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わたしのなかにも
ちいさな子どもがいて、
大人になってしまったわたしを
おおらかに抱きしめているのだろう。


それに気づかせてくれたのが
あなただった。
小学校の先生をしていたという ....
一粒の雨が傘に弾いて
百匹の蛙になった
百粒弾いて
一万匹の蛙になった

一万匹は
すぐさま姿をくらまして
それっきり雨は止んでしまったから
微かに地面の濡れたところが
 ....
電車が大都市のビル群を

抜け出すと同時に

車内に閃光が走った

乗客はすわ核爆発と

その場に伏せ 

椅子の陰に身を隠した



しかし十人ほどは

 ....
冷たい空気
りんごは蒼に染まって
夜を形作っている

街は静か
だれも目を伏せて
雪が降る季節までもう少し

動かない
ホームレス達の息遣いが
白く
空に昇って
月は悲しみ ....
俺らは
先生がもうすぐパパになるなんて知らなかった
九日は先生休みで
生物の時間潰れちゃって
そしたら代理の先生が教えてくれて
どうしようもなく慌てちゃってさ
どうするどうするって
別に ....
あなたは書きかけの本
痛みも苦しみも綴ってゆこう
今だけを切り取ってみつめないで
自分で物語をプツとやめないで


あなたはまだほんの序章
物語はどんな結末だろうと
終わりを ....
むねのおおきい女がすきだという彼

ちいさいちいさいむねの彼女

「どっちがすき? ?ひんにゅーのあたし ?グラマラスなあたし」

「2ばーん」

なんてやりとりで

彼女はすねて ....
靴紐がほどけたまま歩き続ける
家に着くまでに3回 無様に転んだ
擦り傷をつくるたびに上がる口角
もっと もっと 痛みが欲しい

壁に頭を打ち付ける
どうして生きてんだ どうして生きてんだ  ....
アクセス・ブロックをされたことがある。
数年前 詩の投稿掲示版ではないけれど
なんでも書いてとあったような なかったような。
当時 思ってたことを ぶちまけた。
ら 入れなく ....
死にたいと言う気持ちは病気
治すべき病です

人は生きる義務を背負って生まれてきたはず
それを途中放棄する権利は選択肢としてあっても
絶対引いてはいけないカードです

死は時々冬の朝の寝 ....
公園の
ぶらんこの前に
散乱した
足跡

視床下部に
舞い込んで
そこで朽ちる
落ち葉

はい
だいじょうぶです
わたしは
元気です
 

雛壇は燃え尽きた
軽い母を背負って
彷徨う脚がつる
ここらで捨てな

早口で
母が云う

あの鞭で叩かれて
怯えながら
でも
忠義は誓わなかった
本を抱えて
黒い ....

今宵もまた
お父さん
あなたは咳をしていますね

青い毛布をかけましょう
それはあなたの首元で
小さな海となるでしょう


お父さん
わたしは
あなた ....
今日、久しぶりに実家から荷物が送られてきた

中身を開けてみると、食材がぎっしりと詰まっていた

料理は今までのバイト経験で得意だから

一様レシピと手紙が添えられていたが

自分 ....
使い古された言葉達ほど、
その扱いは難しい
息子(小3)が「学校行きたくない」と言ったのが今年の7月始め。話を聞くと、「死ね」「この世からいなくなって」「うざい」等の言葉の暴力、身体の方はあざなどないけど、しょっちゅう蹴られたりこずかれたりする .... ワタシというものにとって、
「孤独」というものは生涯のテーマのように思います。

ずっと、むかし、いうなれば、少年時代より、
すこし背伸びしたここちもありながら、「孤独」というものを思ってきま ....
{引用=求めろよ。
そうすりゃ与えられるぜ。

捜せよ。
そうすりゃ見つかるぜ。

たたけよ。
そうすりゃ開かれるぜ。

だれだって、
求める奴はもらい、
捜す奴は見つけ出し、
 ....
落ちてく 落ちてく

紅葉

落ちてく



堕ちてく 堕ちてく

あんたに

堕ちてく



すき スキ 好き 

あいしてる アイシテル 愛してる

 ....
ツユクサのおいしげる
野に生まれた
子供たち。
たのしげな声。
銀河やら
星雲やらが
わきたち
ひとしきり
銀色
橙色などに
燃えたあと、
ことしも
夏は
去ってしまった。
 ....
寒い

寒い

寒い



布団に包まっていても、じっとしていても
足元から、熱が
奪われていくような


ゆっくりと、確実に




冷えていく




 ....
あおぞらが
おしえてくれた
あおじろい
あんたのうた
無声音でうたう
あんたのうた
ナイフはひびわれて
ナイフは鈍くなって
とびっきりで
ひとりきりの
うた
ここは
あかるい真 ....
わたしたちは


『すき』、だとか

『きらい』、だとか


感情に名前をつけることに忙しくて



だれも、本当の気持ちなんか見ちゃいない



みかけの『言葉』に振 ....
雨が降って

雨が降って音がして

雨が降って音がしてあなたが

雨が降って音がしてあなたが何か

雨が降って音がしてあなたが何か小さな声で

雨が降って音がしてあなたが何か小さな ....
{引用=記憶が、ゆれる
ゆれる
朱い花、
かたわらで、
誰がうたうか、蛍唄

(小さなひかりは影だと思う)

ねえ
やくざのつもりの
あんた
月のように夢を見て
どうしよう ....
ある夜のことだった。
僕の家に、闇色のコートを着たあの{ルビ娘=こ}が来たのは。

彼女の歳は、僕とあまり変わらないような気がした。
僕はホットココアを渡すと、彼女の手に握らせた。

「あ ....
言葉を呑み込むのも、言葉を吐き出すのも
なかなかに難しい
Thank god tomorrow is sunday.



日曜日でも
朝から起きて 

早く起きて セーヌのほとりを歩くの
朝靄に埋もれた塔が 少しずつ顔をだして
紺色から蒼 ....
いつもはつけるキャンドルのランプを

きのうはつけなかった。

突然、ものすごい疲労感に襲われて、

ベッドに倒れこんだから



真っ暗闇に

亡霊がつどう



あ ....
{ルビ掌=てのひら}にのせた 
{ルビ一片=ひとひら}の恋の花 
千切って夜風に放つ 

そうして青年は 
破れた心のままに 
深夜の断崖の上に立つ 

目の前には{ルビ只=ただ} 
 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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