ぽえむ君−自空−
ぽえむ君
ぼくは詩を書きたい
一方が輝いていなければ
他方は素直に輝けない
今日もまた
朝の散歩をしていると
自分の空に出会いました
遠く見える山の空の下に
幸せが見えたとしても
ぼくはひがんだりしない
ぼくの空はぼくの空だから
遥か先に見える海の空の上に
希望が見えたとしても
ぼくはうらやましがりはしない
ぼくの空はぼくの空だから
ぼくの空はぼくの空である限り
ぼくの空はぼく自身が守らなければならない
他の場所がよく見えても
自分の場所がよくなければ
他の場所の本当のよさもわからないから
君の空は君の空である限り
君の空は君自身が守らなければならない
他の場所がよく見えても
君の場所がよくなければ
ぼくの本当のよさもわからないから
明日もまた
語るための詩ではなく
黙らせるための詩を作りたい