私が一番求めている距離はこれだけ。

私が求めている距離を判ってくれているのは貴方たちだけ。

それが嬉しくて、泪が一筋零れ落ちるの。

私は不器用で、生きるにも、人を愛するにも、臆病で、 ....
妖精の振りまく鱗粉が
鍵盤の上に優しく振り落ちる
それは聞いたこともない和音
はらはらと
ポロン、ポロンと

和音に合わせて妖精は歌う
声は和音をかするすれすれの高さで
 ....
雨が降るので家の中にいる
猫は寝てばかりいる
雨が降らなくても寝ているが
雨が降るとよけいに寝てばかりいる
猫は役に立たないと思う

思うが
冷静に考えれば役に立っているのだろう
と思 ....
あなたがね

そんなにも優しくするからね

私は泣く事も忘れて

アルコールを摂取するんだよ

本当は泣きたいんだけれど

何故か今は笑っているんだよ

そんな自分が気持ち悪く ....
オレンジに光る茸のしたで

ヤンキーが浜崎を語っている


四人も揃ってすることといえば


麻雀じゃないか

賭け事じゃないか


オセロじゃないか 

できないじゃな ....
黄金のかけらが
風に、吹かれている
 
だんでらいおん
 
綺麗だね
とても綺麗
 
アスファルトの
ど真ん中
仁王立ちしているさまが
 
とても
 
 
だんでらいおん ....
地震が起こり

津波がやってくる

俺の知識が崩れ

俺の信じたものが流されていく

目も当てられない

だから俺はさらに高見を目指して這い上がっていくのだ

その ....
僕らの世界には
 
差別なんて
なくて
 
 
自然の産物だろうが
 
加工品だろうが
 
みんな
同じようなもので
 
 
ヒトだって
 
元は同じ
だったのに
 ....
信じる事をやめないで
幸せは必ずやって来る
苦しい時には共に耐え
互いの不幸を共に泣く

信じる事をやめないで
毎日笑顔を絶やさずに
歯ブラシ片手に腰振り
信じるものは何ですか

 ....
   

いつの頃だか忘れたまだまだ世界は光に満ち溢れていた
毎日毎日学校が終わり家へと向かう帰り道
道端に無造作に転がる石ころ
歩道と道路の境目ブロックの下からしぶとく顔を覗かせる名も知ら ....
回想もしていなかったから、寂しくもなかったのだ

あなたがしてくれたことが沢山あった

楽しい皿洗い

どうしてこうなってしまったのかなんて考えもしなかった
ここさ、庭広いでしょ。
全部芝生だしさ、小川まであるしね。
水が綺麗かどうか知らないけどね。
夏はお前、入るんだろうね。

目の前の大学にはもっと広い芝生の庭があるよ。
お前、 ....
おかあさんの肖像画は
ひきだしの中の一番濃いえんぴつで
曲線をつかって描くの

まぁるくまぁるい
頬や、腹や、てのひらを、
言葉や、仕草や、表情を、
やわらかい筆先でよびおこす


 ....
咲き初めし頃より花を想ひ
春のゆくへを知りつつ
時を愛づる心はまさに無常の心なり
花は目にて見るにあらず
心にて見るものなり
花のみに限らず
人とてまた同じ

花の咲く時を知り
とも ....
高く 高く 

一直線に積み上げられた積み木のような

あなたと私の関係には

三角錐のような広く強固な土台など 何もない

必死で横幅を揃えながら 垂直方向に積んでしまった欠片

 ....
  言葉から遠く離れた場所で
  ひっそりと暮らしたい
  すべての知識は巧妙な知ったかぶりなので
  確かに必要だけど欲しくはない
  燃えないゴミに紙一重の才能が欲しいな
  いくつ ....
気が付いたってもう遅いよ

無知なあなたが夢中で見つけてきたことはもう他の誰かがやってたよ

一番最初に気づいてないと意味がないんだよ

あなたはかわいい白痴の子供

あなたはかわ ....
わたしがメキシコへ行くのなら

まずメキシコを思います


わたしが右へ行くのなら

まず右を向いてみます



行きたいところがあるのなら

行きたいところを思います

 ....
たくさんの花を枯らした
サボテンやアロエも枯らしたし
ケフィアやカスピ海ヨーグルトも駄目にした
それでも命は大切にしなければならないからと
小さな虫はその形や色が嫌いでも
なるべく殺さず ....
昔むかし
たんたんたぬきというテレビドラマがあって
主演は森光子で
ドラマのラストには
料亭たぬきに集う大人たちが
毎回かならず
たんたんたぬき を大合唱した

たんたんたぬきのキ ....
私をじっと見つめ


「綺麗だよ」


って

言ってる本人が照れちゃダメじゃん(笑)
何をしたいのか

何をすべきなのか

わかっているようで わからない

手探りの状態で 一日が終わる。

私はいったい何がしたいのだろう。
崩れ落ちたものを 

積み直すのも困難で

維持するのも難しく

それをしようともしない私

それを後悔しない私
いい天気だね

一人の紳士が尋ねます

低気圧が男の足にすがりつく愛人のように
いつまでも停滞している空を見ながら
紳士が言います

私にも

なんだい?

私に ....
女の子にだってね ロマンはあるのよ
とっても恥ずかしいから 口にしないだけで
絶対に教えてなんかあげないわ
探せるものなら 探してみなさいな
見事 みつけられたら ご褒美あげる

貴方はい ....
雨が今日も振ってる
俺は傘も差さずに走り出し
人目気にせず歌いだす

今日の雨も明日の雨でも
打たれてたってヘッチャらさ
俺は歌い続けてた

次第と消え行く体温と
ドキツイ ....
消えないで・・・。もう少しだけそこに居させて・・・。



あっけらかんと流れる時間
何をしなくても歳を取る
ただ、一年が区切りというだけ。

生まれ落ちて20年
こ ....
蝉の囀り恋しく
夜風が寂しく冷えてきた
扇風機が要らなくなって、コンビニの空気も外と比例して暖か味を益した

人々はいまだ半そでを着ているけれど、袖をまくる人は見なくなった。

夏 ....
ちくり
と痛む
その光景を
僕の二つの眼球は
とらえて
脳へと
送信した後
心という
厄介なものにまで
伝えてしまった
ものだから
また
ちくり
と痛んだ
そのとき
閉じ ....
晴天の空間に
眩暈を誘いながら在る 誰
敷石の上に薄い影投げる日が
暮れる 薄刃の風が

私やお前を切るのだろう
誰 曝して満ちた

静か 冷えてゆく
夜か 息か
はじめさんのおすすめリスト(1160)
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