すべてのおすすめ
小さな裂け目から指を突っ込んで
くるんと裏返しにしたら
醜い縫い目を隠して
つるりとした裏側の私が出てきたけれど
少し形がいびつです
娘は将来アイス屋になりたいと言う
好物のアイスを好きなだけ食べられるから
ではなくて
沢山の人を幸せにしたいからだそうだ
いっしょにお風呂に入ると必ずその話題になって
バニラ ....
聖夜には
森の大きなもみの木たちが
お空を支えているんだ
その枝という枝に
世界中の子どもたちが
靴下をぶら下げるものだから
プレゼントでいっぱいに ....
あなたの手のひれが
わたしの頬にふれる、
見ているだけでは
かからなかった暗示は せつな
私を滑らせる
あなたの指紋は渦となり
巻かれた貝奥の私を
するりと抜きおと ....
夢の中で道に迷うと目覚めなくなるって本当?
って彼女が訊くので
ルルルと笑ってごまかした
蓋し彼女の顔に見覚えがあるのは確かだ
しかし果たしてそれが
そうです
シスチンとシスチ ....
泣いているこどもは
湯気が立っていて
かわいい匂いがする
抱き締めて
頭に鼻をくっつけて
くんくん嗅ぐよ
産まれたてのときは
わたしの内臓の匂いがした
今も少し
する
....
僕の背中に羽根はある?
背中に触れて確かめる勇気がない
ここは独房
臆病が足枷
窓越しの空を見上げる
もしかして羽根は折れてる?
広げてみる勇気がない
僕は空想する
窓の向 ....
かえれるほたるもおりますよ
うちあげられて
なみをあびてはあおくうみほたる
みちてくれば
よけいとおくに
ひくときには
ひかれるままに
はこばれたり
もどされたり
....
わたしは
だれのものなのか
だれもおしえてくれなかったので
わたしは文字になりました
そうすると
色々なところで
わたしを使ってくれました
本の中にわたしが居たり
チラシの中に ....
ゆびさきから ふきこむ
ふとくてい たすうしゃへの あい
もぐもぐ して
こころにやはらかな かぜ
ふきますように
きょうも オーブンの まえにたち
....
ある時ダヴィンチが
金魚鉢を眺めていると
金魚がウインクしたので
「魔が差したんだろう」
と思った
またある時ダヴィンチが
散歩をしていると
電信柱がおじぎをしたので
「人 ....
60ワットの月の宵です。
机の上を片付けて、
木目の表面をきれいに拭きましょう。
二万分の一くらいの地図模様が浮かび上がります。
そうですね。
机の先の断崖は、阿武川渓谷ということにしましょ ....
90%知りたい
だけどそれはやめておく
死ぬのはいくつの歳か
それを聞きたいけど
聞かないことにする
と、57歳のおじさんが言った
ぼくの座る
駅前の公園のベンチの前 ....
ほろほろ おもいで
やすんで ゆれる
たいようは
わたしの あとを
ほっくり てらして
かげのなか おいかけて
そらのいろが かわるころ
そっ ....
君は木立の中に
透明な花を
隠している
涙は霧のようで
僕から熱を
奪わない
幾たびも逢いたい
僕は変わってゆくけれど
やわらかな予感に包まれた
君が変わることはない ....
それがほしいのだという
網の籠を背負って
捕まえて入れるのだという
静かな息に
舞い上がり漂ったのち
重さを感じて落ちてくる頃に
掴むのだという
小走りに途切れて
靴音の後ろか ....
厳密には
中性浮力ではないのだろう
プランクトンたちは
死ぬとゆっくりと落ちていく
海の雪は
深いところで
光合成なんてしたことも見たこともない
生き物たちを養っている ....
しらいし いちみ さんの自由詩おすすめリスト
(707)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
裂け目から
-
RT
自由詩
3*
04-12-12
十階の家族
-
たもつ
自由詩
100+
04-12-11
聖夜には
-
たかぼ
自由詩
4
04-12-4
うみほおづき
-
つきのい ...
自由詩
17
04-10-18
エスエス橋の上で
-
たかぼ
自由詩
10
04-10-5
かわいい匂い
-
チアーヌ
自由詩
73
04-10-4
窓越しの空
-
RT
自由詩
4*
04-9-29
うみほたるすくい
-
小池房枝
自由詩
8*
04-9-10
■マ○コ映像公開!■
-
よだかい ...
自由詩
22
04-8-10
しょくもつれんさ
-
玉兎
自由詩
4*
04-7-26
ダヴィンチの怪
-
たかぼ
自由詩
19
04-7-21
あんぱんを齧る宵
-
一番絞り
自由詩
10
04-7-17
路上で無料占いをしていた時の話
-
よだかい ...
自由詩
24
04-6-23
トゥインクルスター
-
玉兎
自由詩
2
04-4-5
やよい
-
たかぼ
自由詩
8
04-3-21
蛍追い
-
藤丘 香 ...
自由詩
40+*
04-1-10
マリンスノー/光の糧を運ぶもの
-
小池房枝
自由詩
5
04-1-5
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