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これから、お出かけ

終りに出来ないの
生きることは
終りに出来ないの
私が言った
命を授かった時からとは言わない

失ってから知った
いかること
かなしむこと
よろこび
わら ....
罪色の花が薫ります。

あやまらなくては
いけないことがあるのですが、
これは秘密。

わたしは、わたし
これ以上これ以下でもない事実
ああ絶望を失った
その時から過ちは秘密となり果 ....
ミカンが泣いています。

かごに山ほどいた仲間が一つずつ

確実になくなって

心中すら約束した最後の仲間も

突然、消えてしまいました。

失ってから分かることは

あまりに ....
宣告を受けた日
私たちは意外なほど冷静だった
それはおそらく
屈強な父の姿には癌という病名が
あまりにも似つかわしくなかったからで

父はいつもの如く寡黙だったし
私 ....
ガラン ゴロン
缶入りドロップをふると
そんな音がする


家を飛び出したはずの僕が
すっかりぼろぼろの身体になって
そんなふうにまた転がり込んできたとき
せっかく作ってくれた料理を
 ....
通勤電車に迷い込んできた
一匹の赤とんぼ

比較的空いている地元の電車
珍しい訪問者に
乗客たちの目元が緩む

夕焼けこやけの赤とんぼ
まだ朝だけど赤とんぼ

*

赤とんぼは ....
周りに影響されたくない
自分は自分でいたい
好きなバンドが歌ってる
僕は今
それに影響されている

考えても矛盾しか生まれない
結局 最後に勝つのは
「なすがままに」なんだろうか

 ....
朝のやかん
なぞって
もう一度寝る
エビの夢を
見ながら

+

階段
すべてが
階段
そんな
建物

+

夕刊の
「帰」という字を
黄色く
塗っていく ....
何があったかも 何でなのかも いわないよ

ただ 今は 流していたいのだもの

ポンポン と 肩を叩くキミに ボクは 言ったさ

顔が真っ赤に はれてるのは さっき食べた プルコギが ....
ふかみどり
ふかみどり
言葉を手わたし
笑むみどり


腕の輪まるく
伝うしずく
胸をすぎる
こがねの尾


風のなかをふり向けば
たくさんの声が消えてゆく
 ....
29歳の僕と53歳の N さんが
向き合うテーブルの上に離れて置かれた
2つのコップ

減り具合もそれぞれに
薄い道の途中で{ルビ佇=たたず}むように
遠い未来の方から
おぼろにやって来 ....
ほっぺの紅い小さな女の子が
  飴玉を僕のてのひらにのせた


いや 僕はいらないよ

   煙草があるからね

ほら お母さんも笑ってるよ


僕は君より少しばかり大人だから
 ....
シロナガスクジラの一家が
泳ぎ回れる程
頭の中は巨大だった

目の前は
人いきれで
ぎゅうぎゅうの
すし詰め状態

心が
あっぷあっぷで
溺れる前に

お風呂を
すみれ色で ....
あなたの
しあわせ
のぞまぬ 
かくどで

ゆびの
ささくれ
みつめた
そのとき

だいじょうぶ
だよって
わたしの 胸を

ひゅう
     って 
 かける

 ....
時は無常にも過ぎてゆきますゆえ
おおきな流れを知って
現在地の私を知らなくてはなりません

息を静かにして
痛みの在りか
涙の在りか
かなしみの在りか
在りか
ひとときの微笑
つた ....
わたしの血は
青く青く沸騰し
ゆらめきながら立ちのぼり
はてしなく透きとおった
青をふらせた

しなだれた渇望のからだは
ゆく先のしれないおもいと
めまいの予感を内包していた
いよい ....
むねのなかに
がらすだま
があるんだっておもうと
うまくいった
らむねのびんみたいに
がらすだまを
くぼみにひっかければ
ことばだって
ちゃんとでてくるんだって

すきなこと
や ....
その大きな手は
いつもどこかにあって
5才の目には映らない

小さな手で
探し当てたのはシャツの端っこ
まよい子が迷子にならないように

届くはずがないと
街の底から見上げれば
と ....
                  こうず まさみ
 
  秋の彼岸が近づくと
  待ち構えたように
  叢から一斉に噴き出す
  真紅の炎
  激しかった季節を
  名残り惜しむように ....
音の無い雨に くるまれて 

