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そんな事を言ったって、絶対無理。
デブの店員は、
床に腹をこすりつけるようにして懇願した。
しかし、
私はフォークまで食べた。客の残りものを平らげることを生業としていた彼は、いよいよ声を上げて ....
いっそ窓を開けて、
ほったらかしにした方がいいのだ
窓の外には
トラックが作った轍が何本もあって
昼間、そこで
鳥が水浴びをしているのを
ぼくは見ている
ストーブにのせた
タライの熱気 ....
もしかしたら
体操着にむしり付いた草色の滲み
それが好きだったのかもしれませんね

ちかくにある明かりは 忘れがちですが いつもあぶないのです
ぐんぐん伸びた背たけ
そういえば電球 ....
ただ隣にいるだけだった

ただ隣で笑っていた


「今日はどこ行こっか」


そんな言葉が懐かしい

笑い声がこだまする

思い出の写真が突き刺さる

失って初めて気づく
 ....
あの古い家の二階の窓に
いつか見た雲が流れてゆく
雲はいつもあの窓に吸い込まれ
戻って来ない日を数える
そっと指折りをする


窓ガラスに昼の陽がさして
辺りはぱっと明るくなった
物 ....
都会では皆
切ない真実を聞きたくなくて

あなたも手を伸ばす
片方の手で耳をふさぎながら


伸ばしたほうの手が
銀河を超えて
だれかの肩に
そっと触れるとき


伸ばしたほ ....
それくぐるにはたまに勇気がいる

なんにか知らない勇気がいる

白い花かざり足にともせば

ぼくらはなんにか知らないが

ありがとうの門くぐられる

それくぐるにはたまに勇気がいる ....
いくらむいても 
姿一つあらわさぬ 
たまねぎみたいな 
かみさまなんぞを
しんずることは 


   ()
  (())
 ((()))
 ((()))
((( 詩 )))
 ....
高校はへんさちで言うと
中の上のへんで
商店街の本通りが見下ろせる
屋上でいつも
ちよちゃんと並んで
お弁当を食べました

たわいのない話
ゆめや
男子のこと
テレビや
音楽のこ ....
ぼくが司会をする朗読会の前に 
亡き友の魂に祈る為 
愛する作家の遺作に出てくる 
上智大学のクルトルハイムを訪ねた 

洋館の重い木の扉を開くと 
暗がりの壁に 
一枚の肖像画があり  ....
くしゃみをひとつする、と
私たちは地球儀から滑落して空に溺れる
あの日グラウンドから送った影は
手をつないだまま鉄塔に引っかかっていて
捨てられたビニールのレインコートのようだった

バス ....
地下通路を歩いていた
天井から街の汗が落ちていた

背伸びをするなと言われても
朝から晩まであちこちにビルの明かりは点いてるし
そのわりには自動車は早く走ってるし

逃げたい空は
どこ ....
ひとは指折り数える

その日の訪れを確かなものにしようと
指を折り
心に刻み込む
自らの身体に刻み込む

いつの日か死は必ず訪れることを知っている
それでも
死に往く日まで知ろうとす ....
それに
包丁を当てる夢を見る

それは
四角いスイカ

グロテスク又は滑稽
転がらないそのかたちは
妙な不安定を感じさせる
むしろ丸いスイカより

どこへも行けない窮屈さが
そ ....
ずいぶん長いあいだ
持ち歩いたくせに
名前もかたちも知らない
自分の小さな臓器みたいに

そそがれる水を受けて
影にまで朝を分け与える
いつもの
透明なグラスを知らない
西大路さんと東大路さんにも同じチョコ贈りました。
三個のうち一つは激辛ハバネロ入りのチョコレートです。
放課後、「誰が食べたでSHOW?!」を開催します。
女子みんなで誰が食べたか当てて盛り ....
{引用=
コンビニエンスストア
レジにバイトのオバちゃん
ビターの板チョコ1枚だけ買おうとする若い男
店内、他に お客はいない


レジ:おにいちゃん、なんでチョコレート買うねんなぁ
 ....
きょーも
会社でA型のおんなにいじわるされた
A型のおんなはなんであんなにいじわるなんだろう
かげぐちばかり
根に持つし
あやまったじゃんかあたしは
反省してませんけどそりゃ

小学校 ....
この町は俺に冷たくなってきた
よりによってこんな時に
駅前のマイナーなコンビニも汚い本屋も潰れていた
どっちもやけにエロ本が充実していたのに
久しぶりにエロ本を買おうと思ったのに
彼女にフラ ....
静まれー 静まれ−!
俺はこの世の中に魔法をかけたい
水戸黄門のように悪を成敗したい
いや、水戸黄門ではダメだ
権力を傘に着て戦いたくはない 権力の方が悪っぽいし
大体俺が悪代官だったら 葵 ....
生まれ変わったら
あなたの家のそばの
電柱の脇
段ボール箱に捨てられた
白い雪のような猫になるの
あなたはすこし困ったような顔で
にゃあとなくあたしを拾い上げるわ

赤いプレゼント箱は ....
星は星に座って
星を広げた
片手で星をすすりながら
遠くの星で、星たちが殺し合うのを知った
星の上に、ひとしずく星が流れた
空に散って 風に舞った
遠くなればなるほど
小さな星は小さ ....
 
