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人人人
人ばかりです
人間の社会ですから無理ないです

電車は人でいっぱい
駅のホームも人でごった返し
いい加減うんざりです

駅の階段を人が雪崩のように先を
急ぎます

雪崩に ....
時間がなくなるって

時間って減っていくんじゃないの
減った分足されていくんじゃないの

俺の考え方変かな
やっぱり変かもな

暗いが段段に掬いとられて
夜が明ける
のかな

 ....
あたしの新婚初夜はどんなだったかな?
すっかり忘却の彼方へと行ってしまったけど

手をどこまでもどこまでものばしたら
届いた

その時
二人とも緊張してた

それ以前に
特訓に特訓 ....
ひっそりと静まりかえっていた
台風前夜の市街

もしかしたら明日には
街中が粉々に砕け飛んでいるかもわからない

不安と胸騒ぎ
備えたい
備えたい

食べ物
飲み物
車のガソリ ....
私は一千九百五十五年の生まれです

歴史の示す通り
十年前の四十五年に世界大戦が終結していますね

この国は
ポツダム宣言を受諾して
敗戦を向かえました

学校で教わったよね

 ....
道端に彼岸花が咲いている
家の近くの細い道に

道端に曼珠沙華が花を咲かせている
家の近くの畑と畑に挟まれながら通り抜けてく農道に
車一台やっと通れる道に

工場の屋根の煙突が
白い煙 ....
俺の家から歩ける範囲には
コンビニ スーパーマーケット
俺の家から歩ける範囲には
学校 郵便局
等がある

なのにどうして
俺の家から歩ける範囲に
天国と地獄がないんだよ

何を寝 ....
およそ人は
算数に支配されて
生きている
らしい

私に
数学は役に立たない

ワルい人
ワルくなってしまった人
ワルくなる可能性を秘めた人

そしてワルくなれない
善良な市 ....
コンビニのレジで
その人は買い物の会計をしてもらいながら
周囲にわからないようにして
店員の女のこに
小さく折り畳んだ紙を渡した
という

女のこは一瞬困惑した表情をしたけれど
直ぐに ....
女は男より先に起きて
朝食の支度して
出来たらまだ寝ている男のところにいって
耳元で甘く囁く「時間よ。あなた起きて朝ごはん食べて」
言いながら男の口に接吻した
そしてためらいながら「昨夜は良 ....
くだもの畑に産まれて大きくなった
訳じゃないの

ヒトに産まれて女に育った
あたし

中学校では
天然なのに縮れた髪が
校則に違反していると何度も注意された
髪色が黒くないからって
 ....
句を詠みに公園の道徘徊し

眼鏡してメガネを探す我が老化

季語季語と探し回ると句を詠めず

俳人と廃人の読み同じなの?

