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わたしのお姫様はちょっと変わった男とお付き合いをしているようで。

この間も突然、雪の中を裸足で駆け出していったんです。
真っ白なドレスを灰色に染めて帰ってきました。

熱いコーヒーを入れて ....
1より
10より
100より

0は美しい。

産まれたての卵みたいで。
その
ひぐらし

アコーディオンがたからもの
ヒトの喝采むさぼって
どこふく風のねなしぐさ
ゆらりと浮世をやりすごす


あれは
キリギリスとしんせきだったかねぇ

そ ....
ピーンポーン

神の・・

結構です。

ピーンポーン

新聞の・・

結構です。

ピーンポーン

ボランティアの・・

結構です。

ピーンポーン

 ....
 



 萎れてゆく花ではなく




1.「ゆびぬき」


でんとうの 咲いてゆく中で

ちくりと刺さるところを
そっとつつんで
もう無い 
てのひらの形を
朝 ....
歩いています夕暮れ
空は赤くありませんでした
曇り空が何度目かの意識で
その姿を現しました

その下が
天王寺の駅前の古い商店街というか横丁で
腕を組んでパチンコ屋の前で立っている
お ....
 星、呑んだ。
 だけど
 わたし、光らない。
あの日、町が消えた
大きな揺れと火事のせいで
まるで戦争でも起こったように一面瓦礫の山になった

たった たったひとつの地震で 数千人が命を落とし 数十万人が避難した
・・・そしてみんなが絶 ....
わたしは みにくい獣だ

 鋭利な刃物を知っている
 (わたしの爪はいつも)
 鋭利な言葉を知っている
 (やわらかな皮膚だけを)
 鋭利な視線を知っている
 (傷つける)

みよう ....
炎天の下

雪兎一匹

気紛れで生まれた

雪兎一匹

我を見つめて

涙が一滴

真夏の雪兎

溶けてそれきり
ある日 目を覚ますと 部屋がメロンパンで溢れ返っていた

「なんじゃこりゃー!メロンパンの逆襲も ついにここまできやがったか・・・」

部屋を見渡してみる

部屋いっぱいのメロンパン 
 ....
一昔前には
ありえないことが
当たり前になったと
思いながら仕事している

腹が空いたのを
気がつかないふりして
お昼の御飯を取りにいくと
真っ白でつるつるな
紙の箱に詰めら ....
振り返れば
手の届きそうで届かない
「昨日」
に責任の全てを背負うかのように立っていた両足を崩して
独り誰からもかばわれることなく
地に身を伏せている私がいた

幻想の友情に終止符が打た ....
全力で君のことが好きでした
全力で君の笑顔が好きでした
全力で君の真っ直ぐな瞳が好きでした
全力で君の書く字が好きでした
だから
全力で君を笑わせようと思いました
全力で君との時間を過ごし ....
誰もが一度は
忘れてしまいたい夢を見る

上昇気流が
鳶を雲の上へ連れ去り
生まれた真空が吸い込む
一匹の羽虫

星だっていつかは消える
恐れることはない

東京行き 東京行き
 ....
夕飯を食べたあと
タバコを吸っていると
ささと風がふいた
まぼろしにささやきかけたように

近くでおんながくしゃみした

僕の物思いの雨の中を
通りすぎた
あれら透明な命はなんだった ....
耳に通したプラチナが泣いてる

名月を見逃して
網戸から覗いて

まだ足は縁側に放り出せない
{ルビ薄=すすき}がつま先誘うのに

耳に通したプラチナが泣いてる
ぶちりと引き裂く勇気 ....
赤錆の目立つ時刻表のバス停に立ち
来るか来ないかの
微妙な時刻にバスを待ってみた


進路の前にバスは無い
順路の後ろに気配も無い


行く先も馴染みの無い駅の
名前の書かれた ....
季節はずれの花粉のせいなのだと
説明する僕のことを

受話器のむこうで
君がくすくすと笑っている

きのう雨の中でけんかして
雨なのか涙なのかわからなく濡れたふたりが
いまはこうして傘 ....
魚の形をした山脈。
冬ともなれば、日本有数の豪雪地。
あたりに人気のない山小屋の中で
なまはげがひそひそと話し合っている。
明日の献立は何にする、とか
お面の色を変えてみようか、とか
かぼ ....
投げやりなタコ焼きが
ソースの匂いを振り撒きながら
僕を食べに玄関まで来ている

食べられたくない僕は
お守りを握りしめるけれど
よく見るとそれはカブトムシの幼虫
行き所を無くし ....
しあわせについて考えてみた

しあわせの形はきっと四角ではなく、丸か球だろう

しあわせにとがった角は無い



しあわせに果てはあるのだろうか?

しあわせは無限であってほしい
 ....
昼夜が逆転してしまう

昼夜が逆転して

ひとが寝るころに起きて

ひとが起きるころに眠るようになったら

彼と二度と会えなくなるかもしれない

そうしたら



書置きで ....
一夜遅れで19の十五夜 だんごをぱくり いい気分
照れ屋な月は もじもじしながら 雲の隙間に逃げ込んだけど
大丈夫、今日は風が強いんだから。

ぴょこる ぴょこる ぴょこる

月の真ん中に ....
君には持ってほしくなかった
君には使ってほしくなかった

人の命を奪うから
人の自由を奪うから
人の愛を奪うから

そんな{ルビ道具=もの}として
生まれたわけではないのに

僕が ....
意外なところから
闇が降りてきた

その中で書いていると
母が向こうを向いて
おばあちゃんと
しゃべろうとしている
しかしお母さんの許せない気持ちが
歯の形になり
お母さんの言葉は
 ....
虹を渡すのは、雨の純真であるように

雨を放すのは、空の配慮であるように

空を廻すのは、星の熱情であるように


やさしき担いごとは満ちています



あなたを求めるわたし ....
また
しっぽが
挟まれた

自動ドアが
わたしのしっぽを
認めない

管理人さんが
困ったねえ
と言って
ちゃんねるを変える

新しい服を
買って
穴をあける

埋め ....
「ぞっとしたよ」と男が言うから
 私は
 遅れないように
「ぞっとしたね」と言った
 それから
「ぞっとした」と子供が言うから
 私は
 心配させないように
「ぞっとしたね」と肩を抱い ....
祈りの数だけ神がいて
祈りの数だけ願いがある


何故人は祈るのか
恐れおののく、その先の
抗いきれぬ力に前を遮られ
溜め息さえも躊躇して


祈りの数だけ花が咲き
手向けた花の ....
しらいし いちみ さんの自由詩おすすめリスト(707)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
本音- 浅野 す ...自由詩805-9-23
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メロンパンの侵略- ホソミシ ...自由詩2*05-9-22
にべもない話- あおば自由詩4*05-9-22
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なまはげ話- プテラノ ...自由詩1*05-9-21
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しあわせ- ホソミシ ...自由詩1*05-9-20
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るなてぃっく_ほーるど_らいす- 仲本いす ...自由詩5*05-9-20
Knife- afterglow自由詩3*05-9-20
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