君の中にはすでに僕でない僕がいて
君のことをいつもおどかしたり笑わせたり
悲しませているんだろうな

きっと僕が知らない僕は
僕よりも優しくて冷たくて
誰よりも優柔不断に違いない

君 ....
夢って何なんだろうと思うときもあったんです。
掴んでしまうとあっけなくて、掴めないともどかしくて・・・

今の自分を誰が想像出来たんだろう?僕には多分無理だったと思います。
だって、幼いこ ....
君の笑顔は解読不能

そして
天気記号の元になる


君の涙は解読不能

そして
前文明を葬った洪水の元になる


君のメールは解読不能

そして
現代の学者を悩ます ....
I'm always close to you
「そばにいるよ」

歌声の素敵なあなたは天に召されてしまって

ずっと悲しくて、つらくて、どうしようもなく
落ちるところまで落ちて

 ....
あなたの白いスカートが
ひととき夏色に見えたのは
うすぐもりの雲の切れ間から
気まぐれに顔を出した
あの眩しい日差しのせいではなく
あれはそう
道をさえぎるようにもたれかかる紫陽花に
語 ....
{引用=猫の目のなかに言葉をさがしてた世界がわたしの部屋だけの夜


はてしなく優しいきみが眠るときおとぎ話の幕が開いて


鍵穴を探す深夜の部屋の中小さな鍵の彷徨う{ルビ行進 ....
物凄い形相で流れていく
世の中についていけずに
颯爽と横切る流れに次々と
泳ぎに長けた者が飛び込んでいく
その様を私は未だに迷い煙草を吹かし只眺めている

周りの誰しもが早く飛び込め
飛 ....
{引用=高速で回転している花束を見ている朝の洗濯機の前


小窓からしゃぼんの香り飛び出して空に散らばる雲の石鹸


仰ぎ見る雲は雨雲どんよりと黒い何かをぬぐえぬ散歩

 ....
{引用=
ぼくは逃げたり
なんてしない

ぼくが背負っているモノなど
屑みたいなものだから


ぼくは怒ったり
なんてしない

何も変わりは
しないから


ぼくは絶望
 ....
だから

今も

死んだと思いながら

生きている

月曜日の朝
長い眠り
    そして夢
彼は水の底で 海の底で
静かに
雌伏の時を過ごしていた
そして眠り
またも眠り
心地良い水のゆらぎの中で
彼は際限なく眠りつづけていた
動乱の前の
不気 ....
ニット帽深くかぶる女の子が好き
何も見たくないと両方の眉にかぶせて

黒縁眼鏡の似合う女の子が好き
レンズのむこうから青空を見上げてる

気にしない本当は
気にしてないことばかりの
 ....
こうして夜の海を見るのは

何年ぶりなんだろうか

誰もいない 夜の海の砂浜

昔は君と二人で 海ガメ作ったね

夜の海の砂浜の 海ガメの背中の上に寝転んで

夜の海の砂浜の 海ガ ....
ほほを伝う

つめたいのかあついのか
肌に、にじんでゆく
幻聴ではなく{ルビ潮騒=しおさい}の。
いえ
ただの涙ですけれど…

守るものは魂
あんなことや
こんなことが
あった ....
ひどい青さの落果
そんなに思い出を失くしてどうするの?
夢をみてるのね
ゆるい傾斜の果樹園で
ひとつひとつの木には
実がふくらんでいて
それいぜんには
花が咲いていて
遠い

息が ....
指輪は束縛の証し。
縛られるのを許したということ。
縛りたいと伝えたということ。

溶した。酸のコップにぽとりと沈めて、なくなれなくなれ、と 溶した。
それといっしょに、不変を試した。
と ....
思いと

言葉が

噛み合わない
きらめく星空 瞬く間に見た夢
あぁ 手を離さないでいて 
波打つ心 雲間の向こうで微笑む{ルビ未来=あした}を掴めるの?

”I miss your smile”

突き抜ける青空 はばた ....
さっき見た君の姿は瞬く間になくなってしまって
いま、僕の吹いてるところは身を縮めたくなるほど寒い
ここから 君のいるのはあっち?こっち?どっちかな?

