すべてのおすすめ
緑は木々の透明をろ過する
歌おうと
目の穴を
鳥たちの影は細く伸びゆき
皿に盛り付けた朝を啄む

ありふれた爪痕で編まれ
内臓はひらかれ
時に浮かべられる
せせらぎとともに
薄い結 ....
ハイライトが俺を焦がして
ケムリになって昇った先で
ハイライトが俺を焦がして
雲を焦がして黒く染めた

アスファルトにキスをした
干からびたラスコーリニコフを
大股で跨いだお前の肌を
 ....
今日も
魚たちの移住を阻止しようと
夕刻、空がダイエットする
泳げ
カラフルな蓮をよけて
1、引力をコントロールする装置をつくる というか発見する 自分の中から

2、つまりこのように現実が見えているということは 一体自分はどんなものを世界に見たい と思っているのだろうかということを自 ....
俺はビールにしろ冷えたのが好きで
居酒屋などで冷えてないビールが出てると若干静かに腹が立つ
うちでは冷凍庫にコップを冷やしているので
うちよりぬるいビールや冷酒に金を払うと思うといろいろなものを ....
いつも適当な友人A
お互いからかいあってばかり
真面目な話も軽く受け流すから
たまに本気でイラっとくる
そんなアイツが急に「悪かったね」
しまった胸を火傷してしまった

いつ ....
俺はカツ丼になりたい お前のカツ丼になりたい
お前がカツ丼大好きだから 特に富士そばのカツ丼が最高と言うから
俺は富士そばに勝ちたい 世界一お前に喜ばれるカツ丼になりたい
誰もがゲンをかついでカ ....
まとめて出した紙屑の中に
一つだけ色が違うのが混ざっていて
翌日あれは愛ではなかったのかと、惜しむ

急いで探しに出たものの
それはもう燃やされていて
真っ白な灰
見分けがつかない

 ....
耳があって口があれば音声言語だ
目があって手があれば手話言語だ
鼻があって口があって
出し入れ自由な汗か何かがあれば
味覚と臭覚の言語ができていたかもしれない
二重文節性の生産性を犠牲にして ....
雨と曇と雪のたましい
晴れ 無 晴れを生きては死ぬ
この痛みに痛み降れ
この痛みに痛み降れ


何も言わずに銀の語る朝
謂われなき火が窓に点る
誰も去ることを知らぬ ....
ぷあるちゃあ



靖一郎がどう考えても判らんという。
そこで城狐が使いに来たと山田さんが言うので、画商の話。
ある男が可哀相な話をというが、僕は聞いてみた。
シャルダンでは時代が違うし ....
きみはバーベキューへ行くと
言っていた

串刺しにされた肉が火に
焼かれるとき

夏が終わるんだろうか

川原でたまねぎ切ったとき
涙に夏も混ざってるだろうか

ナイフを手にする ....
どこにいくんだろうね。わたしって。

この重々しい閉塞感はなんだろうね。



びっくりするくらい簡単に。わたしたちはそこにいたね。

どうしてゆるしてしまうんだろう。何を信じてしま ....
突き抜けるほどのブルースカイ
爽やかだけど違和感がある
そうか雲が無いからなんだ

快晴の空はこの町を飲み込んで
日常の景色から輪郭を奪う
まるですべてが合成であるかのように

ホリゾ ....
紫煙の記憶が折り重なる木枠 
スピーカーに雑草が繁茂する
煤けた天井から黒い茎が垂れ
席のすぐ上で円錐の花が開く
ここは暖色の蜜であふれている
白い蜜に沈む 緑の無邪気な囚人たちは
小さな ....
疲れ果てて
今日が始まった人たちと
逆行して帰っても

朝日に照らされると
なぜか顔がほころんだ

時間は平等なはずなのに
僕の時計は気がつくと遅れている

一歩、右足を出すと
 ....
その娘は頬を赤らめることができる
ただそれだけのわけで
マートのレジを叩く少女を愛おしく思った

何故人は人を求めるのかね

一人ではないという幻想
届くことのないテレパシー
真空の宙 ....
孤独な旅に早くもくたびれて
テントの中で アパートの椅子を思う
食卓に一脚の椅子

雨に煙った三日間
バイク乗りは手を差し伸べあうが
届ける花束はない

明日はもっと 寂しい所へ行こう ....
背もたれが
椅子を飲み込んでいく
水槽の言葉で人は話す

たとえ古くても
あなたが好きだ
いつも日なたに
消えてなくならないから

またひとつ閉めらる
ガラスの窓がある
そして代 ....
 
