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涙が、とまらなく

チョコも、とまらなく


脳は自然に手を
チョコの袋にいざなって
いて。

「ダイエット中」という言葉は
この世に存在しなかったみたぃに、

脳は自然に ....
昨日、ゆるせないことを話すひとがいた

その瞳は私に向かってまっすぐ
しかしその瞳の奥にぎらりと光る諸刃の刃
それは許せない事の全てを 私にぶつける眼だった
それは許せない事の全てを 私にも ....
年末の掃除の時に、もうずいぶん、多分しまってから一度も開けていない小さなダンボール箱が出てきた。

中を確認してから、いらないものなら捨てようと脇に寄せていたものを今日になって開けてみる。

 ....
きっとめをつむっているうちに
文字はしずかに
みみのよこを抜けて
みずうみのように
空の低い
やさしい墓地のように
まっさらにひろがってゆく だろう



とうめいなかいだんが ....
『魚は哀しい時、泪を流すのかしら』

 瞼の無いものに 泣け、だなんて


 君は酷だね



 海水に溶けた泪を、

 掬ってやる勇気が君に あるとでも?





 ....
運河の方へと枝を伸ばす木の下に居ます
十五分の休憩時間に会社を抜け出して
頭の中で君に手紙を書いています

目の前には誰も乗っていない船が少しだけ揺らいでいます
今日はとても風が強くてそのせ ....
「いたいのいたいのとんでいけー」

? いたいのどこにとんでいくん?

「遠くのお山へとんでいけー」

それやと動物さんはどうなるん?

「え?」

お山の動物さんたちがかわいそう ....
忘れてしまった
カラン カラカラと
転がっていく
空き缶みたいに

誰もいない商店街の
その真ん中を
私の蹴飛ばした
空き缶がゆく

カラン カラカラ

閉じられたシャッターに ....
顔をしかめて歩いている君の笑顔が見たい
それはたぶん
いや、きっと
誰もが幸せになれるものだから

すべての女の子は
幸せになるために生まれてくる
だからすべての女の子が
涙を知ってい ....
これからしばらくみんなに会えなくなるのね。
わたし、さみしい。


{引用=みんなってだれ?}

これからみんなとパーティに行くのよ。
とっても楽しみ。


{引用=みんなってだれ ....
金の無心に失敗したので
豚の首をもぐことに決めた。

 「どいつも皆
  ゴタブンに漏れず
  金を豚に隠しているのさ」

豚の首に鋏を立てて、
首をもごうと四苦八苦
なかなか落ちな ....
図書館は人もまばらでコツコツと靴音の方が気になる程の静けさだった。
特に目当ての本を探しに来たわけではなかったが気が付けば一時間もそこにいた。

腰のあたりの高さの棚に顔を近づけしゃがみ込んだま ....
昨日新宿である人にいわれた
人に甘えない事がいけないと
軽くしかられてしまった

親友に電話した

『自然に助けてとかなんとか、甘えるってでるもんでしょ?』
それがわかんないんだ

 ....
さがしものをしているんです。


声をかけたのは
いつもベットに腰かけているはずの
小さなくまのぬいぐるみ。
話を聞くと
ひつじやぞうのぬいぐるみをかきわけ
布団の隅々
た ....
人魚姫って切ないね

幼子の呟きに
なぜかあたしは驚かされて
あたしはこんなこともわかってなかったのかって
ショックだった

人魚姫は王子様のためだけに、人間になり
王子様のためだけに ....
あーあーあーあー
言っておくがな
ネガティブってのは
ネガなんだよ

あーあーあーあー
言っておくがな
バカってのは
ネガなんだよ

あーあーあーあー
言っておくがな
ダメなや ....
鈍色の空にマーブル状の模様をひと通り描いてご機嫌な様子
今度は地上へ下りてきて 銀杏の葉の降る方へと螺旋を描く
相変わらずの悪戯を繰り返し空の中ほどで口笛を吹いている
おしまいに鈍色の空に光の通る道を ....
猫はネズミを捕る
と決まっているわけでもないだろうに
きみときたらネズミをくわえて
クリスマスには早いわたしの枕元
スズメの時もあれば
夏にはカエルだったね
食べる為ではなさそうだけど
 ....
 
