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上を向いて歩こう
涙がこぼれないように

というので
上を向いて歩いてみたけど
涙はこぼれおちるじゃないか
ちくしょうめ、

下を向いて歩こうよ
コンクリートは
私の泣き顔 ....
蝶とむくつけき昆虫が

ごつちやになつて

吹き飛ばされて行く。

空中を一方向に

平行移動するやうに。



蝶はいつ飛躍をして

その流れから抜け出すだら ....
軽く会釈し、
表情を緩め、
跪いてから、
揚げ足を
ん?
うん
 ん

ううん

お蚕ぐるみの
コバンザメに
たかられたんだぁ〜

だぁ〜!

ひゑぇ〜

かちどき橋を渡る
小型機が墜落する

舟が出た後で
だれ ....
おひるやすみをすぎて
まんぷくになった おなかをかかえ
デスクにむかう

カタカタ キーボードをうつおと
カチカチ マウスをクリックするおと
フィルムをかかえて パタパタこばしりにはりるお ....
あなたがいなくなってから
私の書く詩は
あったかくなったと
ひとが言う

あなたに向けられなかった
優しいきもちは
今になって
紙の上に溢れている


滝のように
伝えるべ ....
街を歩いていると
仔猫が身をすり寄せてきて
〈子供にして下さい〉
と言った。

海岸を歩いていると
オットセイの子供が
海から這い出してきて
〈子供にして下さい〉
と言った。
 ....
恐れは詩、死、しかも刺、思。

屍骸
エシュロン
乖離
黙示録

a: 肉体的な関係
b: 過去の発言と行動におけるすべての統計(DB)
a+b=いやぁんジョイトイきらい、でも止めな ....
金属バットの表面でなぞる
裏面でスライダーを弾く音

 船端で聞いたどよめきは
 確かなものであったのだが
 護送船団が沈められて以来
 運ぶものが居なくなり
 声を聞くとも ....
カリヨンの音色に合はせて
鳩が飛出してくれば
その下にゐるものは
みたまを受けた


みたまを受ければ もうしめたもの
とこしへの命を嚥下したやうなものだから
金銭では買へな ....
{引用=  "You be lookin' groovy
   In a sixties movie
   Maybe tell the press you died
   Littl ....
alfa.---

風に乗り空を遠く渡っていくために
鳥は翼を手に入れた
遠く遠く 自分の生まれた場所など忘れ遠く飛ぶために

どこまでも似た大地が続き
同じ海原が続いた
地平線一杯に ....
99番目の総括
死んでしまった仔猫を生き返らす計画
今ならねと
再生可能を信じる人たちも現れて
体細胞クローンを夢見て
生まれた赤ん坊ネコの黒い目が
じっと見つめるど真ん中
命中した猫い ....
野辺のコスモスと
上を舞う鳶は
同じ風の中にいる
コスモスの花びらの反りと
鳶の羽の反りは
風向きのままに靡いて
一心同体

陽光の眩さにしかめる花の仕草も
鳶の眼の目くるめきも ....
朝 ちゃんと起きられない

煙草をやめられない

満員電車に慣れない

新聞を読まない

爪を噛む癖が抜けない

目を見ながら話せない

煙草をやめられない

うまく話 ....
囓りかけのパンを
置き忘れて
二人は立ち上がった

九官鳥の羽根を身に纏い
新月の夜は巡るのだと
顔だけを空に向けて
歩く

垂れた電線を潜り
蛇が
鎌鼬のような顔をして
平行 ....
明け方、安らかな寝息で目覚める。




どんなに激しく罵りあった夜でも、
疲れ切って眠った無防備な横顔だけで、
なにもかも許してしまえるような気がした。





私はその ....
ぎらつく夕日を受けて

入江の港を出ていく船がある

あの火玉のごとく直進するものは

いつたい

いづこへ

いづこの国へ



いや そんな単純明快なものではな ....
 港


港には

船ばかりか

多くの鳥が

入港してゐる





 夏蝶


夏蝶は

すーと

日の果てへ

吸ひ取られていつた



 ....
 花の枝


夕景の中
もの思ひに沈んで
俯き歩いて来ると

花の枝が
通せん坊した

朝出掛けるときは
なかつた

―花の枝―

それが夕方
出現してゐる

天使 ....
同情と違い共感は
時に己にとって悪しきものになりうる
逢いたい
今、どうしても
君に逢いたい


逢えなくなって何ヶ月?
何故突然俺の前から消えたんだ

声を聞かなくなって何ヶ月?
一人で泣いたりしてないだろうな


世間知らずで ....
雨の音色に耳を澄ます
変化するリズムに
何某かの意図があるような気がする

天は雨を
世界に降らせ
その音で
何を語ろうとするのか

人間の社会は
砂漠だから森の国だからと
もう ....
旅先で母親に背負われた赤子から
青梅を貰ってきた
長く握々されて熱くなった梅なんか
欲しくはなかったけれど
どうしてもやるというので貰ってきた
いらなくなったからじゃない
奴らは一番好 ....
音のでないパソコンに
たぶらかされて10分
バスはなにも告げずに出ていった
足のない靴下が、履いてゆく脚がない
道路には穴が開いている
雨が降っている
水が貯まって、光っている
足跡を忍 ....
―もう少し生きてみるか―
駅の改札を出てきて
ふと洩らした中年男のことば
連れがいるわけではない
一人で改札を出てきて
ふと洩らした独り言

僕は電車に乗ろうとして
改札に向っ ....
{ルビ埃=ほこり}がかったランプの下 
赤{ルビ煉瓦=れんが}の壁に{ルビ凭=もた}れ
紙切れに一篇の詩を綴る 

クリスマスの夜 
遠い昔の異国の街で 
一人の少女が売れないマッチに火を ....
その時モグラは変だと思いました。
目蓋をつたう涙を止める事が
出来無かったからです。


彼はその土を一生懸命に
生きがいをかけて
まっすぐに掘り進んだと
心の底から信じていたのでした ....
死神
鎌 持たず
心 に
囁く だけ
甘く
誘う だけ
古典的な
駄洒落を一発
ぶちかまし
挨拶代わりにしている男
何年ぶりかで会った男
洒落た男のつもりで居るのか
駄洒落た姿を見せつけて
脚の曲がった椅子に腰掛けて
背筋を伸ばして
ボー ....
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