話す声が小さくなっていく、朝
きみは一冊の
ノートになった

軽くなった身体をめくって
話の続きを書く
これからは大切なことも
大切、とは少し違うことも
こうしなければきみに届か ....
お兄ちゃんがまた
女の人に振られてしまったよ
かわいそうに
死んでしまいそうに落ち込んでるよ

幼いころから
おっちょこちょいな人だったよ
がまんしてればよいものを
いつもちょっとかた ....
間遠に灯るガス燈の火を
ひとつひとつ落としながら
どこまでも
迷い道をたどってきました

鳩色の街に
静かに降り積もる粉雪
きしきしと
水晶が発振する音が聞こえます

いつの日にか ....
使い古されたピアノが一台
早朝の小さな港から
出航する

ピアノの幅、奥行、高さ
しかもたないのに
言い訳をすることなく
ただ外海を目指していく

誰もが自分自身のことを語りたがる
 ....
おい、蛍の光
俺はお前が大っ嫌いだ
閉店間際のシャノアールで流れるお前はあまりにも脅迫的だ
穏やかなメロディの裏でお前は俺たち客に「とっとと帰れ」と急かしてるんだ
やさしい顔してやることが怖い ....
オープニング
どこまでも行く
つきあたりを右折
空港がある
  教師のAさん(仮称)は空港を黒板に板書していく
  重要なところは赤いチョークで
  重要だがそれより重要度の低いところは黄 ....
 
 
夜になると
鳥は空を飛ぶことを諦め
自らの隙間を飛ぶ

高い建物の立ち並ぶ様子が
都会、と呼ばれるように
鳥は鳥の言葉で
空を埋めていってしまう

知らないことは罪ではな ....
昨日哀しみを突き放し
今日の瞼は何も隔てない

地表を渡る細波を
裸足でなぞり
葉の無い枝のように
四方へと手指を広げている

数羽の鳥が羽を休める
屋根の上には
ソーダ色の空が
 ....
soft_machineさんの自由詩おすすめリスト(1604)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
「ランチタイム」- プテラノ ...自由詩108-2-22
教室にあるストーブが、虚しくて仕方ないから- プテラノ ...自由詩308-2-20
らいこう22(地動説)- れつら自由詩708-2-20
失ってみて- 坂本隼人自由詩408-2-20
- 石瀬琳々自由詩18*08-2-20
エスペラント- 餅月兎自由詩4*08-2-19
ありがとうの門- 吉岡ペペ ...自由詩108-2-19
たまねぎ_- 服部 剛自由詩308-2-18
ちよちゃんと屋上で- ふぁんバ ...自由詩6*08-2-18
イグナチオの涙_〜クルトルハイムにて〜_- 服部 剛自由詩308-2-18
青を、- Rin.自由詩3008-2-18
地下通路- 純太自由詩308-2-17
数えるひと- 恋月 ぴ ...自由詩28*08-2-17
四角いスイカ- 餅月兎自由詩5*08-2-17
遠いところ- 氷水蒸流自由詩208-2-15
2月14日、チョコレートと一緒に- 北大路京 ...自由詩13+*08-2-14
2月14日、前日のコンビニ- 北大路京 ...自由詩19*08-2-13
虹と紙ヒコーキ- ふぁんバ ...自由詩9*08-2-12
冷たい町- 新守山ダ ...自由詩308-2-9
水戸黄門- 新守山ダ ...自由詩408-2-7
あなたの猫になりたい- ふぁんバ ...自由詩7*08-2-6
星は星に座って- 氷水蒸流自由詩508-2-1
軽い身体- たもつ自由詩2108-1-28
お兄ちゃんへ- ふぁんバ ...自由詩9*08-1-24
光の骸(再々改訂版)- ダーザイ ...自由詩1708-1-22
沈黙- たもつ自由詩1908-1-16
蛍の光(PARENTAL_ADVISORY)- 新守山ダ ...自由詩708-1-12
オープニング- たもつ自由詩808-1-9
鳥の隙間- たもつ自由詩24*08-1-3
記号- 松本 涼自由詩1108-1-2

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