僕の頭の上に
女王様が巣をつくった
重みに耐えていると
紅茶の良い香りがする
きっと紅茶を飲んでるんだろう
「まあ、きれい」
きれいなものは誰が見てもきれいだ
僕はずっと
死んだ ....
春雨の降る午後 
私は一人傘を差し 
無数の蕾が開き始める 
桜並木の道を往く 

三っつ目の信号を曲がり 
学校に沿う坂を下ると 
傘を差す 
君の母が立っており 
喪服の私は頭を ....
傷ついたこころに きれいな夢
ひしゃげた気持ちに あしたの光


うたぐった
あなたにひざまずく



命に似せた「愛してる」
風向きは南
飲み込まれ ....
窓際 春のはじめの陽に
鉢植えの花が咲いてゆく
緑の葉が孔雀のようだ
朝と昼と夜が流れている

その少し離れた台所の隅に
チューリップの造花がある
流し台のガスコンロの近く
ひそりと赤 ....
ある雪の日に手紙を出しに外へ出て 
すべって転んで骨を折ったヨシ子さん  
ケアマネージャーが入院先へ
見舞いに行ったら泣きべそで 
「アタシ馬鹿よね、おほほほほ・・・」 

折れた骨がく ....
飛ぶ鳥はとても軽いのだということを
わたしはときどき忘れる
飛ぶために鳥が捨て去ったものの重さを
わたしはときどき忘れる

鳥の骨は細く軽く
すきまだらけで脆いということを
150kg超 ....
もつ煮込み屋で
黒ホッピーと
さんまを食べる

このはらわたをねえ
日本酒で食べたらおいしいんだよね
それだったら、日本酒、たのめばいいじゃないですか
そうだねえ
そうなんだけどねえ
 ....
 
父は毎日仕事で帰りが遅く
平日は構ってもらえなかった
父は日曜日になるとキャッチボールをしたがり
僕はよく公園に連れて行かれた
普段からあまり活発な方ではなかったので
あまり楽しくはな ....
 激烈に痙攣する音の舌に舐められて
 君の敏感な乳首が動くなんて
 信じられない僕は老いさらばえた首で
 口を半開きに転がって青い空が
 はたまた青くない空が崩れて降っている今、という
 神 ....
小さな神様が
春の雨に打たれていたので
傘をさしてあげた
神様はありがとうを言って
釣竿を垂れると
雨粒の中から
虹色の魚を釣ってくれた
魚は苦しそうに跳ねていたけれど
自分は誰も苦し ....
ぼくの隣
静かなきみのポケットに
たぶん幼い
春が来ている

手を入れれば
指先に形のない手触り
必要な幸福は
それで足りる

春になったら
そう言い続けて
ぼくらは今
何を ....
soft_machineさんの自由詩おすすめリスト(1635)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ゆりかご- 氷水蒸流自由詩208-9-13
空の吸い口- 氷水蒸流自由詩108-9-2
ポリシー- 氷水蒸流自由詩108-8-17
UFOの作り方- 馬野ミキ自由詩1008-8-4
落雷のイニング- 馬野ミキ自由詩35+08-7-29
素直- 1486 106自由詩3*08-6-11
サポーター- 新守山ダ ...自由詩208-6-11
愛の行方- 亜樹自由詩108-6-11
ニム・チンプスキーによるアメリカン・サインランゲージ入門- 海里自由詩208-6-10
ひとつ_はなれる- 木立 悟自由詩308-6-10
ぷあるちゃあ- m.qyi自由詩508-6-9
- REMINGSセ ...自由詩308-6-9
ノウエア- umineko自由詩5*08-6-9
ホリゾント- 1486 106自由詩5*08-6-8
かすれたフルート- 氷水蒸流自由詩508-5-23
大きな木偶の古時計- みもる自由詩308-4-18
岸辺- ダーザイ ...自由詩1108-4-11
一脚の椅子- ダーザイ ...自由詩808-4-11
古事記- たもつ自由詩1208-3-27
景色- たもつ自由詩1408-3-26
春雨の午後_- 服部 剛自由詩18*08-3-24
そら- caleha自由詩12*08-3-23
花人形と陽- 砂木自由詩15*08-3-23
桜の咲く頃_ーさようなら、ヨシ子お婆ちゃんー_- 服部 剛自由詩5*08-3-23
軽さへのあこがれ- 佐々宝砂自由詩44+*08-3-18
さんま- 夏野雨自由詩57+*08-3-15
卒業式- たもつ自由詩26*08-3-15
春の雷を聞きながら- 右肩良久自由詩1+*08-3-14
神様- たもつ自由詩12*08-3-11
裏木戸- たもつ自由詩3008-3-7

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55