すべてのおすすめ
暗闇の中/外灯/マンションの光/走り抜ける自転車のライト
鈴虫の声/ざわめく木々/血に飢えた獣たちが横切る
ポケットの中から取り出した一粒の飴を
震えた手が地面に落としてしまう/砕け散った飴
 ....
己視点注意報 発令中

己の視点で散歩の途中、ふと、足が止まった

見るからに廃墟と化しているこの家は
幽霊が出ると言われている噂の場所
戦争が起きた後のように瓦礫が散らばっていて
硝子 ....
頼むから
「お宝」なんて言葉は使わないでくれ
宝に「お」を付けるのはやめてくれ
なんか下品じゃないか それでも宝なのかって
ありがたがる気持ちはわかるけど その敬意は卑しいぞ
みんなが「お宝 ....
  


不在に打ち震えとんのや
誰もかれもが
ひとりや


コップ、まだ洗い終わってへんねんって、
やめろって、水かけんぞ、ボケ


AIWAのCDデッキに
ジャック・ジョ ....
五本の指に
五線譜を例え
かなでるピアノコンチェルト
指輪で装飾し
弾きづらくなる私は
リストにも
ショパンにも なれない
 
白と黒との鍵盤で
困ってしまったベートーベンは
怒り ....
小鳥はもう飛ばないんだ もう死んでしまったんだ
生き返らせてときみが泣くから
小鳥の背をナイフでなぞった
流れる赤い血を見てふたりはせつなくなれたから
青空の下 海へ向かってる

肺が放出 ....
日曜の朝
一人の娘が固まっている
俺の妻だ。
枕元に携帯電話が二つある
電池パックを入れ替え
その機種でしか出来ないゲームをするらしい
いまはモンスターハンターというのをしている。
雨が ....
たくさんの花を枯らした
サボテンやアロエも枯らしたし
ケフィアやカスピ海ヨーグルトも駄目にした
それでも命は大切にしなければならないからと
小さな虫はその形や色が嫌いでも
なるべく殺さず ....
俺が詩を書いているときに

子どもが何してるの?って聞いてきたら

俺は何してると言おうか

メモしているというのが一番ちかい気がする



毎日一時間はメモしている-


 ....
振り回せるものを探して歩く
軽すぎれば振り回す充実感がないし
重すぎれば肩や腰に負担がかかるから危ない
道路の上にも
道路に接するいろいろな敷地や排水路にも
振り回すのに丁度良いものは見つか ....
二日遅れのホワイトデーの
白いリボンを髪にのせて
ふわりと回ってみせる君は
大きくなったら
メイドになりたい
という

人様に奉仕したいとは
見あげた心がけだ

解釈は準備してお ....
足がつった
魚を釣った
痛さにのたうつ小指が
餌に見えたのか
少なくとも自分の足の小指くらいは
何をも傷つけないと思っていたのに
魚は同じようにのたうってる
口をこじ開け
引っ掛かって ....
公園のベンチに腰をかけ
新聞を読む初老の男の人の手が
小刻みに震えている
新聞から文字がひとつ
またひとつと落ち
足元で意味とは別のものとなった
そのようにして人は幸せになっていくのだ、と ....



石橋を叩いて割る
君の動きはハンマーで
その働きは引力だ
物体の俺だから
耳を澄ます必要がある/繋ぐ必要がある
手を、手を!
飛行機がブゥゥゥ・・・ん。
超低空でやって ....
俺たちは温泉だ
まだ掘り出されていない温泉だ
武田信玄でも見つけられなかった温泉だ
俺たち一人一人が心に隠し湯を持っている
自分自身をボーリングしようぜ
湧き上がろうぜ 天高く噴き上がろうぜ ....
大通りがあるでしょう
そうまっすぐのアスファルトの大通り
右側にショッピングセンターのあるあの大通りよ
その大通りをまっすぐ行って
どこもカーブしてないからまっすぐ行って
三つ目の信号を左に ....
先生は
花瓶に一輪の花を持ってきて
作文を書けと言う

