「女性との交際不慣れで…」暴走32歳M男の空砲度
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/crime/57884/
容疑者は仕事場の近くに住む ....
俺はあいつが嫌いだ
はらはら散る桜と同じくらい嫌いだ
もっとも俺は
ぼとんとみっともなく落ちる椿も嫌いだが
だって考えてくれ
生首に潔いもクソもあるか
ぼとんと落ちようが未練たらしく落ちよ ....
友達になろうと言う前に
もう友達になってる
デートしようと言う前に
もうデートしてる
つきあおうと言う前に
もうつきあってる
セックスしようと言う前に
もうセックスしてる
....
どこまでも続く桜並木の先に在るものを
確かめたくて
あなたと手をつなぎ歩く
親子ほどにも見られそうで
控え目なあなたの腕を
胸元にまで引き寄せ
歳の差なんてね
桜は潔く散るから美 ....
空が大きいこの町で
小さな命が生きている
一つ一つは小さいけれど
空に負けないくらい純粋で
大きな意味を持っている
空が大きいこの町で
小さな命が笑っている
一つ一つは小さいけれど
....
今すぐに
妄執で世界を歪めるのは
止めなさい
その妄執は
貴方の想いを歪め
貴方の精神を歪め
貴方の魂を歪め
貴方の星霊体すら歪め
その姿はすでに
....
琵琶法師の
琵琶の音が
響き渡る
無常の声
鐘が鳴る
美しい朝日
湧き上がる鼓動
命の芽吹き
めくらでも
感じられる
無言と騒音
心の音を聞く
競うように加速してゆく
コットンキャンディーの群れ
夜の芝のうえを 不穏に
湖につづく川面をすべって
あなたの髪のさきに ぼんやりと灯る光を貫いて走る
モンスターのうしろ姿
扁平の ....
メモを片手に料理上手
冷蔵庫の残りもの
なんでもかんでも炒めよう
卵にレタスに牛肉
小エビにきくらげしいたけ
長ネギかまぼこにんじん
ついでに日頃の鬱憤も
炒めて炒めてご機嫌 ....
ぼくは詩人
自然が創り出す芸術は
言葉が生まれる前から存在し
言葉では表現できない
今日もまた
夜の散歩をしていると
蛍に出会いました
夏の夜に飛び交う光が
弧を描き
....
ひかりの断片がまちまちに彩る景色の
これ以上無い非日常さに腕をひかれたように
散らかった部屋を放ってわたしは外に飛びだした
今日の天気がうすくもりなのか
目にかかるレンズのうすくもりなのか
....
ヒゲヅラでピアノを弾き
自分の世界に入る
他は何も聞こえない
時間がゆっくり過ぎて行く
何も考えず
息をする
全てを忘れる
いい事もいやな事も
もう頑張れない
涙がツゥーと落 ....
炎の塊がどんどん大きくなっていく
僕の心もどんどん大きくなっていく
知らず知らず僕は少しずつ大人になっていった
まだ子どものままでいたい
ピーターパンシンドロームでもい ....
ごみ袋を引きずって、
外に出る。
家の外に出るのは、
三日ぶりだ。
ずるずると、
アスファルトの上を、
引きずって運ぶ。
集積所の周りでは、
ご ....
殺しの男
1-1=-2
耳元で叫ぶ声が聞こえる
口が叫ぶのだ
裂ける声が叫ぶ
避けていくものがある
1,2,3
殺しの女
090xxxxxxxxx
ダンス地獄選手権の嵐に現れ
....
毎晩のように夢を見ます
オオアリクイの夢を
粘々とした長い舌
鋭い前肢の鉤爪
ふさふさした長い尾
毎晩のように夢の中で
わたしの主人は
オオアリクイに殺されるのです
そ ....
夕暮れ、
遠いほうから、
なつかしい風と、
鈴の音が聞こえた
まずは左手をかけ、
それから右手をかけ、
首の根元を、
きつくしぼり、
左手がほどけ、
右手がほどけ、
首の根元が ....
彼は混ぜるな危険と言う注意書きを無視して
オレンジジュースと牛乳を混ぜた結果
真夜中にオオアリクイがやってきて
耳の穴から脳みそブチュルブチュルされて
あっと言う間に死んじゃいました
粉 ....
全てを捨てて旅に出よう
今まで掻き集めた
宝物がくすんでしまう前に
もうじき夜が明けるなら
穴を掘って
この身を横たえよう
眩しい朝日に
意識が溶けてしまう前に
真っ直ぐに前を ....
A子(主婦39歳)は嘆いていた
価格破壊の世の中を
街を見渡せば
いたるところに100円ショップ
(なのにレジでは105円取られるのよね)
超ディスカウントショップも蔓延し ....
昨日は切なさを
今日は愛おしさを
明後日は狂おしさを
一枚
また一枚
引き剥いだ心から溢れ出る
あかい
あかい溶液は
あなたの眺める空を
あなたの愛でる花を
染めぬいてくれるでしょ ....
主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。
でも、主人はさっき会社に行きました。
主人がオオアリクイに殺されて1年が過ぎました。
でも、主人は居間でナイターを観てます。
主人がオオ ....
バスのホームにゴキブリがいた
それを傘で攻撃するおじさんがいた
おじさんはこっちをチラチラ見ながら
やがて息絶えようとしているゴキブリを観ていた
ゴキブリが最期の力を振り絞り
....
コーヒーの匂いと
ロックのバラード
友達の食い残した
ミョウガの吸い物
流れる時
流れる血
流れる水
流れる音
危険な行為
危険な気持
危険な思想
危険な猛獣
えんえん泣いてるときより
はにかんで大笑いしてる方が可愛いよ
なにげなくふれあう瞬間
電撃が体内をいっそうに駆け抜ける
消えかかる心の奥底に
沈み損ねていた思い ....
楽しい毎日の中に
あなたの命日も隠れています
おめでとう
おめでとう
お誕生日
おめでとう
この世は楽しいことばかり
だよ
ぼくは詩を書きたい
一方が輝いていなければ
他方は素直に輝けない
今日もまた
朝の散歩をしていると
自分の空に出会いました
遠く見える山の空の下に
幸せが見えたとしても
....
1.
もわもわ
と、ふくれあがる嫉妬心
あなたが遠くをみつめるその先に
見えるはずのない影を見ては
心に広がる黒い雲
2.
クルクル
と、まわる私の猜疑心
ゆう ....
ぼくは詩を書きたい
一日が詩で始まり詩で終えるのなら
その一日は詩の題材の中にいる
今日もまた
朝の散歩をしていると
詩を作りたい欲求に出会いました
晴れという名にふさわし ....
わたし疑われています
あのひとがとても大切にしている
ミニカーがどうしても一台足らないと
夜毎わたしを問い詰めては
狂ったように折檻を繰返すのです
わたし紅薔薇婦人じゃないのに
緋色のロー ....
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