溶けていきます


揺るぎようの無い 

あなた と わたし


揺るぎようのある世界に 

流れるように 溶けてゆきます




もう ....
あなたの方で風が吹いている
わたしはわたしで知らないことばかり捜している
秋がそこらじゅうで溶けはじめるとき
空き瓶には夕くれが満たされるとき

幾つもの詩を繋げるようにして
わたしはあな ....
こころの機微をおひとつ、どうぞ

かわりに今後もよろしく、どうぞ


わたしの背後のあれこれの
言い尽くせないあれこれの

混じり気のない よろず味



恥ずかしながら
 ....
ごはん つくって おきました


さめていたら ちん して


たべて ください


わたしの 愛 も。
口をふさいだ人と
耳をふさいだ人が
ただ見詰め合ってる

目をふさいでいるぼくに
きみが教えてくれた

冷え性のきみの手が
ぼくの身体のどこかに触れていて
少し温かい

何も見な ....
骨壷の中で、シャリ、シャリと微かに呟く声がする。

ねぇ、おまえ。

人間なんざぁ、死んじまえばこれっぱかりのカルシウムの塊よ。

どれほど、世界を股にかけた男だろうと、

恋の奈 ....
気がついたら明るくて
「しまった」と
後悔した土曜日の朝
昨夜はあんなに寂しがっていたのに
男は嘘のようにあっさりと眠っていて
寂しかったのはわたしだって同じだけど
一人で目覚めると
少 ....
長方形の抜き型に
収納されるための
退屈な半回転運動を
人間時々猫の惰性で
永久に繰り返す
いつか日々を掴んだ時に
届けたいものがたり
ゆめうつつの中
何度でも立ち止まる

やがて色に散らかった朝がきて
君は数え切れないほど瞼を開けたり閉じたりして
突然振り返って俯き加減に笑う ....
中国に住む僕のおじいちゃんは

ボロボロだけどしっかりとした舟を漕いで

川を下るのが仕事です。


さすがに漕ぐのがすごく上手で

コースどりも強かで

僕も一度乗せてもらった ....
剥きにくい茹でたまごの殻を
無理やり剥いてやる


ボロボロに崩れた茹でたまごは
僕らの関係と一緒だな
つるんとした君の頬を愛したのは
遠い昔のお伽話
だから
「もう秋だなあ」なんて ....
しらいし いちみ さんの自由詩おすすめリスト(707)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
約束の空- こしごえ自由詩9*05-10-1
過失- こしごえ自由詩11*05-10-1
ミカンの誇り- ブルース ...自由詩4*05-10-1
宣告- 落合朱美自由詩20*05-10-1
缶入りドロップ- ベンジャ ...自由詩8*05-10-1
赤とんぼ- ミサイル ...自由詩805-10-1
信じられる言葉- 自由詩3*05-10-1
小詩集「書置き」(一〜十)- たもつ自由詩1705-9-30
プルコギと映画は涙の理由。- 仲本いす ...自由詩4*05-9-30
金と緑- 木立 悟自由詩1205-9-30
2つのコップ- 服部 剛自由詩9*05-9-30
煙草と飴玉- なごまる自由詩2*05-9-29
*くじら*- かおる自由詩10*05-9-28
かまいたち- umineko自由詩5*05-9-28
在りか- こしごえ自由詩10*05-9-28
青い果実- こしごえ自由詩13*05-9-28
らむね- アンテ自由詩10*05-9-28
震える手- LEO自由詩6*05-9-27
曼珠沙華- 肥前の詩 ...自由詩205-9-27
残された時間の確認- アザラシ ...自由詩6*05-9-27
約束- tonpekep自由詩27*05-9-27
きびだんご- 千波 一 ...自由詩18*05-9-27
なぐりがき(遅く帰ったあなたへ)- 仲本いす ...自由詩5*05-9-27
体温- たもつ自由詩1005-9-27
命とは・・・- がんさん自由詩405-9-27
駅までの道- チアーヌ自由詩605-9-27
- kw自由詩4*05-9-27
猫の距離- 自由詩305-9-27
おじいちゃんと劉備- ブルース ...自由詩11*05-9-27
ボイルドエッグ- 恋月 ぴ ...自由詩16*05-9-27

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