クリスマスも近い
十二月の寒空の下
市役所前の歩道に立って
反戦詩を朗読する青年がいる

見よ
言葉は
こんなにも
無力だ
ぺろり

と平らげてそいつはいった
私は////になるんだ。
そのためには必要なことなんだ。
なんだか辛そうだった

次の日
とても嫌そうな顔をしながら むしゃむしゃと食べていてる
 ....
1週間後・・・俺は笑って いられるだろうか…


1ヵ月後・・・俺は笑って いられるだろうか…


1年後・・・・俺は笑って いられるだろうか…






         ....
キミは 何を考え 毎日を過ごしているの?

時に 怒り

時に 甘え

気まぐれにしか見えないキミ

だけど キミの存在 キミが居るだけで 私たちは 救われている。

時々 じっと ....
不吉だと思って頂戴
とてもとても不吉だと思って頂戴
そう思ってくれればくれるほど
あなたの前を横切るのが楽しいから
死んだネコを抱いてまちを歩いた

ひっく

具合の悪いかげたちがのびたりちぢんだりを繰り返している


ひっく

おりの中のサルたちとその腕が地面から離れていく

水槽の中のイソ ....
疲れボロボロになっても
見上げる夜空はうつくしいものだ
ヤニにけむった息越しにでも
プレヤデスは青く輝く

道を指し示す なにか奇跡のような
そんなものが降り掛かりやしないかと
こうして ....
神様が平等に与えてくれるのは
自由や幸福などではなくて
死ぬということ


きみたちは
一生懸命に駆け抜けて
だけどその先が
谷底か崖かもしれないことを案じている
死というものは
 ....
今日という日は
あなたにあたしを差し出す日
それだけのために今日という日がある
どこからでもどれだけでも
あたしをあなたの思うとおりにしてください

そのためにあたしは
もうどれくら ....
宵の衣の澄む空に
水を含んだ
  月浮かぶ
果てを映したせせらぎに
火照る裸体を浸します
夢に染まった
  つめたさが
しずかに狂って微笑した
(すわ)
終りにそなえて 花が咲く
午前四時の境界線で
起きながらにして
幻想を見る

朦朧としながら
その目に浮かぶのは
白い暗闇

理由も無く心地良いその場所では
発想は尽きず
狭い価値観も
放射状に広がってい ....
沈む中、目を開いた

放つ声は丸く
天上へ昇っていく

耳元で緋がささやいた

私たちは花
咲いては散るばかりの花
幾重にも重ねられた月光を浴びて、
それでも報われない花
私たち ....
母は光にうたれ
海へと没した

水底に横たわり、母は今、眠る

母が血を流しながら歩いた道に咲く花は
彼女の血を吸い、みんな鮮やかに咲いた

そして実をつけたあと、
おし ....
君のことマジだから だからマジ、マジだよ。
マジで愛している マジだから・・・。

君のこと本気でマジでマジ、マジだから。
マジでマジ、マジで、マジで、マジで マジで好きさ。

マジマジ、 ....
 昭和生まれの女が
 演歌調にまばたきする
 どのドアもどこでもドアで
 正直こまったよ




 等身大のペンシル
 思ったより使えなくて
 学校の宿題できな ....
最後の赤を脱ぎ捨てた
紅葉の合間から冬の声が届くと

過ぎた年月は
あどけない写真に
痛々しく画鋲の痕をつけながら
かなしみを、ときめきを、
なつかしさのオブラートに包み込む


 ....
神様を殺したい
なるべく早く殺したい


わたしとあなたときみは いつも3にん一緒だった
3にんで兄弟のように笑っていた 春も夏も秋も冬も

9月にあなたは死んだ
まだ暑さが残るのに  ....
スイッチひとつ
切れない
切らない?
眠れない

孤独のひとつ
抱けない
抱かない?
寂しくて

パジャマのボタン
かけちがえたまま
ヨルの浅瀬で
上手に溺れて
どことなくストレス加減の昼休み
冷たい珈琲に浮かんだ氷を
ストローの先でつついたら
猫みみのかたちの小さな生きものが
ちょこりと顔を出した


頭痛の道連れに
こんな小粋な錯覚が訪れる ....
(当時のニュースを聞きながら)

昭和天皇! ヒロヒト天皇!
とうとうお亡くなりなのですね
僕はあなたが 笑顔のような
そうでないような顔で
手を振っているお姿しか見たことが無い

 ....
俺は世界が平和になればいいと思っている
実際にはならないだろうけれど、そう思う
黒も白も朝鮮もクソも味噌も、
俺はみんな仲良く出来ればいいと思っている
実際には出来ないだろうけれど、そ ....
頬を追い越してゆく風と
手招きをするような
まばゆい光

目指すべき方角は一つだと信じて疑わず
出口へと向かって
足を運んでいたつもりだった


不思議だね
振り返ることは敗北では ....
そいつに
名前をつけろ

祈りと祝福の
すべてをこめて
そいつに
名前をつけろ

そして

その名前を
口のなかで
いとおしむように
つぶやけ

その名前を
耳元で
 ....
ねしずまった まよなか
すこし さむいな と
ひとりのへやで つぶやくと

あれこれのさむさが
いちどきによりあつまって
それは もう
さむさではない
ほかのなにかに
なってしまう
 ....
薄暗い午後、
部屋の中にひとりでいると
不満、不安が沸いてきたので
十糸子のように
オレンジを買い、食べる事にいたします。

服を脱いで、リノリウムの床に座ってオレンジを掴む
ぼんやりと ....
白い紙を横一文字に切ったように
まっさらな地平線をイメージする

そこから滲み出すように浮かび上がる
黄金色の太陽をイメージする

重い深紅から青紫を経て紺碧に至る
グラデーションの空を ....
蝋燭の
仄かに灯した明かりだけで
読みたい物語がある


閉ざされた雪山の麓の
貧しい村の物語

痩せた土壌では穀物も育たず
日照りの夏と実らぬ秋を経て
魂の芯まで凍える冬を迎 ....
春までの道のりを
手探りするきみの指で
うたは束の間、白く結晶する

凍れる河と
色褪せた山並みと
特急列車の行方を挟み
わたしの前で野分の一陣はわらう


今日も約束の書けぬ手紙 ....
 
 見るもの全てが君に見えて
 通り過ぎゆくみなが君に見えて
 テレビをみても君ばかりが出ていて
 僕の身体に君はしがみついていて
 秘密の呪文を唱えながら
 軽い頭痛を抱えながら
  ....
おっぱいの先の
乳首は不思議だ
「乳首を見くびって」というフレーズを
産んだ男はスケベだ
いや、すべての男が
おっぱいばんざい!

ふくらみを持つ
女は不思議だ
ふくらみの先の
乳 ....
たかよしさんのおすすめリスト(301)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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ポイント- なな子自由詩105-11-30
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思い通りのために- とびまる ...自由詩5*05-11-30
終の季節(ついのきせつ)- こしごえ自由詩16*05-11-30
悪夢- 自由詩3*05-11-30
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神話_Ⅲ- ミゼット自由詩1*05-11-28
マジ- 天使自由詩1*05-11-28
等身大ジブラルタル- カンチェ ...自由詩305-11-28
ふゆざくら- 銀猫自由詩13*05-11-27
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ヨルノオトナ- yaka自由詩2*05-11-27
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冬物語- 落合朱美自由詩14*05-11-20
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おっぱい- いとう未詩・独白12*05-11-19

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