すべてのおすすめ
朝、いつもの時間に目がさめる
今日は休みだというのに  もっとねていたいのに

こういうとき、晴天がちょっと嫌い

そしてまた布団にもぐる

気がつくと時計は正午をさしている
風が強い ....
空っぽになった
ジャムの瓶をさかさまに

逆立ちができない、と
言っていた友達を
さかさまに

意地悪なあなたの
『好きではない』を
『好き』に変えて

あなたの気持ちをも
さ ....
心が悲鳴をあげたように涙が止まらなかった
たまらなく自分がいとおしく感じられた{ルビ昨夜=よる}

瞳を閉じて今日{ルビ今日=あさ}を迎えて
今、公園のベンチに腰掛けながら
体をすべりおちて ....
じゃんぷッ!
いちッ!にッ!のさんッ!

小さいけど真っ白な花を
今、精いっぱい咲かせたよ!

小さな体を
小さな背中を
ぐんと伸ばして
いちッ!にッ!のさんッ!
さぁ、じゃんぷッ ....
誰かの中で激しく
試験管の中で化学変化を起こすように
あなたの笑顔を輝かせるように。
時に笑顔を曇らせるように。
ボクの心をあたためるように。
時に心を切り裂くように。

喜びを、悲しみ ....
泣いている

空があんまり綺麗だと言って
悔しいと一言吐き出して


絞り出された血がこの土に染み渡る
噛み砕いた錆色の土は毒の味
染み渡る毒が身の内を刺す

それでも声を上げるこ ....
私が泣いているのではありません

私の中の

どこかが泣いているんです



涙でも泣き声でもありません

私のどこかの

傷みです
やわらかい 夕暮れの月
となりに隠れるようにひかる 星がひとつ

「あ、星が見える」
「月しか見えないよー」

星はわたしだね
月は君だよ

わたしはあの時
君の後ろに隠れるように ....
すべてを遮断した爆発で
大地の上にヒトリ転がった
流血が命を語って
それからすぐに洗われた間
魂はいつまでもヒトリだった
-a・ta・ta・ka・na・・・かぜ-

此処で逢った自分は
心だけの存在だったから
特別に見えたのかな
実際はそこら辺の
ただの一人の・・・平均以下の生き物

優しかっ ....
私には家族がいて
一緒に笑う友達がいて
柔らかく抱かれてくれる仔犬もいて

だから
思ってはいけないことなのかも
“ひとりぼっち”だなんて

・・・・

きっとこの“ひとりぼっち” ....
きみは そっぽを向かないで
ぼくが 視線をはずすから

もうじき
わずらわしいことは 何もなくなるよ

誰かが遠ざかっていくのは
さみしいものだね

それが ぼくじゃなくても
それ ....
望遠鏡で
月を覗いたら

傷が付いていた


のは

望遠鏡の方で


月は今でも

美しく欠けていて
ずっと泣いていたら
とても疲れて
座った場所から
動けなくなってしまった
       
世の中には
どんなにがんばっても
どうしようもないことが
あるのだと
知ったあの日

た ....
僕は

非常階段から夜空を見上げる

星を見つけようと思うけど

月を見つめようと思うけど

君の顔が浮かんで消えない

僕が寂しさと引き換えにしたのは

君と居た時だった
 ....
今日の空は
雲ひとつない晴天
なのに
世界の人の中には
暗い影を心に持つ人がいて
せっかくの
満開に咲いた桜の木にも
吹きつける春のそよ風にも
目をくれずに佇んでいる
もったいないよ ....
ついに血と樹液をかえて
バラのように笑ってみせても
風が吹けば くずれてしまう

そこは幾層もの雲におおわれ
とても降りて行けない
ぐにゃぐにゃの階梯に すがって泣いても

いつだって ....
あたしにとっての宝物

それは 彼

いつでもあたしを支えてくれる

大切な宝物

この宝物いつまでもずっと一生大切にしていきたい

彼もあたしのこと宝物に思ってくれてるかな

 ....
青白いあなたの頬に
薄紅色が戻るまで
私の赤い血を流しましょう

光に反射して
ガラスのように透けて見える
瞳が再び開かれるまで
私の成熟した赤い血を
あなたに差し上げましょう

 ....
「きらい」という ことばを
口に出せるようになって
恋愛が とても 上手になった


「すき」という ことばを
口に出せなくなって
恋をするのが 下手になった
 どっかの国で
 戦争が起こった
 
 兵隊が来た
 飛行機も来た
 戦車も来た

 人が死んだ
 動物も死んだ
 家が消えた
 緑も消えた
 
 遠い国の話
 箱の中の話
 ....
手のひらに見つけたぴんく色の肉球で
疲れた貴方の頬に触れる

目の下のくまも丁寧にふに
冷たくなった頬もふにふに

疲れをすべて捕まえて

明日、また頑張れるように

にゃーとなく ....
ぽっかぽかの
日干しされたふとん

お日様のにおいが
ほんわか
あたたかくて

心が
溶けてゆくみたい

そんなふとんを
頭まで
すっぽりと
かぶったら

その日の
嫌 ....
娘のおえかき画用紙に 黒いクレヨンでおおきく ぼくは
パウル・クレーの天使の絵をかいた。

単純なモノクロームの曲線。いくぶん丸みをおびた輪郭。
やさしく閉じたひとみ。かるくほころんだ口も ....
夜空になみなみと星を注ぐ

暗い夜空が明るい形を描くまで
月に近い屋根の上で熱いココアを飲もう

夜空からこぼれる星屑をコップに受け止める
僕の傍で

黒目が星をうつすキャンバスになる ....
知らない番号からの着信履歴
恐る恐る発信する


見えない波に乗って届いたのは
懐かしい声だった

一ヶ月前までは
当たり前に聞いてた声だった

たくさんの結界の間を縫って
きっ ....
もし 今 自殺したら
あなたは 悲しむのか

もし 今 自殺したら
あなたは 苦しむのか

もし 今 自殺したら
あなたは 泣いてくれるのか

もし 今 自殺したら
あなたは 悔し ....
僕はなんでもないという顔をしながら
ぼやけた空を見上げていた
そうしたかったわけじゃなく
僕の掌じゃそれしかつかめなかったから

空に強がりをしてみせる
空に強がりをしてみせる
心にも空 ....
しとしと しとしと
私の心に降り続ける
神様の涙

いつまでたっても
降りやんではくれない
意地悪な涙

どんどん降り続く涙が
水たまりになって
私の心にいくつも
鏡をつくった
 ....
冬の陽は降り
地は紫になり
雪は一言に昇る
翼は一瞬を負い
朝を蹴立てて
音は姿を撒いてゆく


雨のつづき
戻らない色
薄目をあけた午後の
窓に映る抱擁


すべ ....
春日野佐秀さんの自由詩おすすめリスト(757)
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a・ta・ta・ka・na・・・かぜ- ひで自由詩2*04-4-24
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