捨てられた拾われもした世の中に

人格を否定されてもくじ ....
悪行の限りは尽きぬ欲尽きぬ仕上げに政治 屋を目指し

悪徳の専業主婦は家事しない育児もしないパチンカスかよ

魔が差したその言い訳の便利さに罪の意識が麻痺してる

悪い癖人の男が欲しくなる ....
何処かの公衆トイレの壁にされた

落書きみたいに

俺の体の中から卑猥な文字が消えないんだ

でも
男だって女だって誰だって
それは自然だろ

それにしても
女は化粧するし
丈 ....
人間の恐怖は死へと繋がっている
らしい

昨夜は
怖い夢を見た
と彼女が口にした

ユニットバスのなかで
お湯に二人は浸かっていた

夫婦和合の秘訣は
一緒に風呂に入る事だと
 ....
どう、ハエになった気分は?ついさっきまでは人間でいられたのにさ。

どうって?あんただって立派なハエになってるわよ。

鏡に写して見てみたら
あたしの目にはハエになったあんたしか見えないわよ ....
LINE

「突然、ごめんね。こんな事本当は直接会って話さなきゃならないのに、どうしても勇気がわかなくて。 
思い切ってLINEするね。

わたし、貴方の事、ずっとずっと大切なトモダチだと思 ....
夜中
外がやけに騒がしい
雨が降りやがる
風が追い討ちをかけてくる

ウルサイ
うるさくて眠れねぇ
台風のヤロー
いい加減おとなしくしねぇと
ただじゃおかねぇぞ

さっさとどっか ....
山車御輿笛も太鼓も耳障り

お祭りが男と女のはってんば

打ち上がる花火阿呆ら口開けて

露店にはその場限りの商いが

あっちこち喧嘩はじまる祭りだぜ
お刺身の正式な食べ方は
刺身の上にお好みの量のわさびを乗せて
醤油につけて食べる
らしい

それは
とても美しい作法かもしれないけれど
田舎生まれ田舎育ちの俺には
それを受け入れられな ....
耳を塞いで
音楽を聴いている

心をいっぱいに開かないと
聞こえてこないメロディ

やさしさ
とか
愛しさ
とか
切なさ
とか
刹那さとかが
入り交じって
この胸の奥底から ....
どうしても
無欲には
なれない
なれる訳がない

それどころか
この心も体も欲望が満載で
特に体は
時には自制がきかない

選ばれた一握りの人間にはなれなかった

俺は
満載 ....
好きでこの世界に産まれて落ちた
訳じゃない
俺を産んだ母親も
選んで産んだ訳じゃないんだからよ

いくらこの世界の居心地わるくて窮屈でもさ

今さら母ちゃんの腹には戻れないさ
本人とっ ....
目的地は海。休日に彼氏の運転でドライブした。
海はいい。いつ行っても広くておおっきいわ。
彼氏もあたしも季節外れの海が好き。でも誰もいない海はなかった。
海にはサーファーが波に乗ったり飲まれたり ....
子供は泣くことにためらいがない
対して
大人は泣くことにおおいに躊躇してしまう

男は泣くことに恥じを覚える
比べて
あえて、女は男に泣き顔を見て貰いたいところ
あるのかな?

涙っ ....
悪魔の囁きをきく事がある

言うよりか
私の正体そのものが実は悪魔で
普段は人間の囁きに耳を傾けながら
生活していると言うべきなのかも
しれない

当然
私の中では
たえず悪魔と ....
おにヤンマを捕まえて
その片方の足に糸をくくりつけて
飛ばした

それは
ほんの遊び心だった
子供の頃の

無邪気だったから
その残酷さに
何も気づかなかった

そうこうしてい ....
そこは砂漠のど真ん中じゃなくて
海辺の砂浜だった

人影まばらな晩秋の海
無性に海が見たくなって家族を連れてきた

幼い娘二人と
二人を産んだ母親と
四人できた

その時
長女が ....
雄と雌の蝶々が交尾しながら
日向臭い宙を飛び回っていた

周囲はいちめんの花
公園のベンチ椅子は壊れかかっていた

私もいつか死ぬに違いないが
今は死にたくない

壊れかかったベンチ ....
時間は鏡に写らない
写す事はできない

だけど
今こうしている間にも
刻々と経過している

人間はそれを計測するために
時計を発見し発明した

日時計
砂時計
などの原始的な時 ....
la_feminite_nue(死に巫女)さんのこたきひろしさんおすすめリスト(32)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
疲れたり干からびたりしてしまいました- こたきひ ...自由詩619-10-13
時間がなくなるって- こたきひ ...自由詩419-10-11
花嫁は夜汽車に乗らない- こたきひ ...自由詩419-10-11
台風前夜に- こたきひ ...自由詩319-10-10
巡礼- こたきひ ...自由詩319-10-6
ぜんぜん面白くない- こたきひ ...自由詩1019-10-3
感情の昂り- こたきひ ...自由詩519-9-30
貧と富- こたきひ ...自由詩319-9-26
コンビニのレジで- こたきひ ...自由詩319-9-20
家庭内悲話- こたきひ ...自由詩219-9-19
果樹園- こたきひ ...自由詩619-9-15
俳句をひねる- こたきひ ...俳句119-9-14
悪行- こたきひ ...短歌219-9-14
何処かの公衆トイレ- こたきひ ...自由詩719-9-14
悲しみからはじまる物語- こたきひ ...自由詩319-9-13
蝿になってしまった- こたきひ ...自由詩319-9-12
未読のままに- こたきひ ...自由詩219-9-10
台風が許せない- こたきひ ...自由詩719-9-9
祭り- こたきひ ...俳句319-9-6
お刺身の正式な食べ方- こたきひ ...自由詩419-9-6
耳を塞いで- こたきひ ...自由詩619-9-4
昼と夜が交互に繰り返されている- こたきひ ...自由詩919-9-1
口内炎が出来てしまって- こたきひ ...自由詩319-8-31
makeloveがしたくて- こたきひ ...散文(批評 ...119-8-30
涙腺をゆるめられる事のしあわせ- こたきひ ...自由詩419-8-29
悪魔の囁き- こたきひ ...自由詩419-8-25
美しいものが- こたきひ ...自由詩519-8-21
砂漠のど真ん中じゃない- こたきひ ...自由詩219-8-20
蝶々が宇宙を- こたきひ ...自由詩419-8-17
時間が足らない- こたきひ ...自由詩319-8-15

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