ありきたりなストーリーでも満足だよ
こめ

えんえん泣いてるときより

はにかんで大笑いしてる方が可愛いよ

なにげなくふれあう瞬間

電撃が体内をいっそうに駆け抜ける

消えかかる心の奥底に

沈み損ねていた思い鉄の塊の思いは

ふれたしゅんかん壊れて消えた

白い息をひとつはいて

町の見える丘の上鼻歌交じりで歌った唄

つまり僕はその

なんだか言葉に出来ない何かだった

痛みを分かち合い

手のひらを重ね合い

お互い流れる血液の流れを再確認した

そこら辺に転がっているような

ありきたりなストーリーでも満足だった

何気なくただ何となく

僕は何か大きな物に動かされて生きていた

つまり僕は何故ココにいるか分からず

膝抱え込んで悩んでそのうち深い眠りにつく

公園の湖で借りたボートの上で

満月をすくい取り君にプレゼント

とばして駆け抜けた

アスファルトの道で

足が棒になるまで君のすがたをさがたよ

君は今僕の心の中で

今も元気に枯れずに咲いている



自由詩 ありきたりなストーリーでも満足だよ Copyright こめ 2006-07-25 19:59:19
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