気がつけば
自分の周りには敵だらけになった
嫌な人間は一人もいない
今の自分にはもっていない
自分の憧れをすでにもっている
そういう人たちに囲まれている
絶えず比べられ
常に上か下かを強 ....
カランコロン口の中
全ての言葉を甘く変える
いいのよ
全て
トロントロン甘い味
私の頭は薄桃色
幼い頃見た
絵本の世界のハッピーエンドしか知らない
ディズニーのように
夢 ....
ココロから曇天が去って
次に来るのは雷雨か晴天か
分からないけれど君が好きだと唄うよ
取るに足らないこの命
ひとつきり懸けて唄うよ
ナミダから哀しみが去って
次に溢れるのは憐情か愛情か ....
餓え 餓え エンゲル係数高鳴る
餓え 餓え 腹出る 贅肉留まる
咀嚼←歯軋り 嚥下! 嚥下!!
粗食←愛入り 麺だ! 麺だ!!
{ルビ椀=ONE}{ルビ汁=TWO}{ルビ啜 ....
柔らかな木漏れ日の中
二人歩く夢を見た
遅い雪が赤い花を覆う夜
冷たい指先
首筋にふれ
一枚の毛布にくるまってじゃれついた時
不規則な鼓動が
胸の痛みが
....
自分の弱さを嫌うあなたには
この言葉は届かないのだろうか
幾度祈っただろう
何回叫んだだろう
明日が壊れてしまうほどに
ワタシはあなたへと続いているのに
悪魔の手口を知るよしもない ....
浜辺で貝殻を拾い
よみがえる思い出
右側を見ると貴方
壊れかけたベンチ
打ち寄せる波の音
しょっぱい波飛沫
灯台の光が眩しい
大きな背中フワリ
輝いていたあの時
カラオケ行っ ....
夕立が降って
黄砂まじりの雨が
洗濯物をよごしてしまいそうだ
電話が鳴って
声にならない声が
今日もボクをいらだたせる
帰りの電車は
女性専用車両のとなりの
男性専用車両のよう ....
おたがい 歳の差は縮められないのだから
甘えるのもいい
うらやましがるのもいい
おたがい えにしはカルマなのだから
あきらめるのもいい
くやむの ....
安らぎのソファー
キミとのお喋りはメロディアス
枯れることをしらない泉のように
ほとばしり噴出する言葉のオーケストラ
キミの香りとキミの言葉とキミの感触と
感じるキミの温もり
....
足がつった
魚を釣った
痛さにのたうつ小指が
餌に見えたのか
少なくとも自分の足の小指くらいは
何をも傷つけないと思っていたのに
魚は同じようにのたうってる
口をこじ開け
引っ掛かって ....
山高帽
トレンチコート
マスクから漏れる
チェックメイト
春のフェアリーサークル
新緑生い茂る丘
(世界)の中心で
足許にチェス盤
黒 白 茶色い声と温い風
私達の為のオペ
木陰の ....
1.核時代の終焉
新宿上空を、二台のヘリコプターに吊るされている。
モニュメント、蒸気、モニュメント。
「あれも一種の知性改善論だな」
「えっ」
「だから、スピノザだよ」
そう言い残す ....
石ころを蹴飛ばした。
何年振りだろうか。
懐かしかった。
ころころ、ころころ。
転がった。
真っ直ぐ行かずに、
右往左往。
止まったところは、
どぶの中 ....
見えるかな
透明な絆の糸 意図
見えないな
ほらもう
あんなに細い糸でしか繋がってないよ
リンクした
ただそれだけで
同じ場所に行く
ただそれだけで
何を喜ぶのでしょう
....
傾くギターに手を伸ばし
{ルビAm=エーマイナー}を鳴らしたら
なんだか「破戒」を思い出す
もうすぐおやつのじかんでしょうか
白いお空はまぶしさをみせて
痛いな気分は丑三つ時だよ
....
濡れた逢瀬の
赤い林檎を拾った
こぼれた赤ワイン
仄かに染み色めく
背筋のほむらを冷やす
残照
去りた時計が奪う
くちづけ色は
おもいでがよく冷えた
葡萄酒の夕暮れ
....
一夜、一言で多くのことを知る。
愛とはレンコンの挟み揚げである
記号とはロックである
余計な付加イメージを与えた素敵な言葉だけの辞書
今朝、私が住む四畳半の庭に吸い殻が残さ ....
ジャージは恋をしていた
一目見たそのときから
そのサッカーボールにときめいた
本当は光沢のある白と黒の
単純な色をした丸い球体だけれど
大勢の人から蹴られて
その傷口からは土が染み込み
....
あの頃の僕らは一台の自転車で
遠くの町まで遊びに出かけたり
毎日が冒険の連続だったね
ふざけて蛇行運転してみたり
ノーブレーキで坂を下ると
君は背中を思い切り叩くから
更に ....
年に一度の大掃除
決まってこの時期
赤で統一された部屋を剥がす
全部隠そうとした
そんな愚かな考えだった
引き出しに閉まった後悔
取り出して
燃えないゴミ
ベッドの下 ....
風鈴チリリン チリリン
木こりの森でなり響く
優しい朝の風
春風の吹く優しい森
小鳥の鳴く 目覚ましに
光を 浴びる 丸太の家
暖かい スープに
焼きたて パンの 馨 朝の風
小鳥のさえずりに ....
時間の通り
僕も進んできた
時代もいくつかは
変わったのだろう
気付かないまま
時だけは流れていた
僕自身も変化という進化を
遂げていたように思う
20年という時の前に僕は生ま ....
ねぇ好きの反対は
嫌いじゃなくて興味が無いって
アレほんとかな?
例えばだけど
もし私に興味が無くなったら
えっと出来ればその前に言ってね
あなたの好きそうなネタ
ちゃんと仕 ....
ぽちむは家を出ました
モスクワに行きました
それで売春婦に会いました
自分もなろうと思いました
その売春婦にいくらって言えばいいのって聞きました
売春婦ははっきりしたことは何 ....
目を俯けてないか?
心臓掴んでいつでも天に突きつけられるか?
恥じない目で、空を睨み据えているか?
唄うなら腹から。
拳は真直ぐ。
負けてもいいなんて思うな。
絶対に勝て。
ベソをかくガ ....
生と死の狭間で、人は一瞬光を放ち
生と死の狭間で、人は揺らめいて燃え
生と死の狭間で、人は優しげに笑み
生と死の狭間で、人はささやかに呼吸し
生と死の狭間で、人は一瞬醜く澱み
....
大丈夫 大丈夫って自分に言い聞かせて
頑張って我慢してたけど
ダメだったみたい。
ごめんね。
私が泣けば あなたも悲しい。
わかってる。
わかってるよ。
....
愚痴をね
聞いてもらおうと思ってたのに
どうでもよくなっちゃった。
笑顔を見れる しあわせ。
笑顔になれる しあわせ。
「おやすみ。」
「またあしたね ....
遠く遠くに光が見える
この光のどれが君のなんだろう・・・。
けど、君がどれなのかもわからない
見つかりもしないの知ってるのに
探してる僕は変かな?
切ないよ・・・。 ....
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