こんなやつでも先生になれるのか
僕が代わって授業をしてやろうかと思った

考えても考えても
頭の中の言葉たちが整列してくれない
 ....
まっすぐ伸びた茎に
まだ開ききらない
若いガーベラ

その素直に親しみ
その芯を持て余した

ガーベラ
まぶたの間に
顕れた苦しみ
黒目を大写しにする
苦い海水のような涙
喉に ....
ハイライト



白い光が、ぼくらを射してく
夢や妄想に近い場所で

簡単だよ、世界は回る
ぼくはもうそれを止められない

生温い風に溶ける煙
ぼくが吐き出すすべては消えてゆくよ ....
一度も神様は
教えてくれなかった

極楽浄土に行けるように
頑張っている人
キリスト教の礼拝は
たったの一度も
欠かしたことのない人

願っても願っても願っても

お墓の中で骨は ....
あなたの唇と
わたしの唇は
近づけば引かれ合い
重なり合います

だからわたしたちの引力は
この地球よりも強いのです

月の引力で
潮の満ち引きが起こるように
あなたに近づくと
 ....
世界

あっけなくこの世界は終わった
僕がいるのは何もない荒野です
思い通りにこの世界は終わった
救世主なんて何処にもいやしなかった

どうだっていいと
目を背けてた
問題のすべてが ....
東京、
その日もひとりで
幡ヶ谷の太陽と
馬鹿みたいに重い、
心細さを背負って
唇を噛んでた


夏の
だれるような湿度と
車の排気ガスと
肌に纏わりつく
人間、の ....
潜水艦

虹色の海を渡る
魚たちを見ていたら
いつまでも
ここに居られる

気がしていた
だけどそこは
ぼくのいない
世界でした

ライラライラライライラ
流れ星も揺れる珊瑚 ....
おれの話を
きいてくれてありがとう。
むかしジョニーってゆう友達がいたんだ。


ジョニーと最後に会ったのは
春の風が吹き荒れる
夕暮れのことだった。
おれたちはいつでも土壇場だったの ....
こえ、


ぼくを剥いてゆく
この
あかぐろい
にんげん、を
剥いてゆく
こえ、



きみの
こえ、


ふたしかな
やさしさ


ぼくの ....
なにかと鋭い恋人に
今日は特に死相が出ている
と言われたので
心配になって病院にいったら
思想だった
俺てっきり死ぬかと思った
良かった
とどのつまり
俺の頭ん中は
夢だとか希望だと ....
カードを出すと敵が倒れる
カードを出すと私が笑う
私は悪魔の顔をしている
私の中には誰もいない
私の後ろに誰かがいる
後ろを振り向く事が出来ない
恐怖のあまり
背中が硬直している
辺り ....
日が暮れて今日も塩屋に
ナメクジたちが集まる
口々に死にたい死にたいと言いながら
塩を求めにやってくるのだ
けれど感情が昂りすぎて
みな自分の流した涙で溶けてしまう
翌朝塩屋の前は
粘液 ....
僕には ヒューマンストーリーが足りない
僕には ラブコメディが足りない
僕には サスペンスとホラーとアクションに彩られた SFしか残されていない

私はなぜ 氷のように固まる事が出来ないのか
 ....
soft_machineさんの自由詩おすすめリスト(1635)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
家に帰りたい- 狩心自由詩4*07-3-28
Insert_ボタン_超電磁式脳下垂体- 狩心自由詩3*07-3-28
- 新守山ダ ...自由詩5+07-3-27
コパ・カバーナに連れてって- はらだま ...自由詩11*07-3-27
2つの世界- 柴田柴助自由詩307-3-27
海を見る。- 新谷みふ ...自由詩11*07-3-26
石神井日誌- 馬野ミキ自由詩16+07-3-25
- たもつ自由詩42*07-3-24
テレポ- 馬野ミキ自由詩1207-3-23
五時- たもつ自由詩9*07-3-23
お父さんスイッチ- 佐野権太自由詩53+*07-3-23
こむら返り- たもつ自由詩1307-3-22
手続き- たもつ自由詩1507-3-22
声/願- 石田 圭 ...自由詩1807-3-22
俺たちは温泉だ- 新守山ダ ...自由詩1007-3-22
道しるべ- たもつ自由詩1307-3-21
白詩- みもる自由詩8*07-3-20
ガーベラ- ポッケ自由詩10+*07-3-19
ハイライト- ソティロ自由詩8*07-3-18
生きていくこと終わること- 五十川由 ...自由詩9*07-3-18
引力- 三条麗菜自由詩15*07-3-17
世界- ソティロ自由詩5*07-3-17
三十二行- はらだま ...自由詩30*07-3-16
潜水艦- ソティロ自由詩10*07-3-16
ジョニーとの別れ- しゃしゃ ...自由詩1507-3-15
こえ- はらだま ...自由詩20*07-3-15
おっぱいよ- 石田 圭 ...自由詩38+*07-3-15
怪奇電波錯乱地帯- 狩心自由詩5*07-3-15
結晶- たもつ自由詩1507-3-15
操縦不能- 狩心自由詩4*07-3-14

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55