びゅーっ

あれ?

今見た ....
あなたのこと、見つめてもいいですか?

手のひらの小さな水溜り
そこにかすかに映るあなたの横顔、見つめていてもいいですか?
水溜りの水が手のひらからなくなるまでのわずかな間
あなたの横顔、見 ....
「僕らは彼らのように毎日そばで触れ合うことはできないけれど」
「僕のわがままだけど」
「君とずっと一緒にいたい。僕の心のそばにいてほしい。」
「大好きだから・・・愛してる」

好きなのに ....
なくもんか!

大声あげて泣きじゃくる君の少し離れた部屋の隅
ボクは天窓から見える月に向かって固く誓う

だって

男が泣いたら格好悪いじゃないか!
ボクが泣かせたのに泣けるわけないじ ....
声にならない声を空に向かって話し掛けてみる

「すべてを語るには早すぎる、僕らは近づきすぎた。
うん、そう。別れようとは言わない。言えない。
どうして、か。それは君が好きだから偽りたくないだけ ....



音もなく湖に波紋が広がる
同心円の規則正しいリズムを刻む

その始まりはたった一つ音もなく
湖にこぼれた{涙滴=ティアドロップ}

それはまるで

見ず知らぬ人との間 ....
すべての色が、白く染まって・・・
そこはまるで、もとから何もなかったかのように空白で・・・。
この世のすべての色が、白く染まってゆくように、
この桜の色さえも、白くなくなってゆく・・・。
ここ ....
どんなに悲しいことがあっても
僕は生きてゆけそうです

昨日まで降り続いた雨は止み
久しぶりの陽射しをうけた草花が
深呼吸をするみたいに
みな空を仰いでいました

光と水と二酸化炭素か ....
コーヒーの海を
泳ぐ魚の群れ
ごっくん飲み込んだら
体中の血管を
鰯が逆流し始めた
もうすぐ心臓に
クル
{引用=
冷え切った
ガラス越し

君は・・・・・
雨を眺めている

・・・・・・・・・

冷め切った
君の瞳越し

ぼくは・・・・
少女を見ている

・・・・・・・・・ ....
優雅に流れる時間
悠長に流れる時間
あっという間に過ぎ去る時間
まばたきする間にすりぬける時間

どの時間が優美なのか
どの時間が真実なのか
どの時間が感動的なのか
どの時間が刹那的な ....
どことなく これで終わります

人が列をなしている
待つ人の
意味のないため息と期待
本当に? と聞き返す声

始まったのかもしれませんね
音も無く
油のにおいも無く
老いていく顔 ....
春日野佐秀さんのおすすめリスト(863)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君の中の_僕が知らない僕- 葵 悠貴自由詩6*05-6-25
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解読不能- jei自由詩205-6-19
そばにいるから- もこもこ ...自由詩6*05-6-15
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水無月セピア- 野月歩短歌605-6-6
傍観の地で- 近之藤自由詩1*05-6-4
梅雨空日記- 野月歩短歌11*05-6-3
遺_書- 043BLUE自由詩205-5-30
正しく出来たことなんて何ひとつなかった- ピッピ自由詩705-5-30
水の中の目醒め- 岡部淳太 ...自由詩9*05-5-29
ズレルレンズ- antenna103自由詩205-5-29
夜の海にて- 六弦自由詩105-5-28
言霊- こしごえ自由詩5*05-5-26
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あっち?こっち?- もこもこ ...自由詩2*05-5-14
見つめてもいいですか?- もこもこ ...自由詩5*05-5-10
わがままだけど- もこもこ ...自由詩5*05-5-9
月の涙- もこもこ ...自由詩4*05-5-7
声にならない声- もこもこ ...自由詩3*05-5-7
{滴=ドロップ}- もこもこ ...自由詩3*05-5-4
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雨が降るからこそ色を増す世界があるから- ベンジャ ...自由詩805-4-14
コーヒータイム- チアーヌ自由詩205-4-14
無表情な雨音- 043BLUE自由詩205-4-14
時間- ヒロタマ ...自由詩305-3-26
- 捨持自由詩3*05-3-12

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