世の中金じゃない
世の中地位なんかじゃない
世の中汚いことばっかじゃない

大切なのは夢だ
大切なのは希望だ
大切なのは信じることだ

そう強く強く訴える映画を観ると
この人は不幸な ....
苦しかった

何にが苦しいのかわかんなかったけど

とにかく苦しかった

最終バスに乗り遅れて

もう君に会えなくなっちゃった

虹の上を走ってる

最終バスを見ながら

 ....
呑んだくれた父が
血まみれになって帰宅したことがある
前歯が三本折れていて
目の周りは真っ黒だった
何がおきたか怖くて聞けなかったが
父は喧嘩をするような人間ではなかった

呑んだくれた ....
シュレーディンガーの仔猫たちは
母を捜して彷徨っていた、
小雪ふる池のほとり、
量子の石榴をもとめる彼女は、
仔猫たちをみつけるたび貪った、

死ね、
さもなくば生きろ。
真昼の路上で、水溜まりがゆっくりとその温度を上昇させてゆくのを眺めながら、
チェリーソーダに浮かべたバニラアイスをストローでもてあそんでいる。
グラスの表面についた水滴が、この途方もなく退屈な世界 ....
とぼけるなよ

ここには何があった

教えろよ

酸性の雨が僕くを

むしばんでいたよ

空のライトが

語りかけてくる

のばし掛けた手を握りしめて

こぶしをポケッ ....
表面に
氷が張って
中は
ヌルヌルしています
なんかいつも
そんな感じ
あの 光は なんだろうか・・・
あの 光は なんなのだ

重い 障害を 持ちながら
手には 重い 本を 持つ
バイブルである
ために
彼女の 唇に 唾液が 溜まっていたとしても
彼女の ....
今日の空をおぼえておこう
胸ポケットのさみしさは
空のむこうに飛ばしてしまおう
いつの日か
同じような雲のした
この空 この風 この匂い
ほほえむときがきっと来る

今日の川をおぼえて ....
散りゆく影を追い
夢は螺旋を描く

振り向かれることも
交錯することもなかった
微笑みが蘇る

たゆたう まなざし
銀は舞い散るのに
光りは指から
こぼれる

触れられず ....
ねるねるねーるね 怪しげに
黄色いねーるね
みどりのねーるね
それはもう ふぁんたじー

ねるねるねーるね 軽快に
ぼくらは何かの義務感で
ねるよねーるね
こねるよねーるね

ねる ....
幹さん詩の朗読を教えてください
というメールがさいたま県草加市の女子高生から来たので
月曜に池袋で待ち合わせた
新宿のMARZで見たのだという
体験したのだと!
つまり、既におれを知っている ....
人は死んだらどうなるのか?


死んでからでも好きにするとよい。





だから、


俺は死んだらどうなるのか?











空気か、 
 ....
理想は遠い過去の夕焼け空に飛んでいった
眩い光のなか 
魂の目で見る世界はキラキラして
この世に悲劇なんてあることを知らず
夢中になって白球を追いかけてた
エセ占い師がこの世は崩壊すると
 ....
1.

かみさまはいるよ、
って 
教えてくれた人は
もうすぐ死んでゆく人だったけど
それは黙っておいた


だって、あいしてるんだ



2.

きのう、かみさまを見か ....
冷蔵庫の扉の
大きく開くところがとてもかわいい
あと冷たいところとか


テレビはなんか遠くの映像がおうちで見れるところがかわいい
いろんな色がキラキラ光ってさ、
そして走査線が連続して ....
白い空を数年振りに見た
忘れ去っていた朝の風景
身体の中の狂った時計のネジを巻く
鏡の中の自分の顔に化粧する
少しずつ笑うことと泣くことが同化してゆく
欠けたものは戻らない
せめて偽ること ....
 「月が明るい夜は
  外に出てはいけない
  みどりのコートを着たコドモが
  生まれる時間だから」

  そう聞かされていた


  街のはずれの丘は
  建設工事が中止になって ....
ぼくが包茎だったころ
アフリカはとおく
象の足は八本あった

あのひとのほほは白く
うつむくまつげは長かった
どんな人にも天使のように微笑むので
誰もが自分はあのひとに愛されていると勘違 ....
 
