海浜公園のささやき

笑え
少しだけ向かい風で
喜びなんて

悲しみがクレバ

消えてしまうもの

でも

悲しみより

大きい喜びは

きっと…残るんだ。
雪の中

残るはアシアト。

空はアオ。
朝の空、彼女の機嫌は悪かった

昼の空、彼女は突然泣き出した
僕には彼女の涙を止められなかった

ポッ、トッ、ポッ、トッ、パッタッタッ

黄昏の空、彼女は真っ赤だけど泣き止んだ
僕が彼 ....
音をたてて何かがバキバキとブチブチと壊れた。

誰かが僕の前で話してる。

もう誰の声も今は僕に届かない。

時が経てば壊れたものの痛みを感じるのだろう。

でも今は何も感じない。
 ....
まだ生きているのに
上にあるのは冷たい土ばかり
そんな私の運命を
悲しんでくれる者はない

指先の冷たさは
声なき罪の思い出
生きているとはいえない
今の私の存在は
むしろ
むなし ....
歯車になってグルグル回る 休みなく回る
僕だけ止まるわけにはいかないよ 壊れてしまう
カラダは動いてるんだし そこに立ち尽くす意味はあるのか

錆びついて駄目なとき お腹が減ったとき
遠い昔 ....
 少女は少年に手紙を出した。
 少女はポストの中に手紙を入れた。

 手違いで海を渡った手紙は、雨の湿気の清潔な部分を少しづつ、選別しながら含みはじめた。
 シベリアの炭鉱は、その手紙を炭の中 ....
嗚呼 君の視線は何処へ向く
此の愚かな世からは目を逸らすのか

狐火が光る 湖面を照らす 蒼の焔
笑えなどしない どうして笑わぬ 能面の君
泣きたいと望むのならば 夜を裂いて泣けば良いものを ....
ごくどうの
ぼうけんかが
ふゆのさんみゃく
こおりのあらし
そうなんちゅう 

さむくてさむくて
うんこけんきゅうかになったら
あったたかった
ひげはこおりつきそうだけど

うん ....
それは
風吹きすさぶ高原
それは
{ルビ陽=ひ}照りかえす街並
それは
忘れられない魂の傷痕
夜は
張り詰め
足音だけが
近付きつつ
離れ
近付きつつ
離れ

夜は
張り詰め
六つの足音が
決して
共振することはなく
美しい
調べとなることはなく

白い息が
 ....
君の中に花はあるかい?


風に折れず
時に枯れず


君の中に譲れない花はあるかい?


{ルビ艶=あで}やかな色で
毅然と輝く


君の中に血を流しても咲く花はあるかい ....
あんぱん満月の下
僕等は仲良く一個ずつ
ニッコリほおばろう

めろんぱん半月の下
僕等は仲良くはんぶんこ
大事にほおばろう

はらぺこ新月の下
ほおばるものはないけれど
僕等は仲良 ....
きれいな花のように
わたし きれいに なりたいの
じゆうな鳥のように
わたし じゆうに なりたいの

さいてさいてさ
とんでとんでと

きれいにさいて
じゆうにとんで

きれいな ....
画用紙に迷うことなく色をのせた
空の青は
記憶にはない
白い画用紙が
とても不自然に思えて
窓ガラスに
水を浸しただけの
筆をはしらせると
透けた空が濡れた
いっそ瞳を
青く塗りつ ....
聞こえない歌


見えない旋律




確かに感じる


どこかから


流れてくる




それは


川の呟き


木々の囁き



 ....
バ ス 停 で 誰 を 待 つ の か 時 刻 表


ダ ム の 底   校 舎 の 上 を 泳 ぐ 魚 


婚 姻 の 日 も 沈 み ゆ く 夕 日 か な 


ふ ....
ごめんね
ごめんね

私はとんでもないことを
してしまった
怖くて怖くて
どうすればいいか分からない

ごめんね
ごめんね

私が死んだらあなたは独りだったのに
私は混乱と孤独 ....
君の向こうに
何かを見つけた気がして
目があった瞬間
見失った
狂うっていうのは
ケモノの王様
そういって
君がくすくす笑う

だからね
アナタは違う
王様なんかじゃ
ないから

たぶん
君も正気のままで
コートの匂い
確かめたりして
 ....
 静かな夜更けにピアノが流れています

 泣くように 或いはまた 笑うように

 時計を失くした夜は

 言葉を亡くした夜は

 鼓動を無くした夜は

 胸を三日月に晒し

 ....
またそんな見え透いた嘘をつくのか。
窓にもたれて、風鈴を揺らして、視線を上手く逸らすのか。

胸が、しくりとする。

青い魚眼を見上げる、この日陰の部屋で
こんな風に、輪郭だけ向き合う事で ....
永遠なんてことは
ありっこないけど
毎日を重ねてゆけば
近づけるかもしれない
風が冷たくなりました
空は遠くへ行きました
星も澄んで輝きます

小さなぬくもりだけは
君のそばに
風はカミソリのように
おれの耳を切り落とそうとして
電信柱の陰から狙っているらしい
くれてやる
くれてやるよ耳ぐらい

おれは幽霊だ
失くしたものが何だったのか
それさえ忘れちまって
 ....
水滴が凍てつくほどの
さむさの中であなたが
ふるえていたことに気
づかなかったわたしは
今あたたかいはずのベ
ッドの中であなたの不
在にふるえている
あなたは
何も言わないけれど
手のひらから
聞こえてきた

あたたかい指の
ぬくもりが
わたしのからだ
いっぱいに
ひろがって

かなしみが
消えた
かたまって いる
つめたい ひかり

ひとつ だきしめたら
しずかに とけていく

おおきな てに ふれ
おちていく ちいさな

きょう の しずく

ゆるやかに ゆびさ ....
もしも 願い が 

ひとつだけ叶うなら

追いかけてきてほしい

ダイジナモノ を 捨てて

そしたら

私は何もかも捨てて

飛び込んでいく

覚悟はある

二人で ....
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