すべてのおすすめ
なかなか誰かや何かを
“信じる”ことってできない

どうしても
疑う心が目立ってしまうから

ちょっとやそっとのことでも
疑ってしまって
信じるということを
すっかり忘れてしまう
 ....
猫を殺す夢を見て
汗だくになって飛び起きた

飲みかけの
ペットボトルのミネラルウォーター
冷蔵庫から取り出して
震える手でキャップを開ける

雨の匂いに誘われてベランダに出ると
こ ....
逆立ちしてもできるんだと
空に向かって股をひろげたその子は
倒れたあと少し悔しがり
今度は大の字になって
世界に向けて発信中と叫ぶ

その子は誰にでもピースする
やめなさいと言いたくなる ....
風が吹いたと思ったら
あなたはもういませんでした
見上げた空には
枯葉が一枚舞っていて
届きそうで届かない
私は
待っているのをやめて
風になろうと決めたのに
枯葉は  ....
誰もいない
雪のホームで
ふたつの足跡が列車を待っています

小さな足跡が二歩すすむのを
一歩で追い越す大きな足跡が
追いつけない
小さな足跡を残して
振り返るように立ち止まると

 ....
その力は 背中を探して
月は夜に太陽の熱い静けさを
まるで彷徨い

湖は月明かりで 熱を散らし 静寂をこわがる
月鏡 月が今夜もまた彼女になってはくれても
昼の月は 太陽のように彷徨 ....
かたち は こころ
こころ は かたち

四角が 三角になって やがて 丸になる

ことば は がいねん
がいねん は ことば

無くして 探して 探して 無くす

そんざい は  ....
降り積もる雪の中で
このまま
溶けてしまいたい

跡には
何も
残らなくていいから
よる は ふしぎ
いえないことが
するん、と
すべり おちる

よる の ふしぎは
あまり しられてないし
おしえて あげられない
ひみつを しりすぎると
あさに かえれなく ....
君が何を考えてるのかワカラナイ

本当に愛してくれているのかワカラナイ

あたしは君のこと愛してるよ

でも 君はどおなの?

今まで「愛してる」って一言も言ってくれないよね

あ ....
風が 開いた

土の 群れ
巻かれて
上がる

梳いた


はぐれゆく
胸に

破 削り

天陽
流し込む
あの人の手からは
物が出る

パズル断片
形絵合わせ

あの人の口からは
うそが出る

嘘の断片
辻褄合わせ
何もかも傾いている
時間にもたれかかっている

不安なのだ

矢印を明日に向け
地に足をつけば斜めになる

上り坂の頂上に
日が昇るのを待ち

やがて

ビルとビルの間から
 ....
どこまでも
まっすぐ
走ってきたはずなのに
またここへ
戻ってきてしまった

このまま
走り続ければ
いいのかな

いつか
遠心力で
ここから
とび出せるのかな
触手を伸ばして触れる岩肌の
繰り返す夜ここはどこだろう
遠い未来に降りそそぐ月光の
今宵と同じと誰が祈るだろう

沈みこんだ潮流
私はまた扉をふさぐ

アンモナイトな夜
背負った殻だ ....
毎夜
ぼくは

ぼく自身の中にある
貧しい
優しさや
素直な心を

誰もいない
真夜中の
公園の湖に
捨てるんだ

君にかけそこなった
優しい言葉も
抱きしめたい
気持 ....
綺麗な花が並ぶ花束

だけど

一本ぐらいは

僕を祝いたくない

ヤツはいる。
あなたの肩にあるものを
わたしも一緒に背負いたかった

あなたが歩くその道の
景色をともに眺めたかった

でもどうぞご安心を
わたしは理解しています

あなたの力になれるのが
決し ....
朝の空、彼女の機嫌は悪かった

昼の空、彼女は突然泣き出した
僕には彼女の涙を止められなかった

ポッ、トッ、ポッ、トッ、パッタッタッ

黄昏の空、彼女は真っ赤だけど泣き止んだ
僕が彼 ....
まだ生きているのに
上にあるのは冷たい土ばかり
そんな私の運命を
悲しんでくれる者はない

指先の冷たさは
声なき罪の思い出
生きているとはいえない
今の私の存在は
むしろ
むなし ....
歯車になってグルグル回る 休みなく回る
僕だけ止まるわけにはいかないよ 壊れてしまう
カラダは動いてるんだし そこに立ち尽くす意味はあるのか

