光ではないものをずっと見ていた
ゆらめく夜をずっと見ていた
倒れるために在るものばかりが
わたしに向かって近づいてきて
わたしのなかへと消えていった



目の前に
目の前で ....
君の涙には色が無いんだ

あの人のためにも
この人のためにも

泣いた涙には色が無いんだ

透き通る空より透明で
朝露よりも輝いている

きっと心が透明だからだね
だから涙には色 ....
苦い
ひかりがやわらかに

そのまま
ゆれるカラダの中
あなたに
ねぼけて
述べるまちがいさえ
ただしさを
からみほどく

そんなことが
あなたのいびき
鼻くすぐる

さ ....
楽しげに話す君の唇に

僕の人差し指を

押し当てる

唇は何度も重ねたけれど

指でのキスは初めてだった


柔らかくて

弾力のある

君の唇が

僕の人差し指に ....
空に

青い 空に

雲をかきわける 空に

朝の光で全身を染めた 空に

オレンジの夕暮れの 空に

覆いかぶさる灰色の 空に

ただ ただ 
ただ ただ 空に

透明 ....
どんな小さなことでも幸せと思える気持ち・・・
今の僕にはどこかにおいていってしまった気持ち。

ほんの少し、君が笑ってくれた。
ただそれだけなのに、愛しくて・・・
幸せで・・・。

そん ....
ぴちょん

ぴちょん


せんめんきには
バームクーヘン

ぐー

おやつの時間には
まだ早い

ぐー
☆どっぷりと 柿が沈むや 西の空

☆明日は晴れ 西の街角 朱に染む

☆とろとろと 柿溶けて来る 闇夜かな

☆日の沈む みんなの頬も 染まりけり
恋はいつでも
あなたにとって
遊びのような
ものなの か?
影踏みしながら
するりと抜けて
消えてゆく
君の影 君の声
夜に浮かぶ灯火
温かく見えるのは
闇に凍えてたから

だから部屋の明かりを消して
小さく光を照らして
温もりを確かめた

そこに有った手を
繋いでおいた

暗くて見えない表情
 ....
雨上がりの冷たさと

黒い空 わずかな西日

重い影と 歩く私

誰かが肩を叩く 振り返ると

虹が笑った
花が咲いていたよ
色とりどりの輝きで

一等星
二等星
あの花は
きっと三等星

輝きを競うことなく
光を奪い合うこともなく
輝いているよ
瞬いているよ

空に咲いた
美し ....
少しずつ静かになって

少しずつ穏やかになって

波風の立たないかなしみが

冬のひなたに沈んで行くので

拾い上げてみる 小石


てのひらに包み込んで

少しぬくもったら ....
たとえかすり傷だらけだろうと

かさぶただらけだろうと

君は

俺だけのマリアだった

俺は

君がいるから

かろうじて

今日一日でも生きられた

なのになぜ
 ....
考えすぎずに
夕暮れの雲のように
暁の風のように
生きてみたいなぁ
無口な草原
冬も過ぎて
知らぬ間の
春も過ぎて
風の切っ先
夏を過ぎ
記憶の片翼に
秋を送り
空を仰ぎ
去りゆく年月に
心を奪わせ
失いつづけるきらめき
忘れ難き、遠き
いと ....
どれほど言葉を紡いできただろう
情熱に押される時も
少し照れるそんな言葉も

あなたが穏やかな時はわたしはまるで猫が木漏れ日にあたるよう
あなたが苦しい時はわたしは黒い塊になる

ただそ ....
月の左側半分を一晩預かるから
朝になったら返そう

お日様におはようを言い
お月様におやすみを言い
半分を返したら
僕の拡散を繋ぎ止めておいて


夜の
世界が
暗転し
空の
 ....
柿の実の 甘さは
  夕日の においする
 
すきと伝えられぬまま
空には星が降りてきて
今日も長い夜は始まる
ため息は言葉の代わり
切なさが胸しめつける
言われぬ想い星に語り
いつか伝わると信じて
夜に封印してしまえば
涙 ....
逢いたさは
距離に比例する

忙しさの倍数である

ひとりの夜には
二乗される

愛情という
未知の定数を持つ

この方程式を解きなさい

飛行機も
新幹線も使わずに
  ....
その皇子
東へ進軍し
その剣
雲を斬り
丘を割き
沼を埋め
戦に次ぐ戦
謀殺に次ぐ謀殺
返り血の乾く間も無く
川にかかれば妻を売って渡り
海峡にかかれば妻を売って船を買い
船を打 ....
金星に
咲く花が
一向に散る
気配を見せず
ちらり
ちらりと
倒錯する
2つ3つが
1つに重なり
その時
僕は
嘲笑を思い知った

アイスクリームが
抉り取られ
空いた隙 ....
小気味良い音を立てて
転がった空き缶を
これまた小気味良い音で
ぐしゃりと踏み潰した

その銀色のパッケージに
あなたを投影して
どうしても どうしても
君だけのエモーション

食べようとして
結局やめた
結局のところ
似たくない

その感覚がうらやましいけれど
その感覚をほしがるけれど
決して君には 似 ....
人は生まれ逝くもの
思いは生まれ逝くもの

命あるのも
そうでないのも
生まれ逝くもの

確かにあるのも
不確かにあるのも
生まれ逝くもの

僕の中で
絶え間無くつづく
営み ....
おとうさんの背中から
木が育っています。

おとうさんの脇から
木が育っています。

おとうさんの胸から、頭から
すこしだけ
木が育っています。

『お父さん、何で木を育ててい ....
☆ きんかんの 鈴やなるなり 庭のすみ

☆ 雨雲も 色づくこの頃 秋の風

☆ 木の葉散る それだけなのに 涙散る

☆ しみじみと まなさきに散る 赤き葉よ

☆ 秋寒く どちらが ....
今日限り 絶ふるものぞと 思ひつつ
  舞う金色に 秋の夕暮れ
半透明な気持ち
あなたのそばに
吸い込まれてく
春日野佐秀さんのおすすめリスト(863)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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涙の色- Tシャツ自由詩2*04-12-1
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波紋の誘惑- ツクヨミ自由詩304-11-29
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夜、後、朝- たいにぃ ...携帯写真+ ...2*04-11-29
_- びわ自由詩204-11-27
What_a_beautiful_view_is...!- Lily of the ...自由詩6*04-11-26
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☆177_オレノ、マリア- 貴水 水 ...自由詩404-11-26
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−詩−_no.3690- 小笹綾子自由詩3*04-11-24
黒煙- mac自由詩204-11-24
月を待つ- たいにぃ ...自由詩4*04-11-24
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100字夜想詩- LEO自由詩3*04-11-23
逢いたさ関数- umineko自由詩1804-11-23
東征- 片野晃司自由詩2504-11-22
金星- たいにぃ ...自由詩4*04-11-22
からん、ぐしゃ- 鈴本 蘭 ...自由詩104-11-20
オリジナル- 瑠音自由詩204-11-20
生まれ逝くもの- LEO自由詩6*04-11-18
おとうさんの木- 月山一天自由詩5*04-11-17
秋句- ツクヨミ俳句404-11-15
銀杏- ツクヨミ短歌204-11-13
ELEGEIA- ツクヨミ自由詩104-11-13

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