポスト
このポストが実現することに ....
どうして人は空を飛べないの
小さな少女のふとした疑問
どうして人は空を飛べないの
人は大地を守らなければならないのです
大空を自由に飛びまれたら
人は守らなければならない大地を
破壊し ....
春の気配に恋、を思えば
こころが羽根を持って
菜の花畑の上を旋回する
拙い愛情が
地球上のすべてだったあの頃に思いを馳せると
おぼろに陽炎は立って
咲き競う花の匂いが
わたしを空 ....
カタチのない入れ物に
入っているものは
5月と7月の満月
あなたがわたしの髪に
触れて
とってくれたサクラの花びら
携帯に挟まっていた白い羽
バッグに落とされた黄 ....
ゆらゆらり
揺れる窓辺の花束にそっと手を伸ばせば
そこにはいつかの誰かの思い出が溢れていて
いつかの涙がかくれんぼ
ゆらゆらり
揺れる少し枝毛の目立つ君の髪にそっと触れただけで
....
甘い 甘い
苺を食べた
あんたと食べた
最初は普通やった
やのに
あんたがいきなり
あたしの口に苺入れて
にっと{ルビ笑=わろ}てから
「うまいやろ?」
....
一拍遅らせてみても夕刻は
若く滞ったままだ
(緩めの服を知り)
卒論をひもとくように音を探るけれど
それすら「描かれた僕」に過ぎないとあれば
ますます活力への横臥から締め出されるばかりになっ ....
朝起きたら
いつも台所に立つ母が
地を這う赤ちゃんになっていた
家を出て
電車を待つ駅のホームには
はいはいのまま赤ちゃん達が並び
全ての席は座る赤ちゃんに埋め尽くされ
....
うたわせてください
おねがいします
うたわせてください
貴方の為に
一生懸命うたいたいんです
汚い声かもしれないけど
うたわせてください
これがホントの
....
静けさを握りつぶして
太鼓の乱打が鼓動を追い越し迫ってくる
振動
風圧
轟音
脆い胸の壁を叩いているのは
半鐘のように打ち鳴らすのは
共鳴した
私
生きている生きている生 ....
幾つかの架け橋を
己のレベルにあわせて
それぞれが
それぞれの道を
選んだ
君も、そう
みんなと同じように
一つの橋を
選んだんだ
それはそれは
脆い橋だったが
君は、
諦めようとはしなかった ....
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