ありきたりなストーリーでも満足だよ
こめ
えんえん泣いてるときより
はにかんで大笑いしてる方が可愛いよ
なにげなくふれあう瞬間
電撃が体内をいっそうに駆け抜ける
消えかかる心の奥底に
沈み損ねていた思い鉄の塊の思いは
ふれたしゅんかん壊れて消えた
白い息をひとつはいて
町の見える丘の上鼻歌交じりで歌った唄
つまり僕はその
なんだか言葉に出来ない何かだった
痛みを分かち合い
手のひらを重ね合い
お互い流れる血液の流れを再確認した
そこら辺に転がっているような
ありきたりなストーリーでも満足だった
何気なくただ何となく
僕は何か大きな物に動かされて生きていた
つまり僕は何故ココにいるか分からず
膝抱え込んで悩んでそのうち深い眠りにつく
公園の湖で借りたボートの上で
満月をすくい取り君にプレゼント
とばして駆け抜けた
アスファルトの道で
足が棒になるまで君のすがたをさがたよ
君は今僕の心の中で
今も元気に枯れずに咲いている