もう今回の膨らみは終えたか?お月さんよ
ようやく リンパの流れとやらが 正常値に戻ったぜ
ようやく 無駄に苛憑く影を逃す事ができたぜ フン・・・
お月さんよ 息あるモノが好きなんだろう? ....
海のひし形 マンタ
波を揺らすマンタの先の 梵字の語尾の様な揺らめき
ダイアモンド散りばめ
灼熱のティーダを柔らかく 撫でる
南の島の底をくぐり 界上は描かれた弧の丸み和 ....
ボーダーに伸ばした雲が満月に 遠近法に触る
その見たままの感触を 頓智の利かない
水平思考というのだろう
オレは見逃さない
その距離感 右脳の芸術が計り知れぬ
月光で計る ひしゃ ....
ルナ聴いて あたしはメスよ 見上げてなんかいないのに
刺してこないで
ルナ聴いて あたしは好かないの 神秘過激な万月の花びらなんて
尖った爪に誤魔化しのネイルは効かない
ルナ あたし ....
裸に響く 裸体のデザイン
剥く皮などないくらい ほどかす
捻らす裸の骨組み ギシギシと
全本の骨 全粒の細胞 セルフィシュに泳ぐ
利己的に利口
誰の為の人差し ....
うなじをノックする 何かが
陽が長くなる加減を絶妙なまでに延ばし
舌打ち使いの してやったり音が
夜を明かすまいと 辿って来る うなじに
ノックする 何者かが
異角度の90度 ....
おすそ分けが零れてゆく 至福の風に細かく入り込んで
おすそ分けを零してゆく 浅葱の風が目に沁みる 清涼感
心の裾をなびかせてゆく 愛する人を包みながら
心の裾が戯れてゆく 愛する ....
そろそろ満月かしら
既に満ちてるかしら
ふくよかなラインに間違いはないわ
激昂 目に触るのよね 子宮にかしら 触るのよ とにかく 激昂は
コペルニクス窪み そこには金粉が波紋してるわ ....
テクノ 十分じゃないわ
もっともっと ハイヤーハイヤー
生身の音鳴らしのない
生身の手から造られた テクノ
十分じゃないわ もっともっと
ついて行けない ざわめきを纏め上げた
....
休日に早朝起床 毛布洗うが為に 気性は晴天
下の住民に気づかれないよう 忍び足の洗濯機
静かに泡をふく
そして ベランダの手すりを拭く二往復
準備完了 気象は陽陽
夏以外 ....
二日目のパジャマに 流行の柔軟剤が負けてゆく
水を足しすぎた絵の具のように
生身の柑橘の香りを手に残しながら
髪をとく 水彩画に映る自画像の鏡
床に就く 忘れ去られた ラベン ....
君が おしえてあげて
君が 得た点から天を
手あてが必要なあの子に
君が おしえてあげて
君が 転がしたあたたかい心の在りかを
痛々しく素直が眠るあの子に
君が おしえ ....
YESを放とう
だだっ広い肯定の中に否定は
美しく豊かな皇帝の中に すっぽり納まる
YESを放とう
瞳に映ってしまう 止むを得ない
瞳の縁を辿って刹那にこぼれてゆく涙も
....
じゅわわ じゅわじゅわ
じゅわわ じゅわじゅわ
じゅわわ じゅわじゅわ
ヘリウムお呼びでない 低い低い声
モザイクも不細工も お呼びでない
じゅわわ じゅわじゅわ
じゅわわ じゅわ ....
道路に落ちた雨粒たちが 車が走る度 ドレミだけしか必要ない
耳慣れした淡白な音色を走らせる
空中に住んでる雨粒たちが 着地する場所に迷わず ストレートに
本能に従い澄んで魅せる
....
切れ長の目
切れ長の唇
くっきり彫られた鎖骨
渋味 紫色の打ち掛け模様は 男華の菖蒲
側室に成り上がった時
生きるのをやめた
政治の星の字も心得ぬ 丸みの弱い女 ....
雨は成す
雨の景色の成す処まで 見慣れた面食わない 雨の成す午後
雨季の助走かい 気を害すことのない成す雨よ
雨師 複式呼吸かい その前ぶれは 焦らしと異なる きめ細かい心配り
....
想像できる範囲のあらゆる角度で
見たいものだけでいい 見わたす
想像できる範囲のあらゆる角度で
見たいものだけでいい 見わたす
その奥筒抜け視野は 決して詰まらない ....
フローリングに月に一本
小さな指揮棒が落ちている ねこのヒゲ
夜中 寝室にも届かず
爪の研がれた肉球で プチッと抜いて
けなげに一人コンサートを開いている
....
今この瞬間に 寄せ集める手書きのランプ
間接照明の生成りの厚み 手触りに感じる
今この瞬間に 今宵のプロローグかもし出す
飴色姿の影の立体感の揺らめき ブランケット
眠れる波にハン ....
唯一が突き抜ければ
見届けてやりたい
其方が想いでしか届かぬ領域まで
見届けてやりたい
唯一が突き抜ければ
無二に近かれ遠かれ
似た色合いを乗せて ....
こがね色の麦畑に群がる恋心 戯れる
少女を追いかける青年の瞳は 青い
少女が戯れるのは 恋を問えない みつあみ
何が嬉しいのか さやさや揺れる 麦の穂の温もり
何が楽しいのか 微笑む少 ....
客観的なまなざしで見つめてくる
霧に日があたり 乾燥を加えた
チューブから煙を立ち上げ
瞳の笑わない中に 安心感を示し
まなざしを 浴びせてくる 客観的に
同性の皮膚が ....
我を張っている
我を忘れて
集める炎の中心に 焦りに煮た冷や汗
額から離れぬ 汗の辿り 焦げ匂いがする
我を張っている
我を呆けて
ピンポン玉が姿に似合わず 人々の ....
グレイの空が
煌かせた子供の心を集めて
グレイの空が 太陽に呼ばれている
煌かせた無垢の子供が
グレイの空のカーテンを明ける
旅立ちの出迎えにふさわしく
灰色の白黒つかずの動機を孤 ....
丸みを帯びた花びら一枚 好き嫌い 好き嫌い
くびれ撫でる花びら一枚 表の艶 裏のスモーキー 好き嫌い 好き嫌い
女の湿気 外からの単調の雨の音
虚ろな指先で ほのめかす花びら一枚 好 ....
桜の花びらを引く 凧揚げの糸の用に引く
心の写真は カラー、セピア、モノトーン、
そして、
桜の花びらを追うのではなく
ゴールと再開の幕開けの処で 待つ 透明感
まだまだ ....
まっさらな光の空間でも 輝きたい
対極の色彩に支えられるのではなく
白の中でも 極める白さを放ちたい
特殊カメラでも拾えない 光 眩しさを
可能な限り 歯を喰いしばり
結び目まで ....
わびさびに 錆びれなし
本音と建前の前後間 曖昧の魔
されど優しさ
ゆるく遠まわしに投げかける 音霊
時差を踏み 言霊へと じわんっと触れる
古より 和太鼓の鼓動と ....
強靭な歌声に溶け込み 楽器がバックヤードからも響かす
母国語の発音 制限なしに 全世界共鳴の音 夢制限
感じる自由 感嘆の記号の華火
表現の自由 暗証コード斬る アンプラグド
....
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