木の葉散る グラデーションの 雨の里 道端の一本の木に
子どもが何百人も隠れていた
東の方から来たのだという



水がほしいというので
水をあげていたら明け方になった
狭い場所と
大きな音が嫌いだというので ....
海へ帰りたい
だが帰れない


一滴の紙魚を
書籍に落としてしまったように
ところどころ紅葉が始まった並木道は

それはそれは色とりどりで美しい

そこから木漏れ日が射しこむ様は

夢のトンネルの中を進むみたいで

ハンドルを握る手に

更に意識を集中しな ....
今年も また

この 季節

彼方が

つかめそう
形のない
おくりものを探しに
秋の夜長
旅に出よう

月光がかった
道なき道を
{ルビ教室=へや}の中 受験生の 熱い冬 「今日はどんな話をしようか」
たまに空を見たりして ずっと頭を掻きながら 苦笑いも浮かべて
思い浮かべている

一瞬マッチのように閃いたのはいつのことだったんだろうか
今朝のことだったか ....
静かな
室内に
響き渡る
君の
甘い寝息

月光に
照らされ
妖艶に輝く
君の
細い首筋

触れる素肌に
微笑みを返す君
まるで――

息を呑む感想

白い羽が見 ....
環八と早稲田通りの 交差点 自転車 倒れ 車 流れて

人をまくスピードと 息の多さに負けて 逃げ出す自分 と 居座る わたし

バス停の時刻表を写メで撮る女子高生は 盗撮されて

はっと ....
ねこです
名前はない
あのなあ
今回は人間さまに一言言いたくて
いっしょうけんめーコトバを勉強してきたからよ
聞け

漫画とかで よく
喋ってるねこいるだろ
あれいいよな ナイスアイ ....
数字を憎み
0を愛する
僕の矛盾

願望の統一
また創まる

空から深々と白い落し物が降り積もる

誰の持ち物だろう?

海だろうか?

雲だろうか?

それとも風だろうか?

どちらにしてもすべて届けるには

どうやら来春になりそ ....
雨がいる

傘がいる

 ....
あなたの手のひれが
わたしの頬にふれる、

見ているだけでは
かからなかった暗示は  せつな
私を滑らせる

あなたの指紋は渦となり
巻かれた貝奥の私を
するりと抜きおと ....
空高く飛翔する鳥に
安寧の夢を重ね
欲望の地べたに囚われている
流れることなくとどまる水が濁るように
不死になったら濁ってしまうのだろう
永遠の愛はどうだ?
とどまるものが永遠か?
ちがう
永遠の愛は愛の雨を降らし
愛の川を流れて愛の海へ辿り付き
そ ....
朝という朝をあつめて

緑という緑をあつめて

明日の君にプレゼントしたい
おふとんにくるまって
ただもふもふと
独りのよるもすてたもんじゃない

好きな曲好きな歌手など
特にないです
今はあいつに夢中なだけで
夕暮れ 公園 ブランコ

風に 揺れる 音

僕の 隣 揺れて

君の 笑顔 見惚れ

ただ 見詰め 2人

そして 流れる 時間。



奏でるは 恋の前奏協奏曲。

 ....
おやすみなさい

蒼く輝く星

おやすみなさい

オレンジ色に光る月

おやすみなさい

この

果てしない夜空の下の

どこかにいる君

君は暖かいベットで

良 ....
夢を見たよ

まだ君も僕を嫌わず
まだ僕もお喋り好きで

君がどこから来たのか
知りたがっていた

僕らどこへ行こうか
話し合っていた


君はどうして鳥に
生まれなかったん ....
12年間 家に住み着いていた

黒猫が 死んだ


私は 今日 夢を見た

ふわふわと毛玉のような黒猫を

ふわふわと撫でている 夢だった


もう一度 撫でてもらいに

 ....
紙切れ一枚
短い言葉が連なる紙切れ一枚

すっと指を滑らせて見たら紅い血液が
じんわり滲み出した

こんな薄っぺらい
微かな力ですら破られてしまう
この紙切れ一枚

等身大の紙切れ ....
愛してるから
あなたの白くて軽やかな骨
砕けた
破片と大小の粉
風に飛び散ってしまうのが怖いから
壺へ収めていく

手に取って 確かめて
愛しているから
泣いたら 

あなたが困るだろうから

あなたの前では泣きません

泣いたら

滲めな顔を見せるから

見っとも無いので泣きません

だけど今夜は

満ちることのない涙の壺 ....
空を高くしたのはにんげん

都会のビルはそらにむかって銃口をつきつけて
戦争をふっかけている

勝敗など決まりきっているのに
今宵もまた月が満ちてきました

さ、唄を歌いましょう

この時間の空気はゆっくりと冷えてきて

昼間の暑さがウソのように溶けていきます

世界は藍色に染まり

空には散りばめられた ....
この真夜中の
この静けさに

チラチラと
狂気は降って


闇の秒の遅さと
生の流れの速さに
僕は怯える


明かりを付け
異国の古い
映画に紛れながらも


こ ....
ぴかぴかしたもの
すきとおったもの
まんまるなものが
むやみに好きです

そんなものを見ると 
私の中の原始人が
ぜったい欲しいと
だだをこねます

水晶玉とガラス玉
色とりどり ....
春日野佐秀さんのおすすめリスト(863)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
色彩- ツクヨミ俳句204-11-11
ノート(入学式)- 木立 悟自由詩704-11-11
- 天野茂典自由詩304-11-11
「_消さないで_」- 椎名自由詩304-11-10
くりかえす- 吉原 麻携帯写真+ ...3*04-11-10
月光がかった- ツクヨミ自由詩804-11-9
私も去年はそうだったが- ツクヨミ俳句104-11-9
時には明日の話を- もこもこ ...自由詩2*04-11-6
言えはしないのだ- 緋乃村燿 ...自由詩5*04-11-4
照れくさい、歩き方- 吉原 麻短歌3*04-10-30
ねこ1- ピッピ自由詩5*04-10-29
矛盾- 松本 涼自由詩4*04-10-27
雪の贈り物- 桜 葉一自由詩204-10-27
寒い雨- 初代ドリ ...自由詩7*04-10-26
うみほおづき- つきのい ...自由詩1704-10-18
畢生- Tシャツ自由詩204-10-18
愛のカタチ- 緋乃村燿 ...自由詩3*04-10-15
朝という朝をあつめて- 吉原 麻携帯写真+ ...4*04-10-7
あいとこい- 吉原 麻短歌3*04-10-1
前奏協奏曲。- 緋乃村燿 ...自由詩304-9-9
★105_オヤスミ- 貴水 水 ...自由詩9*04-8-28
雑踏- 松本 涼自由詩3*04-8-28
黒猫- こむ自由詩104-8-28
プライド- もこもこ ...自由詩2*04-8-12
白夜- まつお自由詩404-8-11
泣く- 蒼木りん自由詩2*04-8-11
そら- けらまご自由詩204-8-10
宵月- 長月 猫自由詩204-8-9
真夜中- 松本 涼自由詩8*04-8-9
- こむ自由詩2*04-8-8

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