錆びついて駄目なとき お腹が減ったとき
遠い昔 ....
 少女は少年に手紙を出した。
 少女はポストの中に手紙を入れた。

 手違いで海を渡った手紙は、雨の湿気の清潔な部分を少しづつ、選別しながら含みはじめた。
 シベリアの炭鉱は、その手紙を炭の中 ....
嗚呼 君の視線は何処へ向く
此の愚かな世からは目を逸らすのか

狐火が光る 湖面を照らす 蒼の焔
笑えなどしない どうして笑わぬ 能面の君
泣きたいと望むのならば 夜を裂いて泣けば良いものを ....
ごくどうの
ぼうけんかが
ふゆのさんみゃく
こおりのあらし
そうなんちゅう 

さむくてさむくて
うんこけんきゅうかになったら
あったたかった
ひげはこおりつきそうだけど

うん ....
それは
風吹きすさぶ高原
それは
{ルビ陽=ひ}照りかえす街並
それは
忘れられない魂の傷痕
夜は
張り詰め
足音だけが
近付きつつ
離れ
近付きつつ
離れ

夜は
張り詰め
六つの足音が
決して
共振することはなく
美しい
調べとなることはなく

白い息が
 ....
君の中に花はあるかい?


風に折れず
時に枯れず


君の中に譲れない花はあるかい?


{ルビ艶=あで}やかな色で
毅然と輝く


君の中に血を流しても咲く花はあるかい ....
あんぱん満月の下
僕等は仲良く一個ずつ
ニッコリほおばろう

めろんぱん半月の下
僕等は仲良くはんぶんこ
大事にほおばろう

はらぺこ新月の下
ほおばるものはないけれど
僕等は仲良 ....
きれいな花のように
わたし きれいに なりたいの
じゆうな鳥のように
わたし じゆうに なりたいの

さいてさいてさ
とんでとんでと

きれいにさいて
じゆうにとんで

きれいな ....
画用紙に迷うことなく色をのせた
空の青は
記憶にはない
白い画用紙が
とても不自然に思えて
窓ガラスに
水を浸しただけの
筆をはしらせると
透けた空が濡れた
いっそ瞳を
青く塗りつ ....
春日野佐秀さんの自由詩おすすめリスト(757)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
信じたい- クラウン自由詩305-2-23
ぬばたま- 大覚アキ ...自由詩505-2-23
ピースする- ベンジャ ...自由詩8*05-2-23
枯葉- ベンジャ ...自由詩10*05-2-22
- ベンジャ ...自由詩5*05-2-21
「彷徨いの太陽、白昼夢の風」- 銀馬車で ...自由詩2*05-2-21
- 大覚アキ ...自由詩205-2-20
- ANNA自由詩4*05-2-20
よる_の_ふしぎ- 玉兎自由詩1005-2-20
ワカラナイ- 翠茜自由詩3*05-2-19
きざし- 砂木自由詩7*05-2-19
組み立て上手なあの人- 自由詩4*05-2-18
垂直になる- ベンジャ ...自由詩14*05-2-18
遠心力- 043BLUE自由詩305-2-18
アンモナイト- umineko自由詩305-2-18
田螺- 043BLUE自由詩605-2-17
花束- くしゃみ自由詩2*05-2-17
優等生- フォマル ...自由詩8*05-2-15
雨の色- flame自由詩2*05-2-6
早すぎた埋葬- ツクヨミ自由詩9+*05-1-27
久遠の紙片- 成澤 和 ...自由詩405-1-23
かすかな声に、いつも耳を傾ける- ういち自由詩8*05-1-23
- シギ自由詩5*05-1-22
ひょうてんかのぼうけんか- 銀馬車で ...自由詩5*05-1-19
Alte_Liebe(古い恋)- ツクヨミ自由詩405-1-18
掴みかけた友情- 北村 守 ...自由詩505-1-18
Gerbera- HEDWIG自由詩5*05-1-18
むーんらいと- Tシャツ自由詩3*05-1-17
きれいな花のように- 不老産兄 ...自由詩205-1-17
青い空を知らない- ベンジャ ...自由詩9*05-1-17

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