子供のころ
父さんの行きつけの床屋さんで
髪を切ってもらっていた

そこのおばちゃんは私の髪を梳かしながら
「○○ちゃんの髪はほんと硬いね〜、櫛が折れちゃうわ」 って笑うから
いつも ....
 あたしは、赤い口紅を塗りたくって
大人になった気分に浸っている小さな子供と同じだ。

何も言わないで
欲しいものを指差して
これが欲しいの?と聞かれると
頷くだけの、無愛想な子供

 ....
じいちゃんが火葬された
あっけなかった

歪んだ炎の真っ赤な色や
煙がひたすら立ち上るところを
なんだかわからないけど想像していた

けれど実際は
でっかい鉄筋の建物の中で
僕が親戚 ....
登戸を過ぎて
多摩川を渡る
東京が網を張っているから
みつからないように
知らん顔する

空を飛ぶ鳥はカスミ網に捕まる
水を泳ぐ魚は投網に捕まり
もぐらもちのように河底を潜るか
電車 ....
海鳥とひとつづきで渡ってくる
季節の淋しさが
ビルの屋上にネオンになって明滅する

幽かな星空に瞬かない真実
夕焼けが照らし続けるから
火星は赤い星なのか

もうすっかり病んでしまった ....
なんて矛盾だらけのまいにち。

英単語を前にして、
vague、なんて発音してみても。
まるでその通り。
僕は今、『あいまい』だ

反義語は、そうだなぁ
なんだっけ?

もうそれす ....
シワにならない柔軟剤は
弛めの脱水の後
しわを伸ばして畳んでから干さねば
結局
シワになるのだった

この世の魔法は
何かしら条件や裏があって
そのため
純心なわたしは
物事の裏を ....
恋のうたを私はうたう

恋には
希望があるからだ
もちろん
裏切りも
いさかいも
絶望だってある

だけど
傷つくのは
私とあなたで

その宇宙は
誰にもわたさない

 ....
一昔前の愛の歌を聴きながら
歌詞を追っていた

たとえこれが、私のために歌われたものでないにしたって
それでも、感情移入してしまって
いつしか、涙が零れ落ちてしまった

『 さよなら 』 ....
みもふたもないはなしである

漱石の夢十夜の第一話
おんなはあっさりと死んで行く
おとこは大きな真珠貝を手にとって
庭に穴を掘り埋葬する
死亡診断書は何処にある
埋葬許可書はもらったか
 ....
獣のように叫んでいた

その時あれは狂気そのものだった


何故そうなったのかは覚えていないが
あれが何やらわめいていたのだけは覚えていた
そしてそのままベッドに倒れこんで
今ようやく ....
二本のレールはずっと平行線
交わる時は必ず分岐点です

  言い訳の出来ない
  ダイヤグラムでは
  二つの時間だけが時折
  交叉していきます

ホームの対岸から差し入れられ
 ....
恋月 ぴのさんの未詩・独白おすすめリスト(485)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
涙も、チョコも、何もかも- まなみ未詩・独白3*06-1-13
朱い飛沫と君の鋸- あまくち ...未詩・独白2*06-1-13
オルゴール- LEO未詩・独白4*06-1-12
空を見る- はな 未詩・独白22*06-1-10
魚の瞼- 士狼(銀)未詩・独白4*06-1-7
十五分の手紙- 松本 涼未詩・独白7*06-1-5
とんでいけ- 未詩・独白306-1-4
うるさいんだよ- umineko未詩・独白4*05-12-27
ミラクル- いとう未詩・独白5*05-12-24
みんな- ことは未詩・独白2*05-12-22
スピリタス- ミゼット未詩・独白3*05-12-21
シルエット- LEO未詩・独白2*05-12-13
くらく、とおいぎもん- あまくち ...未詩・独白2*05-12-13
さがしもの- もろ未詩・独白605-12-11
人魚姫- ことは未詩・独白1*05-12-10
ネガ- うえあお未詩・独白105-12-8
北風小僧- LEO未詩・独白2*05-11-30
猫と鈴- LEO未詩・独白6*05-11-28
床屋さんと耳- LEO未詩・独白5*05-11-26
赤へのこだわり- つぐこ未詩・独白205-11-23
じいちゃん- 未詩・独白505-11-16
現の証拠- あおば未詩・独白4*05-11-5
秋星のくちづけ(先駆形)- たりぽん ...未詩・独白3*05-11-3
単語帳- ことは未詩・独白2+*05-11-1
柔軟剤から紅玉- 蒼木りん未詩・独白405-10-31
恋のうたを私はうたう- umineko未詩・独白10*05-10-29
LoveSong- ことは未詩・独白4*05-10-25
この馬鹿野郎!- あおば未詩・独白7*05-10-24
半端- 未詩・独白205-10-24
ローカル線で携帯をスクロールする- たりぽん ...未詩・独白7*05-10-19

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