 声にならないような師走

 木偶人形の奏でる
 大騒ぎのカラオケソングが
 巷に木枯らしを
 F1のように吹かせて
 小さなおばさんが
 瓜二つの女の子を連れて
 異星人の ....
こんにちは 人でなしです 元気です


月曜日 朝から僕は精神科


朝ごはん食べ終わったら午後七時


返さねばならぬ本から消えていく


ゆらゆらとアスファルトから蜃気楼
 ....
 
私はとても小さいので
海を見れば
海でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
空を見れば
空でいっぱいになってしまう


私はとても小さいので
風を匂えば
風で ....
久しぶりに三人で手を繋ぐ
いつもより寒い冬
汗をかいた小さな掌は
どことなく妻に似ていた

歳を聞けば指で
三本や五本を出していたのに
今では両手の指すべてを使わなければならない ....
町のネジを持っていったのは誰だ?
インディアンはいなくなった。
汚染は百倍に加速されてる。
終わらない閉店セール。
ラジオの間の停滞。
おでんの中の、沈黙。


廃墟は月がよく似合う。 ....
あなたがいたから
元旦があった

あなたのえがおが
初日の出だった

大学病院の病室で
えがおをうばわれ
たくさんのチューブにつながれ
いしきもなく
それでも
懸命に闘っているあ ....
現代詩フォーラムの皆様
あけましておめでとうございます。
今年も管理人様はじめ会員の皆様の
御健康と御健筆をお祈り申し上げます。
ついでにアタシのご飯も
グレードアップしますように
お祈りしちゃいます ....
空がまだ青かった頃
王国は細く
鉄塔がその役目を終えてなお
行くあてなく錆びていくように

東の空から鳥たちがやってきて
羽を休める場所を見つけられない
王国は
気づかれずに
そのよ ....
頬杖をついて
空ばかり見ていた 

流れながら
形を変えてゆく雲とか
鳥が黒い点になって
吸い込まれてゆく姿とか


指先でペンを回す仕草を
無意識になんどもしていて
と ....
彼等は天使なのだから自由に降りてくる
ひとは誰も彼等の姿を見ることができない
彼等に思想はない
彼等は天使であり善でも悪でもない

天使は通り過ぎる
ありとあらゆるものを刺し貫き ....
軽く平らげたその優しさを
味わうわけでもなく
チューインガムに含ませたため息を
君は静かに割った

輝く空の下で
永遠を誓い合う
そっと口づけをして
朝がくるのを待ってる



 ....
たかよしさんのおすすめリスト(301)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
映画を観て思った事- 和泉 誠自由詩106-1-14
アトランダム- こめ自由詩206-1-14
海に出るつもりじゃなかった- 佐々宝砂自由詩17*06-1-13
量子と猫と鬼子母神- 佐々宝砂自由詩10*06-1-13
ポップな生煮えの憂鬱- 大覚アキ ...自由詩306-1-13
酸性- こめ自由詩106-1-12
ためいき- チアーヌ自由詩706-1-10
なんと_恋愛というものを_してしまった_つよぼんなのでした・ ...- 奥津 強自由詩3*06-1-9
今日の空をおぼえておこう- 馬場 こ ...自由詩1006-1-8
悲の舞い手- まどろむ ...自由詩7*06-1-7
ねるねるねーるね- 馬場 こ ...自由詩406-1-7
ハーケンクロイツ- 馬野ミキ自由詩12*06-1-6
グレートクリスタルドレイク- 馬野ミキ自由詩8*06-1-6
支えられて生きてこれたんだ- 炭本 樹 ...自由詩106-1-6
かみさまについて学んだいくつかのこと- 望月 ゆ ...自由詩80+*06-1-6
ラヴ家電- 捨て彦自由詩406-1-5
ライフ・レッスン- スイレン ...自由詩9*06-1-5
みどりのコートを着たコドモ- mina自由詩906-1-5
ぼくが包茎だったころ- ZUZU自由詩22+06-1-5
声にならない師走を越えて- tony自由詩106-1-5
ラブホテルで葬式- 渡邉建志川柳28*06-1-3
私はとても小さいので- 松本 涼自由詩114+*06-1-2
初詣- たもつ自由詩5206-1-2
- 昏(ヤッ ...自由詩3*06-1-1
元旦- 草野大悟自由詩306-1-1
みつゆびついてごあいさつ- 落合朱美携帯写真+ ...28*06-1-1
はじめての王国- いとう未詩・独白905-12-29
窓辺で- 落合朱美自由詩15*05-12-29
蒼白の天使- 佐々宝砂自由詩9*05-12-28
スラム街のアリア- なるせ自由詩205-12-28

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